絵描きの誉れ

先日、制作に参加させていただいた
私の住む街の書店で見かけられるようになった。
なにげなく立ち寄った書店で、
突然自分の描いたものが目に飛び込んでくるというのは、
けっこうビックリします。
しかし、
そうやって自分の絵が全国に流通しているというのは、
とんでもなくキモチイイことでもあったり。
それは、絵描きの誉れだったり。
でっへへ。
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先日、制作に参加させていただいた
私の住む街の書店で見かけられるようになった。
なにげなく立ち寄った書店で、
突然自分の描いたものが目に飛び込んでくるというのは、
けっこうビックリします。
しかし、
そうやって自分の絵が全国に流通しているというのは、
とんでもなくキモチイイことでもあったり。
それは、絵描きの誉れだったり。
でっへへ。
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東京からの電話ということもあり、
あまり待たせちゃイカンと急いだのは当然なのだけれど、
日頃の運動不足がたたってか、すぐさまあがる息に、
必要以上の
「急ぎました感」
が出てしまった模様。
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「言戯うっかり防止隊」!
本日12月16日は、宝島社発行、
の発売日です!
こちらの本は、
「その年、頭角を現したブログ」
に限定して選んでいるというのが大きな特徴で、
結果、
「秀逸一般ブロガーの新しい波」
を分かりやすく見ることが出来ます。
その証拠に、
昨年ランクインしたブログは、一つたりとも入っておりません。
そして例年どおり引き続き、
元が有名人だから有名なブログというものを敢えて外しています。
(例外もありますが、それは読めば納得です。)
飽くまでも内容、作者の発想力重視。
読めば、何故選ばれたのか、
思わず納得の優秀ブログ揃いです。
そして、選者のハイセンスな選定眼、
ユーモラスでよく伝わる紹介文は、読み物としても楽しめます。
なにより、
作り手のブログ文化を丁寧に育てていこうという真摯な姿勢。
それは、編集者自信がブログを開設し、
実際に丸一年更新し続けているという事実が、
雄弁に物語っております。
毎年、この本がコンスタントに発売され、
「このブログがすごい!」
に載ることがブロガーにとってのステイタスというか、
目標になったらすばらしいことだと思います。
今年はワタクシもスタッフとして参加しておりますので、
書籍のそこかしこに絵が使われております。
それも踏まえて、
ぜひ、ご購入いただければさいわいです。
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12月16日発売の「このブログがすごい!2006」制作に、
イラスト担当として参加しましたよ~。
お話があったのは11月の初旬。
編集主幹のオカベさんから依頼打診をいただきました。
「このブログがすごい!」
といえば、去年、初めてウチのサイトが紹介された書籍。
あの頃は掲載されるというそれだけで舞い上がるような気持ちだったのに、あれからたった一年で、今年は外部スタッフとして制作に参加することになろうとは…月日の流れというか、縁の流れの不思議さに、感慨を深くしたのだった。
さっそく翌日から、
オカベさんと電話やメールでの打ち合わせが始まった。
テーマは、
「一目で『コレがブログの面白みだ!』と訴えかけるもの。」
仕事の流れとして、
始めにラフを提出し、大体の方向性を決める。
言ってしまえばこのラフが仕事のほとんどであり、
「創意」が決まってしまえば案外作業は早い。
しかし、今回の仕事はその「創意」がなかなか決まらなかった。
私の絵は技術ウンヌンよりも表現の面白みと躍動感が売りなので、
それらを生かして目を引き、なおかつ万人に意味を伝え、興味を抱かせなければならない。
表紙というのは、その本を手にとってもらえるかもらえないかの瀬戸際であり、書籍の最前線なのだと思う。
いつもだと主線まで引いてラフ提出しているのですが、
なかなかに決まらない上に時間がかかってしまうので、
今回は下書きでのラフ連発となった。
来る日も来る日もメール、電話、ラフ。
まさに「ああでもないこうでもない…。」の繰り返し。
いつもの「言戯」イラストはまったく一人の仕事だし、
その他の仕事絵も、担当の方と2~3やり取りをして決まってしまうパターンがほとんどだったので、これだけ多くの意見をぶつけ合ったのは初めてだった。
妥協を許さないオカベさんに、
(ああ、これが本を作る凄みなのだな・・。)
と感心し、それを求められている自分が誇りに思え、嬉しかった。
非常に貴重な経験を積んでいるという手ごたえ、実感がある。
ちなみに、
「表紙の驚いている人のところには、寿さんと相方さんを持ってきましょう!」
というアイディアはオカベさんのものである。
私と相方を知ってる人なんて、『言戯』の読者さんくらいのマイナーキャラなのに、いいのだろうか…?
