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プラモデルとドレス

先日のこと。

私は相方と連れ立ってショッピングセンターの中を歩いていた。
これといって目的も無く見て回っているうち、婦人服コーナーの前にドレス売り場があるのを発見したのである。

日常、ドレスなどあまり見る機会の無い私は、つい立ち止まってマネキンに着付けられたドレスを見入ってしまう。
それに気づいた相方は、

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眩しそうにドレスを眺めていた。
その表情にはいつになく香り立つような女性の部分がにじみ出ている。

(う~ん・・やっぱし相方も女性だもんな。こういうのが好きなんだ・・。)

妙なことで感心してしまう私。

(ん?)

ふと気づいた。
婦人服売り場の隣はオモチャ売り場になっている。

ドレス売り場のすぐ横にプラモデルが山積みという、いかにもファミリー向けショッピングセンターの大胆かつ無脈絡極まりない区画構成である。

私は何気なく、相方に尋ねてみた。

「サチさあ、ドレスとロボットのプラモデル。どっちの方が好き?」

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間髪いれずそう答える相方。

(さすがだ・・)

とさらに感心したことは言うまでもない。

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イヌワシ&ドラゴン

今年は、私の住む宮城県にもプロ野球チームが設立された。

ご当地にプロ野球チームが無い土壌をアタリマエとして育ってきたせいか、プロ野球というものにあまり関心が無かったのだけれど、やはりオラが街のチームが出来たとなれば応援したくなるのが人情というもの。

今年は、是非フルキャストスタジアムまで東北楽天ゴールデンイーグルスの戦いを見に行きたいと思っているのです。
 
 
 
先日のこと。

相方と私は、よく立ち寄るショッピングモールの片隅に、東北楽天の応援グッズ売り場を発見。
そこに置いてあるTシャツやら、タオルやら、下敷きやら、メガホンやら、ウチワやらを眺めながらプロ野球の話題で盛り上がっていた。


「今年は、フルキャストスタジアムまで楽天観に行こうな。」

おそらく、何千人がここで同じような発言をしたのだろう。
敢えてそれをなぞる私。

「うん。いいねえ。・・あ、そういえばさあ。」

上着のポケットからいそいそと携帯電話を取り出す相方。

「ホラ、コレ。」

パクリと開けられた相方の携帯電話の待ち受け画面には、「中日ドラゴンズ」のロゴと、イメージキャラクターが描かれていた。

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中部地方暮らしの長かった相方は、当然のように「中日ドラゴンズ」のファンである。
それは、東北宮城県に越してきても変わらないようだった。

県民にあまり熱狂性が見られないとはいえ、一応、東北楽天の本拠地にあって、住むところが変わっても遠くドラゴンズを想い続ける隠れキリシタンのような健気さに可笑しみを感じてしまう私。

「サチってさあ。ドラゴンズ好きだよねえ。どこがそんなにいいの?」

根本的な質問をぶつけてみる。
相方は、携帯電話をしまいながら少し考えてこう言った。

「う~ん・・やっぱし、ウチ、両親をはじめ家族みんなドラゴンズファンだったしねえ。だから自然とそうなったのかも。・・あと、地味に強いところとか。」

「うっふふふ。確かに、ドラゴンズってなんだか地味だよねえ。」

ドラゴンズファンが白目むくような事を言う私。

「っつーかさあ。やっぱし宮城県に住んでいる以上、東北楽天を応援しないとマズイんでないかい?」

別に、プロ野球チームの嗜好など個人の勝手だとは思っているのだが、いじりどころを見つけてつい意地の悪いことを言ってしまう。

少し下を向きながら考え込む相方。

「う~~ん・・いや、でもホラ、ドラゴンズはセリーグでしょ。楽天はパリーグだから。両方応援すりゃあいいんだよ。」

「あ、そっか。なるほどね。」

「うんうん。」

「じゃあさ。もし、『交流戦』で楽天とドラゴンズの試合があって、それを観に行ったらサチはどっち側に座るんだ?」

さらに意地の悪い質問を重ねる。
要するに相方を困らせたい。

「ええ~~・・・?う~~~ん・・・。」

拱手、瞑目し、深く考え込む相方。

「・・・・そうだなあ~~~・・・!」

本気で困っている。
なにもそこまで悩まずとも。

「・・・やっぱし・・・ドラゴンズのユニフォームとメガホンを持って・・・」

(ああ、やっぱしドラゴンズの方がいいんだろうなあ。)

「・・・楽天側の応援席に座る。」

「どんだけ逆撫ですんだよ!!??」

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相方の想いは深いがゆえに、その葛藤もまた深いのであった。

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イブシ銀の戦い

風邪をひいた時。

これまではボッコボコに熱い風呂に入って、体内の風邪菌を熱湯消毒するという手法でことごとく勝利を収めてきた私だが、このところ体力的に熱湯風呂が耐えがたくなってきている。

大体にして、夏風邪を2連発でひいてしまうところで体力の衰えは如実に現れているわけで。

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かくなるうえは、半身浴によるじっくり加熱でイブシ銀の戦いを展開しようかと消極的アイディアを練っている。

・・・エッキシ!

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掲載情報~。

桃園書房さんから刊行されたムック、
「流行るブログ消えるブログ」にて、
「ブログづくりのヒントが学べる!見つかる!必見ブログ厳選カタログ」
というコーナーがあり、そこで当ブログ「言戯」が紹介されている模様です。

