マッハ!!!!!!

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「マッハ!!!!!」
を観ましたよ。

アクションシーンの興奮と、
ストーリーシーンの間延びが交互に訪れる、
感動的というより、実用的な、
アダルトビデオ的強弱のある映画だったと思います。

アクションシーン以外で印象に残ったのは、

劇中の言語はタイ語だったと思うのですが、
語調がすべて甲高くて、
日常会話も悲鳴も嗚咽もみんな同じに聞こえた。
ということと、

拳銃などの飛び道具を極力使わず、
(中盤に少し出ただけ)
棒や刃物だけで、なるべく主人公の土俵で戦ってやろう
という悪者側の懐の広い姿勢に感心しました。

格闘技ファンなら楽しめる映画だと思います。

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ビッグフィッシュを観た!

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『ビッグフィッシュ』という映画を観たのですよ。

ちょっと前に公開された映画で、CMなども盛んに放映していましたから、
観たという方も大勢いらっしゃるでしょう。

私は劇場で見る機会を逸してしまって、今頃DVDを借りてきての鑑賞とあいなったのですが、
ある意味、それは正解だったと思います。

何故ならば、後半はもう鼻水と涙でグシャグシャになりながら観ていたからです。

あんなもん、劇場で観てたら、相方はともかく赤の他人に泣き面を見られまいとこらえるのに必死になって、素直に物語を染み込ませられずにいられたことでしょう。

それほど、いい映画でした。
 
 
 
具体的にどこがいいかというと、なんというか、

『ステキなウソの伝え方』

に感じ入りました。
 
劇的なことはもちろん、
何気ないことも、
悲しいことや、
残酷な事実まで、

伝え方によって、面白くなったり、救われたりするものなのだということ。
想像力が生み出したやさしいウソは、人を幸せにする力があるのだということ。

それが、表現という創造の意味なのだろう。
ということを感じたのです。
 
 
 
荒唐無稽とも思える物語と、生涯の足跡。
決して触れ合わず、けれども引き合い、温もりを持ち始める終盤は、

胸を締めつけ、
下あごを震わせ、
そりゃあもう、号泣を禁じえませんでしたとも。
 
 
 
前半はやや不安な展開ですが、気長に観ることをオススメします。

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Mr.インクレディブルを観た!

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昔から、「スーパーヒーロー」というものは、一般の市民から隔絶された存在だった。

凶悪な怪獣や巨大なロボットが市民を脅かすと、どこからともなく現れて、それらをなぎ倒し、どこへともなく去ってゆく。

ヒーローは、瞬間的に訪れた「非日常」を、すぐさま「日常」に塗りかえる「非日常」の存在だったと思う。
 
 
 
先日、「Mr.インクレディブル」という映画を観た。

この映画の主人公は、「スーパーヒーロー」を生業とする超人である。
従来のスーパーヒーローのように、非日常から踏み込んでこない超人ではなく、超人という自分の能力を生かした「スーパーヒーロー業」を営む、日常に根ざした超人なのだ。

ある日のこと。

プロ・スーパーヒーローであるボブは、仕事中のトラブルから一般人に怪我を負わせてしまい告訴されてしまう。

誤解や不可抗力による事故だと弁護士を立て、法廷で争うも敗訴。
これまでの功績から実刑はまぬがれるも、裁判所から

「スーパーヒーローを廃業し、一般人として生きること。」

という命令を受けてしまうのだった…。
 
 
 
 
というところから話は始まります。

私個人としての感想というか、いいなあ・・・と思ったところとしましては、
「超人」という、実際にはいない存在の悩みを想像してみようという試みの面白さと、その根底に流れる思いやりとか、優しさとか。

超人だって、結局、人とのツナガリで救われるんだよ。

というメッセージを受け取りました。
 
 
 
もっと細かいところを言うと、ママ(元・イラスティ・ガール)が最高。
敢えて分かりづらく言うけれど、悪者だったキレイなお姉さんに

「あなたの家族は無事よ。」

と言われたパパが、嬉しさのあまりお姉さんを抱きしめたところにママが入ってくる。

「あ…ああ、あなたが彼の奥さん?」

と、まるで不倫相手が開き直ったかのような展開になり、
問答無用でお姉さんにパンチをかますママ。

(抱き合ってたことに怒ったのかな?)