と、かえってこちらの方が気を使ってしまった。
とにかくラフが決まった。
あとは作業だけである。
今回の仕事は2/3を過ぎたな~…。
…と思ったその時。
「ひとつ、思いついたのですが…」
と、オカベさんの一言。
「表紙を開いたところに『本トビラ』というところがあるんですけど、ここにもモノクロのイラスト入れてみましょう!」
ということになった。
けっこう、有無を言わさぬ勢いだった。(笑)
んもう、オカベさんたら、ゴ・ウ・イ・ン。
ちなみに、『本トビラ』というのは表紙をめくってすぐのページ。
そこに表紙の続き、「オチ」を入れようというアイディアである。
んん!
なるほど、それは面白い。
あれだけ手こずった創意も、
根っこが決まると意外に後は楽なもので、
私もノリノリで承諾した。
その日のうちに表紙をアップ、納品。
翌日に「本トビラ」イラストを納品した。
ともあれ、終わった~…。
と肩の荷に手をかけたその時。
再びオカベさんからメールが。
「裏表紙にカラーイラストを追加して、さらに章ごとのトビラにもモノクロイラストを追加してみませんか!?」
という。
メールの文面からほくそ笑むオカベさんの顔が見えるようだった。
要するに、表紙から裏表紙にかけて、
ネコとネズミが大暴れする本にすると、きっと面白いでしょう!!
ということである。
(いや~…このヒト、本作るの楽しくて仕方が無いんだろうなあ~…)
と苦笑いしつつ、
もちろん私も楽しくなってしまって、
自分の中に生まれたネコとネズミ(密かにジェムとトリーと名づけた)を、本の中に放してやることにしたのだった。
そうして、すべての納品が終わった。
当初、「表紙イラスト1点」という注文は、
お茶目な編集者とノンキなイラストレーターの化学変化により
カラーイラスト2点、モノクロイラスト5点となった。
図らずも書籍丸ごと一冊分のイラストを担当出来たというのは
自分のなかでもかなり貴重で楽しい経験だったし、
実績という自信にもつながりました。
宝島社さんありがとう!
オカベさんありがとうございました!
出来ればまたイラストのご用命がありましたらお声掛け下さい!
(↑営業)
というわけで、
ネコとネズミが暴れまわる
(私と相方もちょこっと出てる)
「このブログがすごい!2006」!
12月16日発売です!
是非是非書店で手にとって、最寄のレジまでご同伴くださいませ~。
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当サイト「言戯」が、
エッセイとして雑誌に掲載されることになりました~。
本日(11月18日)発売の、
ソフトバンク・クリエイティブ株式会社発刊
インターネットエンターテイメント情報誌
の、付録小冊子「らぶろぐ」にて、
「相方の話」カテゴリより数話抜粋、
一挙18ページにわたり掲載されております。
いや~、しかし、
発売前に見本誌をいただいたのですが、
こうやって印刷に載っかると、
過去の記事はあまり読み返さないということもあってか、
描いた先から忘れているからなのか、
やたら新鮮に映って、こう言っちゃあアレですが、
私の記事もなかなか魅せるというか、
まるで他人事のように面白いなあ~というか・・・
(取りとめない文章)
ひとつハッキリしたのは、
自分の描いたもので本気の大笑いが出来るのは、
世界広しといえども私ぐらいなものだろう・・・ということですね。
まさに、果てしなき自画自賛の世界と言えなくもない。
手にとれば、本表紙の次くらいに目に入るところですので、
是非是非手にとって、最寄のレジまで同伴くださいませ。
手にとって、戻しちゃいやん。
ですわよ。
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業務連絡~。
先日納品したイラストの入っている小冊子。
その完成版が届きました。
某旅行会社の添乗員さんが常に携行する、
「添乗員心得」
を、分かりやすく図案化したものだったのですけれど、
完成したものを見て思わずつぶやいてしまいましたね。
も、もちろん、反省点とか、今度はここをこうしたほうが面白いかもな・・。
とかいうところはありますが、お金をもらうに見合った仕事が出来たと自分で思えたので、
ほっと一安心しました次第です。
私は褒められて伸びるタイプなので、
ヒトに褒めてもらいつつ、自分でも自分をベタベタに褒めます。
そういう人間なので、ある程度の(まさに)自画自賛は目をつぶってやってください…!