是非、ご一読ください。

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相方の挑戦

ある日曜日のこと。

私と相方は、人と会う約束を済ませて、夕暮れの環状線で信号待ちをしていた。
 
「あ~・・腹へった。サチ、どっかで晩飯食べてく?」

助手席に座っている相方に切り出す。
相方は、困った表情を浮かべながらこう言った。

「あ~、ゴメン。今日、ウチの両親の結婚記念日でさ。ウチで焼肉するんだよ。だから帰んなきゃ。トシさんも来るかい?」

「え~?うはは。いや、突然行って焼肉ゴチソウになるってのもアレだしねえ・・。まあ、分かった。ほいじゃあ今日は帰ろうか。」

信号が青に変わったのを確認し、アクセルを踏み込んだ。

「う~ん・・ゴメン。でも、一緒に食べたいなあ。」

「いや、いいって。そういう理由ならしょうがないし。」

「トシさん、晩御飯どうすんの?」

「ん~?今日はいらないって言っちゃったからなあ・・・。」

ハンドルを微調整しながら、少しの間考え込む。
そして思い出した。

「あっ!んだ。あのいつものラーメン屋さんで『つけ麺』始まったっちゃ?アレ食べて帰るよ。」

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即答の相方。
驚く私。

「え、だって、今日焼肉でしょ。」

「うん。」

「今、食べたら腹いっぱいになっちゃうよ。」

「いや、今から食べても、夕食まで1時間半はあるから、焼肉分くらいは消化できる。いや、してみせる・・・!」

相方の言葉には、固い決意がにじみ出ている。

「ああ、そう・・?じゃあ、行こうか・・?」

明らかに無理と言える相方の行動に、心配を隠しきれない私。
その様子を察した相方は、いつものように切り返してきた。

「あ、でも一緒に行くのがイヤならいいよ。」

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これをされると何も言えなくなってしまう私。

結局のところいつものラーメン屋さんに立ち寄り、二人でつけ麺を食べたのだった。
 
 
 
 
その日の夜。

相方から電話がかかってきた。

「サチ、あれからホントに焼肉食ったの?」

まず、この事だけは確認をしなくてはならない。

「うん。食べたよ。」

「マジで!?・・・大丈夫か?」

相方は、食べ方もきれいで、出されたものはまず残さないという事を知っている。
きっと焼肉も律儀に完食したのだろうということが容易に想像できた。

「まあ~・・アレだねえ・・

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明らかに余分であったつけ麺。
それを重々承知で挑戦した相方。

一体、何が彼女をそこまで駆り立てたのか。

つけ麺か。
それとも愛か。

恋人として付き合い始めて2年以上。
まだまだ相方は計り知れない。

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元気さんと会ったよ・その②

寿:「マウンテンバイクのレースはどんな感じのモノなんですか?」

囲炉裏をはさんで、相変わらず話しは続いている。

元気:「レースはダウンヒルとかクロスカントリーとかがありまして、その中でクロスカントリーに出場しました。」

寿:「レースって事は順位もあるんですよね?」

元気:「ありますよ。」

寿:「元気さんは何位だったんですか?」

元気:「・・あっははははは。・・・●●位でした。」

寿:「それって、何人中?」

元気:「まあ~・・120人・・くらい?」

寿:「ああ~・・・エ~ト、その~、一番楽しいところですよね。」

元気・元気相方:「あっはははは!そうそう。楽しいところ。(笑)」

マウンテンバイクレースには、エキスパートやエリートなどというクラスがあるらしい。
大会の上位を占めるのは、やはりエキスパートよりも上のクラス。
スポンサーがつくようなプロなのだろう。

寿:「でもまあ、エキスパートとか、スポンサーがつくような人ってのは、生活のほとんどを自転車に費やしているんでしょうねえ。」

元気:「多分、そうでしょうね。」

元気相方:「あなた(元気さん)も、「自転車を抱いて寝る」くらいしないとダメだよ!」

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寿:「そうそう。『一緒に寝る』は基本ですよねえ。」

元気:「大学の時、寝てたら自転車に覆いかぶされたことがあるよ。」

元気相方:「そこでよけちゃだめなのよ!」

寿:「受け入れないと!」

元気:「ああ~、オレに足りないのはそれかあ~!」

元気さんは、ノリがよかった。
 
 
 
話は、元気さんたちが住む場所の話に移る。

寿:「青森のどのへんにお住まいなんですか?」

元気:「●●●って街です。」

寿:「っていうと、海の近く?」

元気:「エ~トですねえ・・・」

元気さんは突然、力こぶをつくるような格好をし始めた。
どうやら青森県のカタチを体現しているようだった。

それを横目に見ていた元気相方さん。

(美味しい!)

と思ったのか、すかさず同じ格好をとる。

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寿:「あ~っははははははは!!!なるほど!!この辺ですね。」

私もすかさず同じ格好をした。

元気&相方「あはは!そうそう。その辺です。」

青森のカタチを現した3人が、囲炉裏を囲んでいる。

寿:「・・・コレ、今、突然知らない人が入ってきたら・・。」

元気:「何かと思うでしょうねえ。(笑)」

元気相方:「『え!何!?』みたいな。(笑)」
 
 
 
 
元気さんと相方さんは、とっても仲のよいナイスカップルである。

波長の良いカップルというのは、独特の空気を醸す。
肩を寄せ、おでこがもっとも近い位置にあり、小声でしゃべる。

「ラブ・サークル」
とかいうやつだ。

二人の間には、丸い空気の膜が降りる。

その球体は、今、目の前にあった。

元気相方:「●●●じゃなかったっけ。」

元気:「あ、だよね。」

コソコソと睦まじくしゃべる二人。
私はその様を横目にしながら、殊更に外の景色を眺めたり、腕にあったデキモノをいじったりしていた。

「あれあれあれ?オレ、疎外されてんぞ!」

というアッピールである。
我ながらいやらしい。

元気:「あ、トシさん、どうしたんですか?」

寿:「ん?いやあ。仲がいいなあと思って。」

元気相方:「今、すっごい『やってらんねえなあ。』って顔してましたよね。(笑)」

寿:「いやいやいや、そんなことないんですよ。まあ、うらやましいなあと思って。」

元気:「トシさんだって相方さんがいるじゃないですか!」

寿:「まあ、そうなんですけどね。私はですねえ。自分がノロケるのは大好きなんですけど・・・

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        などという話をしていた。

書いたのは本当にごくごくごく一部のことなのですが、声がかすれ、酸欠になるほど話し込み、大笑いした楽しい時間でした。

元気さん、相方さん、是非是非また遊びにきてくださいねえ~。

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鼻歌の粗相

相方と、車に乗りながら談笑していた時のこと。

いつものようにお互いの言葉の粒をポコポコと投げかけ、それらは車内で弾み、さまざまに色や形を変えている。
ただ、話しをしているだけなのに、声の泡がはじけるハチハチという感触が心地よい。

