※え~、今回は文章長いです。
しかも、絵も入れてません。
読むのが面倒という方は、明日以降の通常営業をお楽しみに。
まずはこちら。
迎賓館裏口さんの10月4日記事を読んでください。
柊さんは、今までいろんなサイトを看取ってきたんでしょうね。
そのパターンから行くと、私は「閉鎖する」タイプとのことらしい。
柊さん、
さすがです。
その通りです…!!!
物事には必ず始まりがあり、終わりがある。
いろいろな時期もあいまって、
自分が「言戯」を止める時って、いつだろう?
と考えることがよくある。
今のところ、考えられるのは3つ。
① 現相方と決定的不和になり、別離した時。
こりゃあ閉鎖だろうなあ…。
だって、約700ある記事のほとんどが相方がらみだし、
相方ネタ以外にも描けない事はないけれど、
うそ寒い記事になることは目に見えてるし…。
どちらにしても描かなくなって、すべてを投げ打って
再びパチンコ屋の穴倉に入り浸る生活に戻るでしょう。
パチンコ屋さんは、現実を見たくない人間には
たまらなくやさしい空間だから…。
(財布には容赦ねえけどな。)
② 相方と首尾よく一緒になった時。
一番シヤワセな時に、
「それでは皆さん、ごきげんよう!」
といったカンジにハッピーエンドで終わらせる…
というのも考えてたりします。
まあ、単純に、結婚生活をしながらモノ描きなんて出来んのか?
という不安もあるし。
③ 私が死んだ時。
もう、物理的に更新不能ですね。
でも、これが一番理想かもしれない。
死ぬまで日記を描き続ける。
爺さんになっても描き続ける。
20××年の日本。
サチ婆さんは活発に毎日街をシャクシャク歩いていて、
地元の老人会との付き合いもそつなくこなしてる。
トシ爺さんは歩くのが遅いからサチ婆さんに余されて、
しかたなく日がな部屋に閉じこもって絵を描いてるか、
近所のゲームセンターのメダルゲームをゆるゆると楽しんでいる。
部屋からあまり出ていないハズなのに、
なぜか家庭内の出来事に精通していて、
「言戯~15巻~」
に書き綴るという。
家族や親類に
「トシ爺さんの前で何かすると、描かれるよ!」
とか言われたり。
「トシ爺!サイトにあることないこと描くの止めてくれよ!」
とか言われて、
「なんじゃ、無いことは描いとらんぞ。あった事をちょっと脚色しとるだけじゃ。ふぉほほ…。」
「あんましヒドイとサチ婆に言いつけるよ!」
「あ…それだけはカンベンしてくれんかのう。サチの脇突きは若い頃から衰えとらんで、老体には応えるんじゃ…。」
というやり取りがあったり。
そんなある日のこと。
いつものように散歩から帰ってきてパソコンの電源を入れる
インドア爺さんトシ。
ポケットから取り出したメモ帳には、
本人だけがギリギリ解読できる文字でネタが羅列されている。
「近所のコンビニの店員さんは日本人とブラジルのハーフなんじゃが今時珍しい純朴な娘さんで、おつりをくれる時に『おじいちゃん、気をつけてね。』と声をかけてくれるんじゃ。わしゃあの娘さんに恋焦がれとる。もちろん、遠くから眺めとるだけじゃがのう。ワシってはシャイシャイ・ジイ!」
という本文を書き、
さて、絵を描こうかとペンタブレットを持ったその時。
「ん…むう…。」
近頃多くなった不整脈を感じて動きをとめる。
今回のは…ちょっとひどいのう…。
ぱくん…ぱく・・
(え?止まっ…?ま、待ってくれ…せめてあのお姉ちゃんのたわわな胸を描くまで…)
カラカラカラ~・・・
転がるペンタブレット。
パソコンの前、タブレットボードにゆっくりと突っ伏す。
俯瞰から写すカメラがゆっくりと上昇して、
やがてホワイトアウトしてゆく。
こうして、
「言戯」終了。
これが理想の終わり方かなあ~。
多分、最期の方はもう読者なんてほとんどいなくて、
一日20人くらいのオールドファン(しかも全員顔見知り)に向けて
ブツブツと発信しているというね。
陰では、
「トシ爺さんは昔ね、日記でちょっともてはやされた時期があったのよ。きっとあれが忘れられないのね。だから、描かせてあげなさい。」
とかちょっと憐れまれたりして。
弔文は最期の記事、
「コンビニのハーフのお姉ちゃん」に
コメントが3つ、トラックバックが1。
以上。みたいな。
そうなれれば最高だな。
ブログに限らず、個人のHPというものは、
いつ始めて、何を描き、
いつ止めるかなんてことは作者の自由ではあるのだけれど、
サイトを止めるというのは私にとって非常に難しいことではある。
止めてもまたむくむくと描きたくなるし、
こっそりと移転して、名前や何かをすっかり変えても
絵柄ですぐにバレちゃうし。
実は、以前に一度ブログを閉鎖しているんですけどね。
別に荒れたとかそういうんじゃなく、
ある事に絶望して、心がすっかり黒く染まってしまって、
そんな気持ちの亀裂からブリブリとひりだされるヘドロのような
言葉しか書けなくなった時期があって。
そんな自分がイヤでイヤで仕方なくて、
発作的に「ブログの削除」を断行したという。
そんな前科があるから、
柊さんのおっしゃる
「寿さんは閉鎖するタイプかも知れない。」
という考察は、正解だと思います。
今のこのサイトは。
そう簡単に止めるわけにはいかないだろうな…
と思っていますよ。
色々な本に、かなり大々的に紹介されているというのもありますし、
一日に約1万回クリックしてくださる
読者さんがたも決して無視は出来ないし。
それらはもちろん、強制ではないし、
こちらが勝手に感じている責任ではあるのですがね。
それも、
「描きたい!」
という欲求を正当化するための「責任」という面もあるし。
とりあえず、
今のところは相方との仲もそう悪くはないので、
「別離で閉鎖」は無いと思います。
これからも、日常のお日様から光合成してネタを作る
このサイトを、野の花のように愛でていただければな…
と思います。
窯焚きしてまして、いっそう長い秋の夜に、
長い長いつぶやきをしてしまいました。
お付き合いくださった方、どうもありがとうございました。
(推敲もあまりせず、酔っ払って書いてますので文章的におかしい部分があるかもしれません。ご了承ください。)