N田さま、Tさま、経験を積ませていただき、ありがとうございました。
東京の広告代理店さま、某旅行会社さまも、使っていただいて誠にありがとうございました。
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物事というものは、えてしてそういうものであるように、色々なものが寄り集まって大挙してくる。
良しにつけ悪しきにつけそういうものなのかもしれない。
先日のこと。
対処しきれないような「大挙」とまではいかなかったものの、「プチ大挙」と言えるような日々があった。
それは一通のメールから始まった。
「はじめまして。私は東京の広告代理店、制作部に勤めているN田と申します。いつもブログを楽しみに見させていただいております。今度、取引先の旅行会社で使う小冊子を作るのですが、その冊子のなかのイラストを寿さんにお願いしたいのです。いかがでしょうか?」
もちろん、実際の文面は丁寧で誠実なものでした。
丸写しするわけにはいきませんので、要約するとこういう話だった。
当然のように二つ返事、いや、二十四つ返事くらいで請け負う旨を記したメールを返信する私。
すると、数時間後にまたメールが入る。
「ありがとうございます!今回の依頼主は…
驚倒。
●●●●社といえば、全国的に有名な旅行会社ではありませんか。
狼狽というよりも、喜悦による武者震いを覚えた。
面白ろすぎる!
仕事の内容はこうである。
冊子内の文章を具体的に想起させるようなイラストを描く。
カット数は十数点。
制作期間は4日。
メールによる数回の打ち合わせののち、その冊子のモデルと指示書が送られてきた。
指示書にはこう書かれている。
「絵にせりふがあってもなくてもいいです。寿様の感性に委ねます。」
しかし、いつもありがたいなと思うのは、絵の仕事を下さる方々は皆さん私の絵柄を尊重してくださるということ。
そして、依頼主はかなりデカイところが多い。
駆け出しのイラストレーターとしては、本当に恵まれているなと思う。
そんな感謝を噛み締めつつ、制作を開始しただった。
冊子まるごとイラストおまかせということで、十数点。
4日で仕上げるとなると結構大変かもしれない。
今までそういう仕事はしていないのでなんともいえないが、いつもの「言戯イラスト」レベルでも、一枚1~2時間はかかる。(四コマでね。)
仕事絵となれば、どうしてもそれ以上はかかるだろう。
しかも、細かい指示があるわけではないので、アイディアから練らなければならないのだ。
とにもかくにも、指示通りの解像度、ピクセル数倍化キャンパスに下書きを始めた。
朝の空気はすがすがしく、窓の外はセミの鳴き声で埋め尽くされている。
パソコンが熱を持つのを防ぐため回した扇風機が、低くうなっている。
作業を始めてしばらく。
いよいよ脳みそが描画モードに入り始めたその時だった。
フィンフォン♪
メールの着信音。
N田さんからの連絡かな?
と思い、受信トレイを開く。
2通入っている。
両方とも出版社からだった。
一通は、書籍に掲載するための取材依頼。
もう一通は、当ブログ「言戯」を、●●●して●●させてほしいというもの。
(詳細は後日。)
「なぬ~!?」
なんで、こうも忙しい時を狙い済ましたかのように来るかな!
しかも、同時にくるとは・・・。
絵も急ぐが取材も気になるし、とにかく返信しないと先方にも迷惑だろうとメールを打つ。
そうしている間に、知り合いやらなにやらのメールがどんどんどんどん・・・
きゃ~~!!