私の、一番好きな時間である。
 
 
 
二人の座席の間にあるカーステレオからは、FMラジオが静かに流れている。
サラサラと流れてきた曲は、我々の好きな歌手の歌だった。

「『♪君がいないと~なんに~も~』」

「あ、マキハラさんだ。」

「お、そうだねえ。いいよな。マキハラさん。」

「うん。好きー。」

その歌を聴くともなく聴きながら、先ほどまでの話の続きを始める。

「でね、すっごい寝てるんでしょ。」

(♪ヤカンを、火にか~けたけど~・・)

「うふふ、そうそう。眼球とか、スッゴイビクビクいってる感じの、レム睡眠で。」

(♪ほら朝食も~・・)

「あはははは!でもさー、アレ、なんで寝てるとき眼球ってビクビクいうのかねえ?」

(♪文句も~思いきり・・)

「あれって、小刻みに動く人とゆっくり動く人がいるよね。」

(♪窮屈に~思えるけど~)

「ゆっくり動く人なんていんの?」

(♪い~つもよ~り眺めがいい~・・)

「ウチの家族とかでもいるよー。」

(♪もし君に~ひ~とつだけ~・・)

「マジで?どんなふうに?」

(♪強がりをい~えるの~なら~)

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まるで「ニュース速報」のように、「携帯電話の着信音」のように、場の空気も会話の内容もすっ飛ばして、突然入った相方の歌。

会話をしながらも、好きな歌がかかっているのが気になり続け、しかし会話中ということもあり歌うことは我慢していたんだけど、やっぱり一番のキメどころでは我慢が出来ずに、つい漏れちゃった・・という感じがありありと窺えた。

つまり、
「鼻歌の粗相」があったわけである。

(はッ!)

と我にかえった相方。
あわてて会話に戻ろうとする。

「あ、ゴ、ゴメンね。んで、寝てるときにね・・」

「・・・え~、ちょっとまって。」

これだけの美味しいツッコミどころは逃したくない私。

「いやいや、分かった。悪かった。ね?んで、眼球が・・」
突っ込まれるのを嫌う相方。
必死に現状回復を目指す。

「まあまあまあ。いいから、話を聞いて?今、我々は、話をしていたよね?」

「・・・はい。すみませんでした。」
うつむきながら、説教を覚悟した子供のような表情を浮かべる相方。

「いやいや、謝る前に聞こうよ。ね?会話ってのは、キャッチボールだよな?」
わざとらしく、凡庸な表現を用いる私。
すっかりなぶる気でいる。

「・・はい。そうです。ごめんなさい。」

「するってえと、君はアレかい?人とキャッチボールをしている時に、いきなり歌い始めちゃったりするわけかい?」

「・・でもさー!」
勢いで、この不利な状況を脱しようとする相方。

「いやいやいや。いいから話を聞こう。人の話を聞こう。な?」
この優勢を崩したくない。

「いやいやいや、あたしの話も聞いて。聞きなさい!!!」
両手で自分の太ももを叩きながら、逆ギレする相方。

「あ・・ハイ。」
相方の一喝に、あっという間に気圧され、腰が砕けた。
やはり、3人の姉と接し続けた幼年期は、私の中に「女性の一喝にはつい服従してしまう」という概念をこの身に刷り込んだようだった。

形勢はあっさりと逆転した。

「トシさんだってさあ。私と話ししてるときに、突然足を揉んだりするじゃない?」

「ああ、するねえ。」

「アレはいいの?キャッチボールしてる時に、ボールを受けて相手の足を揉みに行くの?」

「揉むね。(キッパリ)」

即答。

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つまりは、どっちもどっちというお話。

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元気さんと会ったよ・その①

よく晴れわたった空が、新緑のフチを輝かせている月曜日。

いつものようにメールチェックや、方々への返信などを済ませ、本業への準備を始めようかというところに、

「トシさ~ん!お客さんだよ!」

という声がかかった。
その日には、予約も約束も入っていない。

(お客さん??ピザでもないし、一日陶芸教室のお客さんかな?)

と思いつつ、囲炉裏スペースへ移動した。
 

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囲炉裏の周りに敷かれた座布団に、二人の人間が座っている。

