ヤバイは案外楽しいかも。

「ヤバイ」
という言葉の新しい用法を、実際に使うべきところで使ってみたのですよ。
つまり、今までの「危機表現」ではなくて、「感嘆表現」の「ヤバイ」です。
いわゆる若者言葉という枠を取っ払って、素肌のままの「とても」がわりの「ヤバイ」は、実際に口に出してみると大変面白いものだと感じちゃったんです。
何故ならば、この「ヤバイ」の使い方は、大半が肯定の意味だからなんですよ。
裏返しの機微が感じられて嬉しい。
語感も、コロコロと小気味よく転がって、テンポが楽しい。
危機感を禁じえないほどの感嘆。
新しい組み合わせだと思う。
たとえば、
「このシウマイ、ヤバくね?」
という表現も、要するに
「このシウマイ、食べ過ぎることが危ぶまれるくらい美味しくない?」
という意味を、余計な言葉から必要な言葉まですっ飛ばして、「ヤバイ」に凝縮させてしまっている。
これってある意味の洗練と言えません?
世間的にはあまり歓迎されていない現状は、もしかするとやや直感的に過ぎてたり、何でもかんでも「ヤバイ」で済ましてしまう一部の人の語彙の狭さから反感を抱かれてしまってるのかもしれない。
もしも、何かにはばかられて「ヤバイ」を使ったこともなくケシカラン類に入れちゃってる方。
ためしに一度、感嘆としての「ヤバイ」を使ってみてはいかがでしょう。
意外に楽しい言葉の弾みが見えるかもしれませんよ。
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コメント
ヤバイは、本当に正当な使い方だとヤバイんだと思います。いままであまり使ったことのない人に有効なんじゃないかな?
ヤバイイメージはなくて、肯定的なイメージをちょっと、野性的に表現したカンジ~???
投稿: じゃこ | 2005/07/26 01:15
んををっ、プロフィールがお2人セットになってるっ。これってなまらヤバくねー?
・・・・・・寿さんの身体の振動が・・・・・・ヤバくないっすか(笑)
今のヤバイは好きじゃないけど、「意外」を「以外」と書くのはもっと好きじゃないワタクシメであります。
投稿: RYO | 2005/07/26 03:57
はじめまして。初めて投稿します。
毎日読ませてもらってます。
たまたま自分のブログでも、「やばい」の話をしてましたので、よければ訪れてみてください。
http://to-rudays.blogzine.jp/mya/2005/07/post_7641.html
投稿: とーる | 2005/07/26 09:35
>じゃこ さん
ワイルドな感じ~?
>RYO さん」
・・・あ、まあ、見方によってはヤバイか・・・?
そうかあ。
そうだなあ。
ちかぢか変えましょうかね。
>とーる さん
記事読みましたよ~。
やり取りが笑えました。
投稿: 管理人@寿 | 2005/07/26 10:28
3コマ目の寿さんの表情が可愛すぎてヤバいですね。
この顔でいけば保母さんもクラッとくること請け合いです!(^^)b
投稿: 彩子 | 2005/07/26 21:32
ママママジデ~!?
イケるかなあ!?
イケるかなあ!?
よよよよよおおおし!
もっと磨きをかけて~!
クリッ☆
磨きをかけて~!
クリッ☆
投稿: 管理人@寿 | 2005/07/27 08:46
初めまして。この用法、十分に 「あり」 だと思います。
私は、他人に物を贈る際の 「つまらないものですが・・・」 を想起します。
これは、「あなたのような素晴らしい方には、どんな高価な物も釣り合いませんが・・・」 という言外の意味をもつわけです。
「やばい」 は、このシチュエーションとは逆で、「俺みたいな者には釣り合わない。危険なほど素晴らしすぎるぜ!」 という意味合いなんでしょうね。
この 「均衡/不均衡感覚」 は、ある意味、日本語の伝統的なコンセプトでしょう。
この 「やばさ」 を乗り越えてこそ、人は成長し、新しい均衡を得るのでありましょうから。これを 「やばやば弁証法」 と名付けたいと思います。
投稿: tak | 2005/07/28 14:49