と思いきや、

「それは私が言うセリフよ!」

という場面。
(ちょっとうろ覚えだけど)

ああ、そっちに怒ったんだ。
パパを安心させるのは自分の役割なんだ。
信頼してんだな~。

という感じがにじみ出ていて、大変感動しました。

それからお互いに減らず口を叩きながらも、ピッタリと同じ歩幅で走る二人。
なんかいいよなあ~。
と思いましたよ。

まあ、他にもまだまだ感じ入るところはありましたが、ここだけにしておきます。


全編通して大変面白い映画でした。
CGアニメですが、大人が観ても十分すぎるほど楽しめます。

ちなみに。
私はレンタル店で借りる時に、アニメコーナーに立ち入るのがはばかられて難儀しました。
三十路目前の男が一人でアニメコーナーに立ち入るのは、アダルトコーナーよりも恥ずかしいっての。

ともかく、
是非一度、ご鑑賞くださいませ~。

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ハウルの動く城を見た!

昼間に吹いた強風が、ほの温かい気温をさらっていったかのような夜。
私と相方(彼女)は、映画館の前に立っていた。
「ハウルの動く城」を観るためである。

私は、三度目にして、ようやく得た鑑賞の機会。
まるで、諸葛亮に対し「三顧の礼」を尽くした劉備玄徳のような心持ちで入場した。

しかし、いつも思うのだが、私のよく利用する「109シネマズ」のポップコーンはどうしてこうも美味しいのだろうか。
塩とバターが、たまらない風味をかもし出している。
店員のネーチャンがとっても無愛想なのと、少々コーラが水っぽい事など、気にならないくらいである。
 
  
さて、「ハウルの動く城」。
まあ、ツッコミとか、レビューとかいうと、なんだか偉そうな文章になってしまうので、一言で個人的な感想を申し述べるならば、

「面白かったんだけれども、釈然としない部分が多い作品」

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という印象を受けた。
とにかく、
見ている間、「なんで?」が一つ生まれ、それについて考えているうちに、次の「なんで?」が生まれ、終幕まで「なんで?」「なんで?」が積み重なり、「おわり」の字が出た時に、山積みになった「なんで?」が、「ま、いいか。」というシコリになった。
という感じ。

多分、それぞれに
「だから、こうしなければならなかったんだ。」
という動機があったのでしょうが、それらをいちいち説明していると全体のリズムが悪くなるので、その辺は映像の楽しさでカバーして、映像娯楽作品に仕上げてみました。

という感じではないかと・・。

思うのですが。
 
 
鑑賞後の、
「とても面白かった。」
という相方と、
「イマイチ釈然としない」
という私との温度差を埋めるべく開催された検討会は楽しかったです。
(どういう感想だよ・・)

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ハウルの動く城は、速かった。

昨日は、11月22日。
「イイ(11)夫婦(22)の日」で、映画館は入場料が終日、夫婦、カップルならば一人1,000円だったのである。

その事を夕方頃聞きつけた私は、喜び勇んで相方に電話をかけた。

プルルルルル・・ブッ
「・・はい。」
何故か不機嫌そうな相方。
「あ、あのさ・・今、電話いい?」
さきほどまでの高揚が一気に冷める私。
「いいけど。」
怖い。
不機嫌な時の相方ほど怖いものは無い。
思わず、電話を置いて立ち去ってしまいたくなる衝動に耐えつつ、話を続ける。