一人はガッシリと均整のとれた体つき。
さわやかな顔立ちにメガネをかけた男性。

もう一人は、その相方と思しき女性。
長い髪がフワフワとカールして、楽しげな目元。
笑顔がよく似合いそうな顔つきだった。

面識は無いのだが、二人は私の顔を見て何故か拍手喝采している。

(???・・誰だんべ?)
失礼ながら、困惑の色を隠せない私。

とりあえず、囲炉裏の反対側に腰を下ろし、挨拶をする。

「おはようございます~。え~と・・・?(どなたでしたっけ?)」

二人は示し合わせたようにペコリと頭を下げ、男性の方が自己紹介を始めた。

「あの、はじめまして。ネットの方でお邪魔している、ハンドルネーム『元気』です。」

元気さんといえば、このブログでたまにコメントやトラックバックをくれる人ではないか。

「ああ~!!元気さん!!たまにコメントとかくださる方ですよね!どうも、はじめまして~!」

突然訪れた「言戯」読者との出会いに、驚きと嬉しさがない交ぜになる私。

元気さんは青森県在住。
趣味の自転車(オフロードのアレです。)のレースに出場するべく宮城県に来たついでに、せっかくだからと、ウチまで来てくださったのだという。

元気:「住所も電話番号も分からなくて、お店の名前を頼りに来ました。」
と、二人で笑っている。

「よく来られましたねえ。住所も電話番号も知ってるのに来られない人の方が多いんですよ。スゴイ!」
本気で感心する。

元気:「途中から看板があったんですよ。茶色の。アレですぐに分かりました。」

寿:「ああ~、あの看板ね。アレ、いいでしょう。私が作ったんです。」
つまらない自慢をする。

元相方:「やっぱり!ね?言ったでしょ?絶対あの人が書いたんだって。」
元気さんの相方(以下・元相方)が笑っている。

元気:「いやね、看板の文字が面白いじゃないですか。『今こそ左折!!』とか。(笑)だから、絶対、寿さんが書いてるんだって二人で話してたんですよ。」

寿:「ああ、アレですね(笑)。本当はもっとふざけた内容にしようと思ったんですけど、あんまり長いと・・」

元相方:「読めないから(笑)」

寿:「そう。読めないから。(笑)読もうと思って事故られても問題ありますからねえ。」

元相方:「あはは!あの看板があったばかりに・・って。」

寿:「そうそう。事故でグシャグシャになりながらも、収容先の病院で、『あの看板の続きが気になる・・ぐふっ』とか言って事切れちゃったりね。(笑)」

一同:「あっはははははは!!」

元気:「でもすみません。こんな早く来ちゃって。本当は『ゆっくり探しながら行こう。』って話してたんですけど・・」

元相方:「思いのほかすぐに来れちゃって。(笑)で、来てみたら他に車も停まってないし、『もしかして休みだったりして・・』とか話してたんですよ~。」

元気:「そうそう。休みだったらこの人(相方)、『戸をドンドン叩いて呼ぼう!!』って言うし。(笑)」

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寿:「『あけてください!!』みたいな。(笑)」

元相方:「『青森から来たんです!!』とか叫んだりしてね。」

一同:「あっははははは!!」

寿:「したら、俺、顔だけヒョコッと出して『うっさいな!!』とか言ったりしてね。(笑)何故か、居留守使うとか。ノリで。」

元相方:「ここの住人の方に、『寿さんいませんか!?』って聞きますね。もう、意地で探す。」

寿:「ほしたら俺、酒屋の格好して、ビールケース持ちながら『最近見ないねー!』って言いますよ。」

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元気:「ああ。」

元相方:「あれね。」

寿:「アレですよ。」

一同:うっふふふふふふ。

元気さんと、相方さん、寿の話はどんどんつづく。

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その甲斐甲斐しさが・・・!

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先日、とあるウドン屋さんで食事をした時のこと。

そのお店では、ウェイトレス・・・いや、敢えて給仕と呼ばせていただこう。
給仕のお姉さん方の制服が、なんと着物だったのである。

しゃなり、そそと店中を着物姿のうら若き女性が小気味よく働いている。
私は、注文したウドンセットを待ちながら、両手で頬杖をつきつつ、その様をじっくりと観察していた。

着物の女性というのは、やはり日本人の遺伝子に刻み込まれた何かが激しく反応するグッジョブである。

それどころか、グッジョブの最上級、グッジョベストと言っていい。
イイったらイイ。

着物を着て働く女性というのは、どうしてあんなにも甲斐甲斐しく見えるのだろうか。

それはきっと、着物の構造から発生する動作にあるに違いない。

まっすぐ落ちた裾が、歩き方にたおやかさを染み付け、
ゆとりのある袖が仕草の美しさを強調する。

全体に漂う、清涼感と清潔感を伴ったスキの無いシルエットが心地よく、それでいて腰の部分の女性独特の丸みが色気を演出している。

これほど品のある民族服は、世界中探してもそう無いと私は信じている。

着物、グッジョブ。

ありがとう。
バイトのお姉ちゃん。

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暖かく死ね・・・!?

日常というものは、一見平凡でアタリマエの連続のようでいて、その実非常に脆いものである。

ちょっとしたボタンのかけ違いからとんでもない事態を招いてしまうことも決して珍しいことではないのだ。
 
 
 
先日のこと。

相方から来たメールの返事を書いていた。
やや長引いた仕事が終わった旨の内容で、おなかが空いたことも手伝ってとても寒い。
との事だった。

私はさっそく返信メールを書いた。

さまざまな事柄を伝えた文末に、ねぎらいの言葉で締める。

「暖かくして寝てね。」

こう打つつもりでキーを叩く。

カチャカチャカチャ・・・カチャ・・・?

止まる指。
パソコンの画面を見つめる私の目には、驚愕の色が浮かんでいた。

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「暖かく死ね」。

なんということであろうか。

キーの叩き間違えからとはいえ、私の手から生み出された相方への死の宣告。
私は動揺し、あってはならないその文字を急いで削除したのだった。
 

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届かなかったメッセージ

出先から連絡を取る時。

携帯電話を持っていない私は、主に公衆電話を使って相方の携帯電話へアクセスする。
折りよく相方が出られれば問題は無いのだけれど、そうでない時もよくあって、数回のコールのあと留守番電話サービスに送られ、虚しく硬貨を飲み込まれるということも多い。

当方の損害は硬貨くらいなものであるが、相方は大変だ。

着信履歴に残る「公衆電話」の文字は、かなりの確率で私からの電話であり、気づかなかったり、出られない状態の時に着信してしまうと、「かけなおす」ということが出来ないのだ。
 
 
 
先日のこと。

出先から、相方に電話をかけた。
2回ほどかけてみたのだが、2回とも留守番電話に接続となったため、

(ああ、今日は遅くまで仕事なのかもなあ・・)

と、家路についたのだった。

数時間後、相方からウチへ電話がかかってきた。

「トシさん、さっき電話したよねえ?2回。」

「うん。したねえ。でも、留守番電話になってたから、仕事中かなと思って。」

「あたし、そん時バスに乗ってたのよ。」

「え?そうだったの?」

「うん。さすがにバスの中で出るわけにはいかないから、急いで次の停留所で降りたのね。もう一回かかってくるかも・・と思って。」

「あららら!」
受話器の横で、少し顔が蒼ざめる私。

「30分待ったんだけど、電話来なかったねえ。」

「ああ~・・ゴメン。」

「『寒い・・!』とか言いながら。」

「うう・・ゴメン。」

「今度からさあ。公衆電話から連絡くれるときは、お願いだから留守番電話にメッセージを残して。」

「・・・ハイ。」

「まったく・・ブツブツ」

・・というやり取りがあった。
 
 
 