なんでこうも重なるのだ!!?
とにかく次々に迫りくるいろいろにさまざま対処しつつ、超絶集中モード全開で作画に対応に励んだのだった。
気がつけば、目の前のパソコンには最後の一枚が完成している。
とりわけ急いだわけでもなく、しっかり食べてしっかり寝て、しっかりブログの更新までこなし、
4日という製作期間を一日余して完成。
我ながら、
(ようやるわ…)
と感心したことは言うまでもない。
できた品物データをさっそく担当のN田様、T様にメール添付にて発送する。
インターネットの普及は、本当に絵描きにとってありがたいことばかりだとしみじみ思う。
資料集めにも大いに役立つし、住む地域に関係なく平等に発表の場を与えられ、評価してくれる人がいて、宮城の山奥にいても、こうして首都圏の仕事がもらえ、一瞬で発送もできる。
本当にありがたい時代に生まれたと思った。
今回の品物(イラスト)は、もちろん現段階でのありったけをぶつけたが、やはり描いているうちに上達する部分もあり、それが初期(といっても数枚前のものだが)の絵に不安を覚えさせることもある。
技術というものはすべからく、
「これでいい」ということはないのだろう。
そんなこんなで
どうなることかと思ってたのですが、つい先日N田様より
「クライアントより『問題なし』の答えが来ました!一発OKです!」
という連絡をいただいた。
なんと、リテイクなしでの一発納品。
ほっと一安心がにじみ消え、かわりに湧き上がる「獲った!」という充実感。
尽力いただいたN田様、T様には、ひたすら大感謝です。
ありがとうございました。
とっちらかった、混沌の数日間も終わってみれば面白き日々。
またひとつ。
自分の周りが少しずつ賑やかになってきました。
これからまだまだ色々と面白いことが起きてくるような気がします。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」。
これからも、淡々と描き続けますので、皆様、どうかひとつ。
よろしくお願いいたします。
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あれからも、毎日試行錯誤を繰り返しています。
田舎パン作り。
なんとか格好もついてきたので、こないだ相方にも味見を渡しました。
その時の模様は次回あたりに描くとして、現時点の寿風カンパーニュの具合はこんな感じ。
今日はあいにくの天気なので、厨房で撮りました。
背景が寒々しいのはカンベン。
そろそろ、包装方法やらロゴやら工房の名前やらを考えないとなあ~。
というところ。
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前日の反省点と、書籍からの情報を紡いでの石窯パン作り実践。
今回は割と上手くいきました。
なんというか、「叩き台」が出来たという感じ。
もともと、全粒粉と強力粉、それに天然酵母その他ちょびちょびという大雑把かつ簡単な作りのパンなのですが、そこはさすがに石窯の成せる業というか、燻製のような風味が加わってンマイこと。
モチモチムッチリを硬い皮で固めたようなズッシリパン。
噛めばかむほど全粒粉の酸味が鼻に抜け、のどの奥に甘みが染み出します。
アゴは疲れるけど、こんだけ噛むと、きっと頭が良くなるに違いない。
ボケ防止にも一役買うかも。
これから微調整やら敬意観察などを経て、製品版に持ってゆきます。
こうご期待。
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パン作りは多くの場合、酵母を使う。
酵母というのは言わずもがな、生き物なんですね。
ものの本によると、
「酵母と語り合うように、接してくださいね。」
と書いてあるし、ましたさんのコメントにも、
パンも愛情でおいしくなるんです(友達のパン屋にパン作りのコツを聞いたら言われました)
とある。
つまり、アレか。
そういうことか。
酵母に愛を語りながら作りなさいということなんですね。
そういうことでしょう。
ラブ~でスウィ~トなトークをスプラッシュさせよということなのでしょう。
すなわち。
うっふっふ。
早くもパン作りの深奥にたどり着いたような予感がしますよ。
今日からは、
このように、バックンバックンと愛情をだだ漏れにしながら励みたいと思います。
クープ(切れ目)からニョロニョロと出るくらい、注入します。
マイラブ。
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