報復の連鎖
ここにも何度か書いているのだけれど、相方は私のわき腹を突くのが大好きで、いつも欲しいまま突き倒されては夜毎枕を涙で濡らしている。
しかし、私も男の(かなり)端くれである。
いつまでも泣き寝入りしているというのはいかがなものかと、ついに報復手段を考案し、それを実行に移したのだった。
それが、
「アゴつかみ」
である。
普通に会話を交わしている時などに、突然、何の前触れもなく手を伸ばし、人差し指と親指を中心としてアゴをつかむのである。
そのあまりに意外な行動に、相方は眉間にシワを寄せたまま黙然としている。
私は何故だか知らないけれど
「勝った!」
という達成感に、胸が躍ったのであった。
しかし。
その後、私の抵抗手段「アゴつかみ」は、相方に軽々とかわされるようになり、逆に相方にアゴをつかまれる日々を送っている。
とどのつまり、私のささやかな抵抗は、相方の技を増やしたに過ぎなかったのである。
合掌。
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コメント
あごつかみがやりたくなる気持ち、激しく、頭が禿げ上がるほどにわかります!
うちの相方も小猿によじのぼられる母猿の心境に達しているらしく、たいていの攻撃には動じないので、最近ではあご肉をつまんで無理やり割れあごを作ってしまいます。
「やめて~イタリア男にしないでぇ~(泣」
女性に割れあごはかわいそうなので、下唇をつまんで割れさせてアンジョリーナ・ジョリーにしてあげるのはいかがでしょうか(`・ω・´)ノ
投稿: ゆんたん | 2005/02/07 10:13
嗚呼、技を習得させてしまったのですね。
というか、もう諦めたほうが良いのでは~(笑)
後は、公衆の面前で甘い言葉を贈ったりベタベタしてみたりとか・・・・・・でも、これは両者共に
羞恥プレイですよねぇ。報復にはならないかー。
私は人前で彼氏の腹の肉を揉みますが、忘れた頃にやり返されて、私の方がもっと恥ずかしい
思いをします。トホホ。
投稿: RYO | 2005/02/07 11:47
相方様の技のレパートリーが増えましたねー
おめでとです♪
…寿さん、男なら(わたしは男じゃないけど)いさぎよく諦めるべしっ
投稿: るるが | 2005/02/07 15:22
ここにひとつの奥義がある。
それは、おもむろに人の背後に立ち、冷たくなった人差し指を首筋に押し当てるというものである。
ただし冷たくなければ意味がないため冬の間しか使えず、ハイネック、タートルネックの防御には通用しない。
ちなみに私に、この奥義を試すような恋人はまだいない。
投稿: x | 2005/02/07 15:31
残るは鼻フックしかないですね。
投稿: おおたま | 2005/02/07 15:55
プロレス的展開で、地獄突き(アブドーラ・ザ・ブッチャー)の次は、アイアンクロー(フリッツ・フォン・エリック)とか、古典的な技が使えるかも。相方さんが・・・ぽんぽこぽーん。
投稿: しながわ | 2005/02/07 17:53
「ささやか」なんて遠慮がちな抵抗をするから
逆効果なんですよ。もっとドーンといかないと。
……やめた。ここじゃ言えない(苦笑)
投稿: ゆう | 2005/02/07 20:21
夫に顎をつかまれたら、すかさず
「元気ですかぁ~」等
猪木のモノマネをしなければいけない、妻です。
はじめまして。
セリフのパターンもいくつか用意することも可能です
夫はいたくお気に召したようで
しばらくハマっておりました。
投稿: 関西妻。 | 2005/02/07 20:55
>ゆんたんさん
いや、っつーか、
「頭が禿げ上がるほどに分か」られたのは初めてです。
禿げ上がっちゃったんですか!?
ちなみに、「下唇をいじる」のは私も好きです。
つまんで、上下に動かすと、抜群の嫌がらせ効果が期待できます。
>RYOさん
ああ、それいいですね。
今度、人前で相方の腹の肉を揉むか・・。
・・・
報復が怖いのでやめておきます。
>るるがさん
いや、オイラは諦めないぞ!
常在戦場。
欲しがりませんカツまでは!
(つまり、トンカツまで注文するのは贅沢だと言う意味。)
>xさん
いえ、それがですね。
同じことをしたことがあるのですが、
「あ~、冷たくて気持ちいい。」
と言われただけでした。
攻撃のつもりが、吸収されました。
何故ですか?
(いや、聞いても・・・)
>おおたまさん
(結構、スゴイこという人だな・・・)
そ、そうですね。
>しながわさん
つまり、わき腹突きからのアゴつかみというコンビネーションですか。
私がされるのですか。
ポンポコポ~ン・・・(泣)
>ゆうさん
例えばどんな!!!???
>関西妻。さん
ス、スゲエ。
さすがは関西人は違うなあ。
私も、笑いを理解できる東北人を目指して精進したいと思います!!!
投稿: 寿@管理人 | 2005/02/08 01:12
続き
この奥義は、まず指をよく冷やすことが大切である。1日百回こおり水に
指をつける鍛錬をお勧めする。それと、首筋にも指をつけるツボがあり
個人によって差があるが、頚動脈の少し後ろあたりが一番効くと思われる。
人差し指では効かない場合は、中指も加え2本で行う場合や、なでる様
に触れる、指を湿らせて触れる、または両方の指で両側から攻めるという
方法がある。
両方の指でも効かない場合は、そのまま腕を前に突き出しつつ後ろから
ぎゅっと抱きしめ、耳元で「愛してる」と冬のソナタ風にささやく技も
ある。うまくいけば「恋の三年殺し」といわれるほどの大技であるが、
一歩間違えれば「キモい」という一言と最大5日間は避けられてしまう
であろう。(これはすなわち脇腹攻撃を受けないという意味では
最大の防御となるが)
投稿: x | 2005/02/08 11:17
この奥義、私がやられてます!
くすぐったいのとつべたいので
「いっひ~~~!!」
という奇声が発せられます。
>ぎゅっと抱きしめ、耳元で「愛してる」と冬のソナタ風にささやく技も
ある。うまくいけば「恋の三年殺し」といわれるほどの大技であるが、
一歩間違えれば「キモい」という一言と最大5日間は避けられてしまう
コレやると、たぶん、
「どうした?なんかあったか?」
と、本気で心配されます。
投稿: 寿@管理人 | 2005/02/08 17:40