それから数日後。

再び相方に連絡を取ろうと、公衆電話の受話器を取り上げた。

ピポパピピペポパピポ。
プルルルルル・・・プルルルルル・・・

6回のコールのあとに回線がつながる。

「ガシャ、プー!」
カシャコトン。

硬貨が飲み込まれる音。

「ただいま、電話に出られません。『ピー』という発信音のあとに・・・」

というアナウンスが流れた。
それを聞きながら、

(ようし、今日はちゃんとメッセージを入れよう。)

『30分くらいあとにも一回電話するね。』
セリフも決まった。

私は、録音開始の『ピー』を待った。
軽く下唇をなめずる。

「メッセージを入れてください。・・・ピーー。」

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投入した硬貨、10円では、10秒ほどしか通話が出来ないことを忘れていた。
その10秒は、留守番電話サービスのアナウンスに虚しく消化され、メッセージを入れる余地は無かったのである。

そのあまりに計ったようなタイミングに感心し、可笑しみさえ感じてしまう私。

気を取り直して、念のため15分待って思い切って100円を投入したところ、幸か不幸か相方との連絡がついてしまったのだった。

その後、逢った相方に苦言を呈されたことは言うまでもない。

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図書館における原石

今日は仕事も休みだったということもあり、約束の時間まで少し時間が空いたというのもあり、ブラリと図書館へ足を運んだ。

図書館の雰囲気というのは、とても落ち着くものですね。
コソコソという話し声と、さまざまな人たちのコツコツ、タシタシ、パタパタという靴音。
それに、ページのこすれる音がシュリシュリと心地よく耳をくすぐる。

本棚の横に設えられた椅子に座って借りてきた本を読む。
数ページ読んでは、ふと顔を上げ、そばを通る人を眺める。

再び視線を書籍に戻す。
 
 
 
それを繰り返しているうちに気づいたのだけれど、図書館には化粧っけなく、それどころか格好というものにあまり頓着しないけれど、よく見ると顔の造形がとんでもなく綺麗な人が多い。

図書館というのは知性の泉であるから、内面を磨こうという美しさが外見にも反映されるのか、それとも図書館に行くのにわざわざ化粧することもないべということですっぴん上等の心構えなのかは判然としないものの、それなりの格好をすれば、きっとエライことになるのではないかというような人がボサボサと行き交っているのである。

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図書館の楽しみは、なにも司書さんだけではないな・・と、感心しきりだったことは言うまでもない。

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ドリームジャンボ宝くじ

昨日、ドリームジャンボ宝くじが発売されたらしい。

生まれてこの方、一度も宝くじなど購入したことの無い私も、今回ばかりは参加してみようかと思っていたりいなかったりしている。

何故ならば、高額当選者の特徴と合致する部分が多いからであり、ビギナーズラックということもある。

きっと当たってしまうのではないかという期待を通り越した不安まで感じているのだ。

買おうか、買うまいか・・それが問題だ。
 
 
 
もし、買って億単位の当選をした場合、当ブログにおける私の服装に若干の変化が見られると思いますので、気づいたら

(ああ、当たったんだナ・・)

と思ってください。

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一緒にいるって

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悲しいことは半分こ。

嬉しいことは二倍。

一緒にいるって、そういうこと。


 
 
 
というCMを見ていて、いい言葉だなあと思った。

もちろん、いいことばかりじゃない。
一緒にいるから、いたいと思うからこそ苦しむこともあるけどね。

それでも。

一緒にいるだけで贅沢な気持ちになれる間柄って、そう無いと思うよ。

みんながみんな、それしかシヤワセではないと思うけれど、少なくともそう思える人がいる自分は、すごくシヤワセで恵まれているんだよな。

と思った。
思ったのですよ。

ええ。

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はぐれキツネ慎重系

先日、クルマを走らせていたところ、道路の横合いから突然キツネが一匹飛び出してきた。

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幸いかなりの距離があったのでぶつかるようなことは無かったのだが、そのキツネはかなりの慎重派だったらしく、まず車道に飛び出してから足を止め、こちらのクルマの速度が落ちるのを確かめてから何かを納得したように反対側の森に消えていったのだった。

その姿勢は評価したいのだが、せめて車道に飛び出す前に確認をした方がいいのではないだろうか。

と感じたことは言うまでもない。

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理不尽な暴力。

先日のこと。

相方からお茶に誘われて、仕事帰りの彼女を駅まで迎えに行った。
少し仕事が長引いてしまい、待ち合わせの時間が少し遅れたせいもあり、すっかり日の暮れかかったロータリーにはタクシーとバスが氾濫の様相を呈している。

その中をかきわけながら、なんとか相方をつかまえた。

「さ、寒い・・・!」

このところの寒空に追い討ちをかけるかのごとく、雨がパラパラと落ちている。
車のヒーターを少し強めに設定しているのだが、芯まで冷えた相方の体はなかなか温まらないようだった。

「あ、そういえばさあ。」

寒さに対する文句をひとしきり言い終えた相方が、思い出したように切り出した。

「こっちからお茶に誘っておいてなんなんだけど・・・」

「うん?」

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間髪いれず、思いつく限りの失笑と嘲笑を歯と歯グキの間からひり出す私。
こういう場合には、思い切りバカにしてやった方が良いと信じている。

「・・・・・・・・。」

黙然と目を伏せつつ、ゆっくりと足元にバッグを置く相方。
幹線道路への合流は、大渋滞で容易に進まない。

私は、来るべき事態に対応すべく。冷静かつすばやくギアをニュートラルに戻し、サイドブレーキを引いた。

風を切って相方が殺到する。

成すすべなく歯牙にかかる私。
「受け入れる」という表現の方が正しいかもしれない。

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雨の降りしきる中、車内で繰り広げられる陵辱の宴。

私は理不尽に蹂躙されるがまま、フロントガラスに映る赤信号に照らされた赤い雨粒たちが、ワイパーに掬い取られてゆく様をぼんやり見ていた。

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「銀行でおろすのをすっかり忘れてたのよ・・・!」

と、理不尽極まりない逆ギレを敢行する相方。
上気した顔に、息を荒げながら

「だ、だから、お茶代くらい出したげるから・・・。」

抗議めいた提案を示す私。

「いいの?今度返すから。ごめんね。」

(しかし、過失は向こうにあるのに、何故、言われなき暴力を受けたのだろう・・)

