会心の一撃
昨晩のことである。
私と相方は喫茶店での談笑を終え、帰路に就くべく駐車場に停めてあるクルマへと向かった。
3月も中旬。
昼間は厳しさの和らいだ春の風が吹くが、夜風はまだまだ冷たい。
「サムイ、サムイ」
と連呼しながら、急いでエンジンをかけ、ヒーターをかけたのだった。
低くうなるエンジンとわずかな振動の中、寒さを紛らわすべく話をしていると、
「手、貸して。」
と相方が手を差し伸べてきた。
「ん。」
左手を預ける。
両手で包む相方の手は冷たい。
「うわあ、あったかいねえ。どうしてこんなにあったかいの?」
と尋ねる相方に、私はすかさずこう答えた。
「おお~!言うねえ~!!ようやった!!」
驚愕の顔。
手をたたいて拍手喝采する相方。
「だろ!?今のは『会心の一撃』だったよな!!」
ガッツポーズで己の功績を誇示する私。
「でも、『君』ってところにまだ照れが感じられるな。」
と、わざわざダメ出しする相方。
飽くまでも満点はやりたくないらしい。
それよりも、もっと根本的な問題は、
時たまこういった
「ホームラン的発言」
が飛び出しても、そこから「いい雰囲気」に発展しないというところにある気がする。
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コメント
むーん・・・・・・心のどこかで「これを書く&描く時はどう表現したろーかいのう」と思ってたりしてませんかー?
でも、充分ノロケてるけどねー。春だしねー、まあいいかー。くすんくすん・・・・・・まだ私は春遠いや・・・・・・。
投稿: RYO | 2005/03/24 14:31
「こんな冷たい手を温かいと感じてるのはさちの心なんだよ」
これが痛恨の一撃。
ベルばら調の寿さん、ちょっと気持ち悪い(笑)
投稿: そふぃ1978 | 2005/03/24 16:03
「手の温かい人は、心が冷たい」そうですよ(笑)僕も手が異常に温かいです。。。
投稿: nagaoka | 2005/03/24 18:23
>RYOさん
ええ。
常に思っています。
(いいのか、それで…orz)
> そふぃ1978さん
気持ち悪い言わない。
> nagaokaさん
ヽ( ゚∀゚)/<アッタカイヨー
投稿: 管理人@寿 | 2005/03/24 20:10
こんな顔っっ寿さんちゃう~~!!
投稿: mariko mam | 2005/03/24 20:52
なんか別人がうつっちょりましたが(汗)
けっこういい雰囲気に見えるのですが、まだ
足りませんか、そうですか。でもそれ以上いくと
言戯では描けなくなるんじゃないですか?
(俺らしいコメントが書けたぞ!)
投稿: ゆう | 2005/03/24 23:53
>mariko mamさん
え?
いつものイラストは、かなりデフォルメして描いてあるのですよ。
今回の方が実物に近いですって。
>ゆうさん
(おお!同志!「らしさ」が戻ってきましたね!)
投稿: 管理人@寿 | 2005/03/25 08:41
もしかしてこれが本当の寿さん?
知らなかった…
投稿: るるが | 2005/03/25 22:52