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コタツの危険性

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コタツというものは、実に危険極まりないものである。

今日は、「日常に潜む危険シリーズ第3弾」として(もしかしたら、そういったシリーズは無かったかも知んない)、意外に知られていないコタツの危険に迫ってみたいと思う。
 
 
 
コタツは危険である。
コタツは様々な欲望を駆り立てる。

例えば、食欲である。
コタツに入ると、人は何かを食べずにいられなくなる。
おそらく、密閉され、温められた足から噴出し、昇華した汗で不足した水分を補うため、ミカンを食べたり、お茶などを飲んでしまう。
その行動が呼び水となり、なんとなくスナックだとか、センベイまでもひたすら食べつづけてしまうのだ。

そして、ひとしきり食欲が満たされた後は、睡眠欲に襲われる。
コタツに入っている状況を四字熟語で言い表すならば、まさに
「頭寒足熱」である。
つまり人間にとって、もっとも快適な状態なのだ。

コタツに入りつづけている限り、人は食欲と睡眠欲の強固な連鎖から逃れ難くなってしまうのである。
こんな危険な事があるだろうか?
 
 
 
危険性はこれだけにとどまらない。
コタツは、「やりかけ」を次々に誘発する。
コタツの文化は、「やりかけの文化」だと言っても過言ではない。
ぬくぬくとコタツでまどろむひと時の事を思い返して欲しい。
あまりに突然訪れた睡魔により、コタツテーブルの上はどうなっているだろうか。

読みかけの本、食べかけのスナック、飲みかけのお茶、剥きかけのミカンなどが散らばっている。
まさに廃退の宴が繰り広げられているでしょう。

中途半端を許容してしまうところにも、コタツの危険性は表れているのである。
 
 
 
そして、「依存性の高さ」も大問題である。
コタツに入った時。
誰しも、最初はおずおずと「足先だけの付き合い」のはずだったのに、それがいつの間にかお腹までズブリと入り、やがて肩や首の辺りまでズブリズブリとめり込んでしまうでしょう。

めり込みすぎて
「なんか、足がスースーするナ。」
と気付いた時には、自分と反対側のコタツ掛けがめくれ上がり、隙間が出来てしまっているのだ。
そのような事態になって初めて自らが激しくコタツを求め、コタツ無しでは生きていけない「コタツ依存症」になってしまったことに気づくのである。

「コタツ依存症」には、次のような症状が認められている。

● 「食っちゃ寝」を繰り返し、体重が激増する。
● 行動範囲がコタツから半径2メートル以内に限定される。
● トイレを我慢して膀胱炎になる。
● 「中毒性出不精症候群」を併発する。
● 蒸れた足のにおいに参る。

これは「コタツ依存症」の症例の一部であるが、これだけの深刻な症状が確認されているのだ。

「コタツ依存症」の禁断症状は悲惨である。
必要以上に温められた脚部は寒さに過敏になり、室外の気温にも順応不能になり、巷に吹き荒れる不景気風にも対応が出来なくなってしまうのである。

一生コタツから出られなくなる、「コタツ引き篭もり(略称コッキー)」という事例も報告されていることからも、その恐ろしさがお分かり頂けると思う。
 
 
コタツは危険極まりないものである。
コタツの本当の恐ろしさは、その危険性を「生活家電jという一般分類のなかに埋伏させ、カモフラージュしているところにある。

コタツではなく、狡猾なのだ。
あ・・無理があった。
ゴメン、今の無し。

・・とにかく、皆さんも、コタツで見を持ち崩すことのないよう、用法用量を守り、正しく使って欲しいと願わずにいられない。

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コメント

私の近辺では、コタツ依存症のことを「コタツムリ」と呼んでおります。
実家にはコタツがあり、長くコタツムリ状態に苦しんだ私でしたが、今住んでいる家にはコタツを置いておらず、やっと真人間になることができました。
でも、今でも夢にみることがあって…。

投稿: 山口 浩 | 2004/12/19 20:44

あ、山口さんに先を越された^^
「こたつむり」の命名は木村千歌さんですねっ。私もこちらに一票。

投稿: Reiko Kato | 2004/12/19 21:10

こんばんは。
ワタクシ今、コタツにて”言戯”を開いている最中にいそいそとみかんを用意していました。
みかんをむきむきスクロールしたら、まさしく私の状態が暴露されているじゃないですか!!
私は「コタツ依存症」なのだと認識しました。