と、己の非をすっかり棚上げしつつ、車は青信号に気づいて動き始めたのであった。

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寝巻きが告げるもの

最近、寝るときに必ず寝巻きを着るようになった。

モノゴコロついてから28歳にいたるまで、就寝時の服装はTシャツにトランクスと決まっていて、寝巻きなどは窮屈以外の何者でもないと思っていた。

しかし、知り合いのバレエの先生から結構イイ寝巻きをいただいて、それを着るようになってからこっち、冬場はもちろん、夏場の暑い時期でも頑なに寝巻きを着用するという習慣が定着してしまった。

それどころか、寝巻き上部の裾を下部ズボンにインし、あまつさえ中には相方からもらったハラマキまで着用するという、徹底的睡眠時保守派ぶりを垣間見せている。

少しくらいの寒暖の変化などものともしない重装備である。
 
 
 
その変化が己に知らしめるのは。

「老いた」ということと、

「守りの姿勢に入った」ということのような気がする。
 
 
 
寝巻きとハラマキという安定を覚えてしまった自分には、若き日のTシャツ、トランクスに戻ることは叶わないのかもしれないと、毎夜、枕を濡らすのだった。(ヨダレで。)

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寒いですね。

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寒い。

5月も中旬だというのに、何故、こんなにも寒いのだろう。
あろうことか、吐息さえ白い。

時期的な期待の気温を裏切られた気分から、余計に寒く感じてしまう。
たまりかね、昨日から再びストーブのお世話になっている。
 
 
 
少し季節から外れたストーブというのは、しみじみいい。

着火時のすこし漏れる石油くささも、

「なんだか、頼もしいぞ。」

という気分になってしまう。

やがて室内が全体にホコホコし始めて、そのニオイが妙に冬の懐かしさを呼び起こして、染み入るようなシアワセを感じられるのだ。
 
 
 
さて、季節はずれの寒さと言えば相方である。

彼女は時期外れの寒さを許せないらしい。

「寒い・・!宮城県寒い・・!」

とつぶやき、そのやり場の無い怒りの矛先は主に私のわき腹方面に向かう。

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これはこれで嫌いではないのだが、正直、わき腹は私の代表的ウィークポインツの一つなので、出来れば遠慮していただきたいと声には出さず内心思っている。

わき腹に甚大な被害が及ぶ前に、世間に適正な気温が訪れることを願ってやまない。

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若者たちの話。

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先日、軽く食事を摂ろうと、某最大手軽食店に立ち寄った。

長くなった日も、さすがに勢力を衰えた夕暮れは、急激に夜の闇が侵攻してきている。
店内は、2階席が清掃中ということもあって混み合っていた。

自分に宛てられた食べ物を載せたトレイを小さなテーブルに置く。

すぐ横のテーブルには二十歳そこそこと思しき若者が3人くすぶっている。

一人は椅子の上に体育座りのようにうずくまり、
一人は背もたれの上に腰掛けている。
そしてもう一人は目いっぱい通路に足を投げ出し、いや、投げ出しているというより、何かを落し物をしてそれを足で手繰り寄せているような格好だった。

つまり、この3人の若者はどうやら座り方にこだわりがあり、個性を演出したいようだ。

3人は、チラとこちらを見たがすぐに興味を無くし、自分たちの話の続きを始めた。
その声は大きい。

聞き耳を立てるつもりなど無くても聞こえてきてしまう。
そこで、仕方なくこちらも聞き手として参加することにした。

体育座りは携帯電話を弄くりながら言う。

「なんかさあ。人と違うことがしたいんだよなあ。」

斜め座り。

「でも、違うことすんのって才能とかいんだよな。」

「大体さ、人と違うことがしたいって言ってる時点で凡人なんだよ。」

「オレ、自分に才能とか無いのは分かってっからさ。」

背もたれに腰掛けているのは、黙々と携帯電話をいじっているようだ。

「凡人はさ、普通に生きるしかねえんだよな。」

「でも、普通に生きるってつまんねえしな。」

「だからって何するかっていうと・・・」

「音楽でやってくとか・・・?」

恐る恐る切り出したように見えた。

「音楽はさあ・・・。」

ここで一気にトーンダウンする一同。

「オレがダメでもいいんだよ、妹、大学行ってて、ちゃんとしてっから。」

「なんか、でっかいことがしてえよなあ。」
 
 
 
などという話を延々としていた。

自分の限界に気づいて、でもまだ諦め切れなくて、何か無いかと思っているらしい。
彼らなりに模索しているのだろう。

普通に生きても、普通に生きなくても、生きている限りは

「これでいいのだろうか?」

の連続なのだ。
私だって、毎日

「どうしたらいいだろう?」

の連続だ。

きっと、「生きている人」は「あー!どうしよー!」と「あー、なんとかなった・・」の繰り返しなんだよ。

だからね。
模索仲間なんだよ。

座り方はアレだが、君らはエライ。

少なくとも、現実を見据えて、「どうにかしたい」と思っているのだから。
ちょっと「才能」とかの限界を感じて、諦めが入っちゃってるようだけど、自分の限界を見られるなら、そこを超える方法だって考えられるじゃないの。

なんでも人のせいにして、現実から目を背けるクセがついたら、そっから抜け出すのは大変だよ。

君らは、ツライ現実を見せないようにする誘惑だらけの世の中で、ちゃんと生きているじゃないかと思う。
そんで、それを語り合える仲間がいるっていうのが、一番の財産なんじゃねえかなあ。

