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スキンシップの男女格差

スキンシップというものには、確かな男女格差が存在する。
 
 
例えば一組のカップルが歩いている時。
女性が男性にジャレつくというのは、どちらかと言うと

「微笑ましい光景」

である気がする。
もちろん限度はあるが、その許容範囲は割合広い。
 
 
しかし、逆の場合はどうだろう?
男性が女性にジャレついているというのは、はっきり言って傍目には

「生々しい光景」

として映るに違いない。
許容範囲は非常に狭い、もしくは「無い」のが実情である。


男性は、公衆の面前で女性の体には触れてはいけない。
触れれば即座に

「なんだ、あの男、公衆の面前でイチャイチャしやがって。」

という世間の評価を頂く事となり、

「軟派」
「不埒」
「好色」
「淫蕩」
「漁色家」

などのレッテルを貼付されることになるのだ。

誠に理不尽ではあるが、世間の目とはそういうものだ。
 
 
 
何故、公衆の面前で男性は女性に触れるのがはばかられるのだろうか?

多分それは、「罪悪感」が発生するからだと思われる。
まるでいけない事をしているような後ろめたさがある。

「なんだか、ごめんなさい感」と、

それを目撃してしまった周囲の人間の、

「そりゃあイカンだろう」

という憤り。
それが即ち、スキンシップの男女格差に出ているという事なのだと思うのですね。
 
 
 
ある日の事。
相方に脇腹を突っつかれ、悶絶しながらそんな事を考えていた。

相方の趣味は私の脇腹を突っつくことであるということは何度もここに書いている。

逢った時には挨拶代わりに突き、運転中も信号待ち中に突き、話をしていても話題が転じる時に突き、並んで歩いている時には思い出したように突く。

それは私の弱点が脇腹であるということを知った上でのことであり、最近では頻度も増えた。
頻度が増え、試行回数が増えるにつれて、相方の

「突き手」

にも工夫と練磨が施され、今では数々の技が開発され、その内容は大変な充実を見せている。

その一部を紹介しよう。

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最近では「脇突きは極めた」のか、背骨に沿って指をすくい上げる新手まで開発しているようだ。
(実験台は当然私である。)


このように、私はいつも相方の一方的な「スキンシップ」の餌食となっている。
来る日も来る日も脇を突かれ、掴まれ、揉みしだかれ、背中をすくい上げられている。
 
しかし、反撃は許されない。
相方の脇や背中には、「世間の目」という不可視の、だが強固な障壁が張り巡らされているからだ。
 


では、人目の無いところではどうだろう?
二人きり、車に乗っている時の信号待ち。

相方は待ってましたとばかりに脇を突いてきた。

私はひとしきり悶絶したあと、
「今日こそは許すまじ」

とばかりに、初めて脇を突っつきに行く。
すると相方は、その気配を感じ取った瞬間、

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と早々に謝ってしまったのである。
 
 
 
女性の狡知は身を守るために神様が与えたものだという。
それは必要なことだとは思うのだが・・・。

・・・ズルイ。

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コメント

理性をかなぐり捨て、公衆の面前で相方さんへ攻撃する戦術が有効であろうと思われる、よってこれを推奨。(笑

私は背中の背骨沿いが弱点で・・・・触った友人を脊髄反射的に(「うひゃうぅっ」)殴ってしまい流血させた事も・・・・。(遠い眼)

相方さんへの攻撃時には細心の注意を。

投稿: goko | 2005/01/13 08:33

あ~、私もやりますね、各種突きという名のチョッカイ。絶対に人前では反撃できないのを知っててやってるし。ははは。

きっとあれですよ、相方さんは甘えてるんですよ。安心できるんですよ。そういう形の愛情表現なんです。
きっと・・・ええ、多分・・・えーと・・・・・

投稿: RYO | 2005/01/13 11:42

反撃の応酬が悲劇を生むことも時にはあるかと・・

そんちょ様、耐えなされ。
脇腹突き攻撃に対する耐性を高めるのぢゃ。
修行しなされ。

さすれば脇腹突き攻撃にさらされても
そんちょ様は微動だにせず、
安定を保つことが出来、
相方さまにはお気の毒だが
「えぇ~?なんで~?おもしろくな~いじゃ~ん!」
(口調は実際とは異なると思われます)
ということになり、
攻撃は止むであろう。
めでたし、めでたし
(ってか、私、ダレ??)