「今日さー。『いい夫婦の日』だかで、映画が安いんだって。行ってみない?」
おずおずと聞く。

「いいけど、

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「・・うん。まあ、無理だとは思うんだけどね。」
もう、帰りたい(どこへ?)。
「無理。」
「だね・・。まあ、んで、また電話するわ・・。」
そそくさと電話を切ろうとする私。
「まあ、そう言うな。時間があるなら、お茶でも飲みに行こうじゃないか。」
「・・んで、一応映画館の方に回ってもいい?」
お母さんに必死に食い下がる子供のように懇願する私。
「ああ、はいはい。分かった分かった。ハウルが観たいキミの情熱がよく分かった。」
 
 
 
というわけで、我々は近所の映画館に足を運んだ。
狙いは「レイトショー」である。
21時半から始まる回ならば、いかに人気映画で、いかにいい夫婦の日とは言え、ペアシートの一つくらいは開いているだろう・・という算段が私の中にあった。
宮崎駿監督のアニメ映画を劇場で観るのが初めての私は、
「多少混んでいても観てやる!」
といういつもなら絶対に抱かないような気迫が全身にみなぎっていた。

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今回分のレイトショーは余裕で売り切れており、チケットの先行販売に並ぶ人々(カップル含有率80%)が長蛇の列を形成していた。

落胆する私。
「まあ、そうだろうね。気を落とすな。」
といつものように沈着冷静に慰めつつ、
「あ、ホラ。インターネットでのチケット先行販売やってるってよ。後で覗いてみ。」
などと、今後の方策を検討してくれた。

帰宅してから、私はさっそくその映画館のサイトにアクセスを試みた。

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ハウルの動く城は、私の予想より遥かに移動速度が速かった・・。

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スウィングガールズを観た!

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映画「スウィングガールズ」を観た。

山形の女子高校生(+1)が、ひょんな事からビッグバンドジャズを始めるという物語なのだが、コレが非常に面白かった。

出演者の娘らは、実際に演奏しているらしい。
今でもあちらこちらでライブをやっているそうである。

あれだけ弾けるようになるには、相当の練習の積み重ねが必要だったはずであり、演奏も実に素晴らしいものだった。
そりゃあ、実際やっている人などから見れば、
「なんでえ、あの程度のレベルかあ。」と言われるかも知れませんが、シロウトの私には、大変楽しめて、鳥肌が立ちっぱなしの演奏でした。

私にとって、楽器というものは永遠の憧れであり、楽器を意のままに弾ける人というのは無条件での尊敬の的なのである。

この映画を観て、本当に羨ましい・・と思わされた。
楽器や歌を持って、人とひとつになるというのは、ものすごい一体感というか、統一感というか、そんなものがあるのではないかと思う。
それは、どんな快感なのかは想像しか出来ないが、きっと、とてつもなく大きなものなのだろう。
ある意味、セックスなどよりもイイのかも知れない。
(少なくとも、耳に聴こえるカタチで気持ちが一つになれるという意味では・・。)

残念ながら、私にはあまり音楽的センスが無いようなので、その快感を味わう事は出来そうにもありませんが・・。


23時半に観終わって、0時20分に帰宅し、それでも興奮冷めやらず、思わず描いてしまったのが上の絵です。
素晴らしい映画でした。

人間には2種類ある。
スウィングする人間と、そうでない人間だ!

(すっかり染まっている。)

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漢(おとこ)なら

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ああ、観たとも。
「ラストサムライ」。

サムライはカッコイイ。
日本人の血が騒ぐ。

でも、信条や、矜持のために死ぬというのはどうだろう?と思ってしまう。
謗りを投げつけられようが、後ろ指指されようが、汚れても、惨めでも、自分の出来る事を懸命にやり、死ぬまで生きる人間の方がずっとカッコイイと思う。

そんなことを考えながらも、「ラストサムライ」劇中、サムライ達の美学を貫いた最期には感涙してたりする。

結局のところ、「美学」を持って生きる人間は美しいという事なのだろう。

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ハリーポッターよりも驚いたのは

私は映画が好きなのです。

どのくらい好きかというと、映画館には観に行かず、DVDが出るのを待って、しかもかなり気が向いた時に借りてきて、「観るのめんどくせえなあ・・。」とブツブツ文句言いながら寝転がって観て、映画が終わってスタッフロールになったらさっさと消して、「ああ・・疲れた。でも面白かった。」というくらい好きなのです。