そんちょさん、
自覚のない患者に病名を知らせてくれてありがとうございます…
(でも一生治らないと思います)

投稿: jeepway | 2004/12/19 21:46

こんにちは 学生時代の頃、こたつが勉強に食事に恋人との団欒にとフル活躍したことを思い出しました。それに引き換えあの洋間のフローリングというのはダメですね。どうもくつろげなくて。

冬は綿入りの半纏を羽織ってこたつ
こんな快適な過ごし方はありませんよ。

投稿: 江草乗 | 2004/12/19 22:14

こんばんは。
ウチはホットカーペットに膝掛けです。

私σ(^_^; の持病は、コタツの半径1M以内に物が散らかりだすという、一見なんのへんてつもない初期症状を機に、気がついた時には足の踏み場がなくコタツ以外に居場所が作れなくなってしまうという急速進行性悪性コタツ依存症。コタツはドクターストップされてます。(笑

投稿: kazumucha | 2004/12/19 22:43

コッキー!
うちのダーリンはそれに足して屁コッキーとなり、
コタツの中はガス室と化します。

投稿: じゅじゅ | 2004/12/19 22:56

いつもは会社で見ているので押し殺した笑いなのですが…今日は爆笑させていただきました。
さすが、そんちょさんの視点はすばらしいですね。


近年、我が家ではコタツという奥ゆかしき日本文化から、ホットカーペットと言う近代的(?)かつ西洋的なシロモノが敷かれるだけの味気ないものとなってしまいました。

…ウソです。
冬になってコタツ布団を出してくるのも、春に片付けるのも面倒なのでみんなやりたがらないだけです…。


自分が小さい頃はコタツにもぐって、うつぶせで頭と両足両手を出し、「コタツ亀だ~」なんて言ってた記憶があります。
今やると間違いなくおシリが丸焼けになってしまいますが…

投稿: 蒼史 | 2004/12/20 00:20

コタツ…わたしの部屋に欲しいなぁ。
コタツってそんな怖い物だったんですか……

投稿: るるが | 2004/12/20 20:47

>山口 浩さん
無事に更正されたのですね。
おめでとうございます。

夢に見る気持ちはよく分かります。
脳が、いまだにコタツを求めて止まないと・・。

体がコタツを求め始めたら、太腿をボールペンで刺して正気を保つという方法もありますよ。
(そこまでしなくていいって。)

>Reiko Katoさん
それでは私もそっちに一票!
(なんだか分からんけど)

>jeepwayさん
jeepwayさんは更正を諦めてしまったのですね・・。
山口さんは、コタツを欲すると太腿にボールペンを刺して正気を保つそうですよ。
(いつの間にそんな事に!?)

jeepwayさんも是非。

>江草乗さん
相方も似たような事言ってました。
私はどうもコタツとの相性があまりよくないのか、そういったことは無いですねえ・・。
コタツでウトウトすると、わざわざベッドに移って寝ます。(マジで)

>kazumuchaさん
それは危険です!
すぐにしかるべき対処(コタツを片付ける)しないと、コタツに人生をメチャメチャにされますよ!

ああ、くわばらくわばら・・。

>じゅじゅさん
コタツに入ると、体内にガスが溜まるのか屁コッキー警報が発令されますね。

コタツの中で屁コッキーすると、爆発しそうで怖くはありませんか?

>蒼史さん
分かります。
コタツ亀などしようものなら、カチカチ山になってしまいますね。
大人になるって、悲しいことが多いですね。

>るるがさん
いんにゃ、キミはまだコタツを覚えるには早い。

投稿: そんちょ | 2004/12/22 08:44

私もコタツ依存症です。うちの夫はコタツの事を『悪魔の発明』私に対して『妻ホイホイ』と呼びます。5月も半ばなのにこのところ寒さがぶり返してきたため『妻ホイホイ』カムバックを叫ぶのです。いっそうぐうたら病が進行しそうですが・・・。

投稿: せぴ | 2005/05/15 00:21

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