投稿: Kei | 2005/01/13 12:49

わたしはお腹に友達に思いっきり突かれた時、泣きました。本当に、イタかった……………。
自分がやられる、となると速攻謝ります。
そういう点では相方様と似てるのかも?(勝手に似せてしまってすみません)

でも、本当微笑ましいです(あ、年下が生意気なことを言いました)
そうそう、つい先日【ノロケ】の意味を初めて知りました。此処でよく見かけます、えとゆう様とそんちょ様がよく話していたのですけど、それは【ボケ】とかのことかと思っていました…(だって、ケって、一緒ですよね)
【恋人との関係(?)を話す(!?)こと】の様な意味だったのですね♪
初めて知って、感動です。

投稿: るるが | 2005/01/13 18:46

こんな事言っては失礼かもしれませんが、


エロスを禁じえず…。


…ええっすなぁ…。。。

投稿: 蒼史 | 2005/01/13 19:23

鬼のようにこそばがり屋なボクは・・・
小中高と各年代のクラスの女子からこそばされ、
今では、こそばし返すことも可能。
世間の目なんて負けるものか!!!
こそばいものはこそばいんです!!!
そんちょさんも頑張って相方様に応戦してください!!!

投稿: ました | 2005/01/13 21:38

「裏突き」のさりげなさと相方さんの表情がいいですね。

確かに公衆の面前で男性が女性の体に触れているのを見ると「いやらしい」と思い、女性が男性の体に触れているのを見ると「微笑ましい」と思うことが多いかもしれません。
でも爽やかな触れ方ならば、男女問わず「微笑ましい」光景だと感じると思いますよ。

反撃は・・・女性の立場から推測すると、恥ずかしいのだろうなと思います。
「ズルイ」なんて言わずに他の反撃方法を考えることをお勧めします(笑)

投稿: | 2005/01/13 23:05

反撃の余地無しのようにも思えますが、
何くわぬ顔で反撃すればバレないかと。
あるいはノールックで。

そういやノロケの定義って何なんでしょうね。
るるがさんの書いていた
「恋人との関係を話すこと」に「世間の目」と
いうか、今回のお題に関わる何かが加えられた
ものであると考えていましたが…

投稿: ゆう | 2005/01/13 23:23

そんちょ殿

攻めの愛撫に怯む事なかれ。
男子の本懐これに過ぐるものは無し。

守りの狡知はそっと抱擁で…あ、運転中か。

投稿: はぁちゃん | 2005/01/14 01:05

何をそこでいちゃついておる!

日本男児たるもの公衆の面前でちゃらちゃらするなっ!!

即刻逮捕ーっ!!!

投稿: ブログ警察 | 2005/01/14 01:18

>gokoさん
>公衆の面前で相方さんへ攻撃する戦術が有効であろうと思われる、よってこれを推奨。

・・・
分かりました。
公衆の面前で相方をくすぐり倒し、マジ怒りさせてみたいと・・・

そそそ、そんな恐ろしかことできんとです!!

>RYOさん
やはり、「反撃出来まい。」という前提のもとに行われているのですね。

私には耐えるしかないのでしょうか・・。

>Keiさん
28年間(もうすぐ29年間)修行していますが、一向に体勢がつきませぬ。
自分には素質が無いのかも知れませぬ。

>るるがさん
ボケって・・・。

>蒼史さん
私も感じます。

>ましたさん
マジですか!?
幻の「こそばし返し」を会得しているのですか!?
スゲエ!
尊敬します!

>律さん
「裏突き」は、体の密着を伴うので私も大好きで・・・いやいやいや!こさばゆいのでカンベンです。
別の反撃策と言ったら、こうやって全世界に向けて被害状況を公表する事くらいです。

>ゆうさん
「ノールック突き」は、すでに相方が技の一つに入れています。
目で見ない分、マジで痛い時があります・・。

ノロケの定義は、
>「恋人との関係を話すこと」に「世間の目」と

「恥かしさ」かもしれませんね。

後で読み返すと、自分でも恥かしい時があります。(笑)

>はぁちゃんさん
ああ、そうか。
「愛撫」だと考えればいいのか。

・・・かなりアレな愛撫ですが。

> ブログ警察さん
や、むしろ、「傷害罪」をとってはいただけませんか。

投稿: そんちょ | 2005/01/14 22:12

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