もがいていば、何かの拍子に道が見つかるかもしれないしさ。

みんなそれぞれに何かとツライんだけどね。
お互いに頑張ろうよ。

と、ちょっと涙ぐんでコーラをすすった。

外はすっかり日も暮れたようだ。

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紙袋の女

先日、相方にパンのお披露目をした。

紙袋に入れた2種類のパンを渡すと、相方は迷わずその袋の中に鼻を突っ込んだのである。
驚く私。

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恍惚の表情を浮かべる相方。

「ああ~、いい香り。ありがとね。」

「んー、まあ、まだ未完成ではあるけど、よかったら食べてちょうだい。」

「うん。でも、食べるのもったいないなあ。私、持ち歩くね。しばらく。会社とかに。」

「持ち歩いて、お昼に切って食べるの?」

「いや、たまに出して、匂いを嗅ぐの。」

「いや、食べようよ。普通に。(笑)」

というわけで、もし、街中で紙袋に鼻を突っ込んで歩いている女性がいたら、それはもしかしたら相方かも知れません。

どちらかというと、生温かい目で見守ってあげてください。

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季節感覚

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最近しみじみ思う。

心にはスイッチがある。

コロコロと切り替わる小さなスイッチや、ちょっとやそっとじゃ切り替わらない大きなスイッチが無数にあり、それらがめまぐるしくカチカチカチカチ断通しながら日々を生きているのだと思う。

最近。
個人的に、大きなスイッチがガチンと切り替わる事があった。
 
 
 
言葉には出来にくいものなのだけれど、

「過ぎ去った」
という感覚。

一時代が終わったような、色褪せてゆくような。

季節が変わったような。

花粉やホルムアルデヒドみたいに、蓄積されて臨界点に達したものは、キッカケなど特に無くある日突然体質を急変させるのではないだろうか。

それが精神的なものの場合、考え方の変化に及ぶ。

あれほど思い込んでいたこと、譲れなかったことが、どうでもいいことのように思えてきてしまう。
前のように振舞おうとしても、なにかが違う感覚がどうしようもない。

よく言えば。
自分の中の年輪が、一輪増したと言えるのかもしれない。

それが、良いことなのか、そうじゃないのか、分からない。

人は、日々変化してゆく。
それぞれ、みんな。

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怒りの色

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最近しみじみ思う。

心にはスイッチがある。

コロコロと切り替わる小さなスイッチや、ちょっとやそっとじゃ切り替わらない大きなスイッチが無数にあり、それらがめまぐるしくカチカチカチカチ断通しながら日々を生きているのだと思う。

最近。
個人的に、大きなスイッチがガチンと切り替わる事があった。

それは怒りスイッチ。

自分に、こんなにまで激しい怒りの感情があるとは思わなかった。
それほど深刻な怒りを経験した。

「怒り」を表す言葉には、「頭にくる」と、「腹が立つ」というものがあります。
あれは、一体どういう違いがあるのだろう?
という疑問があった。

図らずも、自分が深刻に怒る事によって、それの答えが出た。

「頭にくる」
という怒りは、まだ頭で処理できるだけの怒りであり、自分の中で消化できる怒りなのです。
消化と言っても、すべてが無くなるわけではなくて、大半は忘れたり整理したり出来るのですが、ほんの微量がカスのように心の片隅に蓄積します。

「腹が立つ」
というのは、かなり深刻な怒りなんですね。
「腹」という部分が怒るというのは、かなり動物的な怒りです。

こないだ経験した怒りはまさにこれで、呼吸が激しくなり、動悸が早まり、手足はしびれ始めます。
そして、おそらく小腸のあたりだと思うのですが、そこから痒みのような違和感が嘔吐感のようにせりあがってきて、脳に達すると視界が黄色くなります。

そうすると、自分では抑えようの無い行動に出ます。
多くは破壊行動です。

つまり、人間、とことんまで追い詰められると頭ではなく、体が怒るのですね。
それが一般に言う「キレる」というヤツなのだと思います。

「イイトシして、感情をコントロールできないのは情けない」

と、自分でも思っておりましたが、いやいや、そんなことは無いんです。
怒りは人間の根本的な感情であり、悪意によってとことんまで追い詰められれば、本能に立ち返り、自己防衛として発揮されるべきものなのです。

そうしなければ隷従か、死しかありません。

でも、怒るのはとても悲しいことです。

怒りが発生させた磁場が雨雲を呼ぶのでしょうか。
怒りのあとには悲しみが来ます。
大量の涙が来ます。

怒りと出会って間もない私ですが、もっとこの感情とは上手く付き合わないといけないなあと思っている次第であります。

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「お~い!竜馬」読了

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「お~い!竜馬(原作:武田鉄矢・作画:小山ゆう)」を読み終えた。

内容的には(少年期以外)司馬遼太郎著「竜馬がゆく」によく似ていて、しかも歴史的にかなり有名な逸話ばかりなのですが、やはり坂本竜馬という人はカッコイイなあ~・・と思ってしまいます。

坂本竜馬と私の共通点と言ったら、兄一人、姉3人の末っ子ということくらいなものなのですが、それすら自慢したくなります。
それって、あんまり無い共通点と言えるのではないかと。
(ちなみに、ウチの「乙女姉さん」は家具職人ということになります。)
 
 
 
さて、「お~い!竜馬」。

実は、この本。
最終巻を読むのがイヤだったのです。
読みたいけど読みたくない。

どこでどのように竜馬が死んでしまうのか分かっているし、小山ゆう先生が描くのだからそりゃあもうリアルに容赦なくやってしまうのだろうという予測もあったからです。

でも、読んじゃったんですねえ。

どこでどのように斬られてしまったということも前もって知っているわけですから、残りのページ数やら、だんだんと揃ってゆく人やモノを、まるで舞台が整うさまを見るかのように覗いているわけです。

まず、「近江屋」がが出てくるところでドキー!とするわけです。

(ああ・・ついに来ちゃった・・)

そして、「藤吉」が出てきて少し動揺。

(ああ・・最初に斬られちゃう人だ・・)

それからポツポツと語られ始める主要登場人物のその後。

(ああ、まとめに入っちゃってるよ・・)

そいで、武市さんとか以蔵さんが出てきて、そこでなんだか懐かしくて、ホロリと来るわけです。
すっかり入り込んじゃってるんです。

そこに寒椿と白梅の掛け軸も登場。

(うあああ・・)

中岡慎太郎。

(ふぐ~~~・・・!!)

「軍鶏買うてきてくれんかねや!」

(ひぎ~~~・・・!!)

ああ!
読みたくない!!
ああ!!でも読みたい!!!読まなきゃ!!

