交わることのない美しさ。
日付も変わった午前1時。
仙台を代表する歓楽街、国分町にいた。
と言っても、別に酒を飲んでいるわけでも風俗に行ったわけでもなく(そういやあ風俗って一回も行ったことないなあ。)、会社の仕事が長引いて、終電も無くなってしまった相方を迎えにゆく道すがら通りかかっただけなのだが。
ごくごく稀に、こうやって深夜の歓楽街を見る機会に恵まれることがある。
ネオンの明かりは健気なほどに煌々と、夜の闇を拒否しているようだ。
そして、そこで働く女性のきらびやかな美しさには、毎回嘆息させられる。
スキの無い動作、戦闘服に身を固めている。
男の私などには想像もつかないほど、あのいでたち、居振る舞いには工夫や修練や経験が忍ばされているのだろう。
しなやかな緊張感がみなぎっている。
その姿を遠目に見るのが好きだ。
ギラギラと眩しいものを、遠くで目を細めて観る楽しみ。
おそらく、私のこれからとは、交わることはないであろう世界の住人。
向こうからこちらは見えづらいと思うが、
こちらからはよく見える。
覗き見のような、やや趣味の悪い密かな楽しみと言える。
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コメント
>そういやあ風俗って一回も行ったことないなあ
という、発言は・・・
相方さんに対して…
「ボクは、ずぅぅぅぅぅっと君一筋だよ」というノロケですか?
ましたの深読みですか・・・そうですか・・・
夜の華の皆さんの服は
本当に戦闘服ですよね!気合の入り方に感動します
投稿: ました | 2005/06/26 10:43
私も遠くから見るほうが好きですね。
ひとたび、その戦闘服で迫られると、逃げ出したくなります。
昔、Mr.BIGのコンサートが仙台であって、終了した時には電車も無く・・・
24H営業のファミレス探し回った時に、ブンチョに迷い込み、戦闘服に囲まれたことがありました。横にかわすことも、退くことも出来ず、一瞬呆然とした思い出が・・・・それいらい、夜のブンチョは怖くて歩けないっす(TT)
投稿: 元気 | 2005/06/26 17:24
分かりますよー。その気持ち。
同じく遠くから眺める分には良いのですが…
いざ近づいて来られると…
如何にして退避するかという事に、全神経を集中し、溶けた脳ミソを掻き混ぜならタイミングを計ったりしてます(笑)
投稿: 鳴神 | 2005/06/26 19:56
寿さん!その
>ギラギラと眩しいものを、遠くで目を細めて観る楽しみ。
を少しでも体感できるモードがCell_雀に加わりましたよ!
冴子先生が(ちょこっと)ヌギヌギする恋愛SLGモードの「冴子先生とトキメキ☆モード」を搭載です!
ぜひぜひ!お試しください!
http://home.att.ne.jp/zeta/gen/celljong
投稿: 武藤 | 2005/06/27 01:00
>ましたさん
>「ボクは、ずぅぅぅぅぅっと君一筋だよ」というノロケですか?
まあ、そうですかね。
(認めちゃったよ!)
>元気さん
あははははは!
まさに進退窮まった感じで。
元気さんはそんな感じですね。
分かります。
私なら、
「困ります、困ります。」
と連呼しながら半泣きになりますね。
> 鳴神 さん
つーか、ここはそういう人の集まるサイトなのか・・・?(笑)
「遠くから愛でる派」。
常に一定の間合いは保持。
みたいな。
>武藤さん
OH!
冴子先生がちょこっとヌギヌギ!
(自分で言ってて照れてる)
投稿: 管理人@寿 | 2005/06/27 09:23