全体には非常に「嫌いなんじゃないか?」という雰囲気が付きまといますが、最終的に「でも面白かった。」と言っている以上「好き」なのです。

んで、映画館には滅多に行かないこの私が、昨日はどう言うワケか劇場に足を運んでしまいました。
「ハリーポッター~アズカバンの囚人」を観るためです。

前作、前々作はDVDで観たのですがね。
姉が「一緒に行かない?」と誘ってくれたので、じゃあ、行こうかな・・とノコノコついていったわけなのです。

会場に入って、映画の前にCMやら注意事項やらが上映されているんですけど、その時点で

「・・音、デカイなあ・・」

と思っていたのですが。

これから上映される映画の予告編に入って、また一段と音が大きくなった。

「うひい~・・これは・・カンベンして欲しいなあ~」

早くも泣き言を漏らす私。


本編開始直前。
画面に「5.1chドルビーサラウンド」と写るや否や

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明らかに私の鼓膜を壊しに来ているとしか思えない大音響。
空気中を疾る音の振動に押し潰されそうな感覚。
「うるさい」を通り越して「痛い」と思うほどの音波に撃ち付けられた。

きっと、会場に入っているほかの人もこの大音響に驚いているに違いない・・と、それとなく周りを見てみたが、みんな涼しい顔で鑑賞している。
うそ!?
変な汗が出ているのは俺だけ!?
あんた達、絶対おかしいよ!
と、心の中で理不尽な非難を浴びせ掛けてやった。

しかしこれから、約2時間コレを聞くのか・・と思うと暗澹たる気分になったが、いざ本編が始まると内容が面白くてそれどころでなくなったのが今考えると悔しい。

まあ、ハーマイオニーの叫び声だけがマンドレイクのそれに聞こえるほどだったが、良しとしよう。


映画が終わって、会場を出てきたら売店があり、そこにハリーポッターグッズが並べられていた。
良く観ると、売り物ではないと思うのだけど「ホウキ」が並べてあった。

すかさず姉に

「姉さんよ。ホウキ売ってるぞ。アレ買ったら飛べるんでねえかな。」
と言ったら、

「ああ、じゃあトシさんそれで帰って。わたし車で帰るから。」
と言われた。


・・・

あまりにもヒドイ姉の一言に酷く傷つき、ホグワーツに入学出来なかったわが身を恨んだ事は言うまでも無い。

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少林サッカー観た!

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テレビでやっていた「少林サッカー」を観た。
劇場に観に行こうかと思うほど(行けば良かった)観たい映画だったので、とても楽しみにしていたのだ。
感想は・・

期待以上でした!

うはははははははは!!!
ああいうとことんまで馬鹿馬鹿しい映画は大好きです。

サッカーらしいやり取りはほとんど無く、かといって少林寺拳法もそんなに出てこないという。
前半の、主人公チームの人たちのヘタレぶりも、中国っぽくて非常に分かりやすくて良い。
いちいち細部が安っぽいんだけど、それがまた妙な味になっていて、かなりツボにはまりました。

馬鹿馬鹿しくて、いっそすがすがしい。
後味のスッキリした映画だったと思います。

・・まあ、「あー、おかしかった。」で終わってしまいますが。
個人的には大いに結構だと思いますね。


あと、ヒロイン(?)のムイ役:ヴィッキー・チャオさん。
個人的にいいなあ~と思います。

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饅頭屋の時の方が絶対イイと思うのですが。(笑)

全体に、次はこうなるんだろうなあ・・というのが分かってしまうのですが、勢いで見せてしまうという。
今、知ったのですが、監督は主役のチャウ・シンチーという人なのですね。

「少林サッカー2」も作るとの事なので、今度は是非、映画館まで観に行きたいと思います。

ああ、面白かった。

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