心臓はバクバク。
手はブルブル。

劇中に、
きらめく白刃。

・・・・・。
 
 
 
なんだか。

達成感というより、ひどく脱力したような、虚無感、喪失感とさえいえるような読後感でした。

でも、確かめるように何度も読んじゃうんだよなあ。

久しぶりに、「スゴイ!」と思える漫画を読みました。
かなり有名な漫画ですが、まだ読んでいないという方にはオススメです。

ああ、また「竜馬がゆく」を読みたくなってきた。
こうやって、自分の中で何度も竜馬は生き返り、死んでゆくのですね。

おかしなものですね。

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黄金週間の終わり

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黄金週間が終わる・・・。

ああ、忙しかった。
ヘロヘロです。

明日から、2日間だけお休みする予定。
ドライブに行こうか、街を散策しようか考え中。
ブログの更新は、たぶんします。

コメントの返信もたまってるし。
(すみません、なかなか返せなくて。)

皆様の黄金週間はどんな感じでしたか?

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あれからのカンパーニュ

あれからも、毎日試行錯誤を繰り返しています。
田舎パン作り。

なんとか格好もついてきたので、こないだ相方にも味見を渡しました。
その時の模様は次回あたりに描くとして、現時点の寿風カンパーニュの具合はこんな感じ。

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今日はあいにくの天気なので、厨房で撮りました。
背景が寒々しいのはカンベン。

そろそろ、包装方法やらロゴやら工房の名前やらを考えないとなあ~。
というところ。

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そこにネグセがつくか!

鏡を見ていて気づいたことなのですが、

伸びるに任せている無精ヒゲにも、

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ネグセってつくんですね。

一体、

どんな寝相なんだ、自分。

気になって夜も眠れない。

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気まずい優しさ

先日のこと。

パンの発酵待ちの間に、甥っ子のサッカーの相手をしていた。
父方のじいちゃんに買ってもらったと思しき銀色のサッカーボール。

「オレの、全力の蹴りを受けてみろー!」

と、いちいちセリフつきで蹴りだすトウキックは、本人の意思とは関係なく私を左右に揺さぶった。

「お前なあ~、トウキックだと、どこ行くか分かんねえべ?こうやって足の内っ側で蹴んのや!」

と、インサイドキックの見本を見せていた。
 
 
 
その時だった。

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インサイドで、鋭くボールを蹴りだそうとした私の軸足が、地面の砂利にとられた。
懸命に体勢を立て直そうとするが、無常にも両の足はカカトしか接地せず、重心は完全に後方。
もはや、成すすべなし。
引力は、私のおしりを地球に貼り付けたのだった。

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「あいた~!」

思わずついた手のひらに、砂利の押し当たる感覚。
少ししびれるようなその痛みは、永らく忘れていたものだった。

そんな奇妙な懐かしさとともに湧き上がる痛みと恥ずかしさをごまかすべく、笑いながら顔をあげると・・・

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そこには懸命に見て見ぬフリを決め込んでいる甥っ子の姿があった。

(決して笑うまい)

という、悲痛ともいえる決意がにじみ出ている。

9歳の子供に、おもいっきし気を使われる29歳の私。
それは、とても気まずいものだった。
 
 
 
甥っ子よ。
お前の優しさは、とっても得がたいものだと思う。
でもな。
時として、笑ってやった方が救われるということもあるんだよ・・・。

と、心の中で諭したことは言うまでもない。

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レア・イベント

先日、相方から電話がかかってきた時のこと。

「トシさん、今日ヒマ?お茶のみに行こうよ。」

ほの明るい声。

「ああ、いいねえ。じゃあ、いつもの時間でいい?」

「うん。いつもの時間ね。じゃあ・・」

その時、それは起こった。

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一瞬、我が耳を疑う私。
あろう事か、相方のフキダシにハートマークが在中していたのである。

あまりの意外な反応に、私は驚愕し、狼狽し、戦慄し、恐縮し、呆然とし、愕然とした。

そして、叫んだ。

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やはり、相方のそれは、確率数万分の一のレア・イベントだった。

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素朴パンの誕生

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前日の反省点と、書籍からの情報を紡いでの石窯パン作り実践。

今回は割と上手くいきました。
なんというか、「叩き台」が出来たという感じ。

もともと、全粒粉と強力粉、それに天然酵母その他ちょびちょびという大雑把かつ簡単な作りのパンなのですが、そこはさすがに石窯の成せる業というか、燻製のような風味が加わってンマイこと。

モチモチムッチリを硬い皮で固めたようなズッシリパン。
噛めばかむほど全粒粉の酸味が鼻に抜け、のどの奥に甘みが染み出します。

アゴは疲れるけど、こんだけ噛むと、きっと頭が良くなるに違いない。
ボケ防止にも一役買うかも。

これから微調整やら敬意観察などを経て、製品版に持ってゆきます。

こうご期待。

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愛を語ろう。

パン作りは多くの場合、酵母を使う。

酵母というのは言わずもがな、生き物なんですね。
ものの本によると、

「酵母と語り合うように、接してくださいね。」

と書いてあるし、ましたさんのコメントにも、

パンも愛情でおいしくなるんです(友達のパン屋にパン作りのコツを聞いたら言われました)

とある。

つまり、アレか。
そういうことか。

酵母に愛を語りながら作りなさいということなんですね。
そういうことでしょう。

ラブ~でスウィ~トなトークをスプラッシュさせよということなのでしょう。
すなわち。

うっふっふ。
早くもパン作りの深奥にたどり着いたような予感がしますよ。

今日からは、

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このように、バックンバックンと愛情をだだ漏れにしながら励みたいと思います。

クープ(切れ目)からニョロニョロと出るくらい、注入します。
マイラブ。

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石窯焼き田舎パン

美味しい「石窯田舎パン」を作るべく、パンの研究をしている。

今日作ったのがコレ。

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当然、失敗作。
けれども、4つほどの改善すべき点を発見できた。

また明日も焼いて、おそらく失敗して、また改善点を見つけて・・・
と続けていって、そのうちに

「美味しい!」

と言っていただける自分なりのパンにたどり着くはずなのです。

ゆっくり、でも止まらずに。
ぼちぼち行こう。
自分なら、やれる。

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