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今年を振り返る

皆様、大晦日してますか?

今年も今日で最後という事で、まあ、ありきたりではあるのですが、「今年一年を振り返る」みたいな事を書きたいと思います。

平成16年。
身の回りにあったもっとも大きな変化と言えば、まずこれが挙げられます。

◎相方(恋人)宮城に帰る!◎

今年の5月11日。
相方が名古屋から宮城に戻ってきてくれた。
相方の実家がたまたま宮城に移転したのもあったのですが、一番大きな動機は私のため!!
私のために、生活も仕事も投げ打って戻ってきてくれたのですよ!

これって、ものすごいことです。
そんなものすごい事をされたからには、こっちだって応えなきゃならんと思っているのです。

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◎ブログが大変なことに!◎

去年(もうすぐ一昨年になりますね)始めたブログ「(旧)言戯」を2月に閉鎖。
「(旧)言戯」の内容は、それはそれは暗いもので、読んでいてもイヤ、書くのもイヤになったので全て削除しました。
今では手元にバックアップデータが残っているだけです。

そして数週間後、3月11日に「日照雨(そばえ)の通り道」と改名し、再開。
しばらくして、再び題名を「言戯」に戻す。
サイトのアドレスドメインが「sobae」となっているのは、その名残です。

始めたばかりの頃は、一日100~200アクセスほどだったのですが、ある日「Un jour」のじゅじゅさんに見出され、サイトで紹介されたところ一気に700アクセス台まで激増しました。
人気ブログの威力というものを思い知った出来事でした。

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そして9月。
ニュース系サイトに「二兎を追う者の結末」という記事が紹介され、瞬間風速一日20,000アクセスを叩きだした。
さすがにその騒ぎは1週間程で収束しましたが、そのうち何百名かの方々がお得意様として残ってくれました。

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そして年末。
「みんなのブログ」「このブログがすごい!」などの年末のブログ本で立て続けに紹介して頂いたのである。
今年はブログ黎明期で、みんながイマイチ「ブログって何?」状態だったがために、そのドサクサでたまたま目に止まっただけなのかも知れないけれど、少なくとも自分の描いたものが少しでも世間に認められたのは素直に嬉しかったです。

来年以降、このブログが、そして私自身がどういう展開を見せるのかはまったく予想がつきませんが、「描かずにいられない人間」として、なるべく面白いものを描いていこうと思っております。

◎私生活、仕事!◎

私生活については、大体このブログに描いてあるのでいいとして(笑)。

仕事。
これに問題がある。
当初はピザと陶芸で女房子供を食っていかせるぐらい稼げると踏んでいたのだが、陶芸の方が様々な理由で稼いでもお金が入ってこないという事になってしまった。
6年間、ほとんどタダ働きしてきたのは腕を磨くためだったのだが、どうもそれは結実を見ないようだ。

そういった理由から、最近自分でも陶芸への興味も関心もすっかり消えうせたのを感じる。
(このブログに陶芸のことがまったく出てこないのがいい証拠である。)
このままグズグズしてたのでは家にも相方にも迷惑がかかるので、陶芸にはさっさと見切りをつけて、新しい道を模索する時なのかも知れない。
 
 
 
このようにまとめると、良い事三分の二、悪い事三分の一で、全体的には良い一年だったと思う。
来年からは、また色々なことが待ち受けていると思うけれど、それらをいちいち楽しんで歩いていきたいものです。
 
 
 
今年もあと8時間ほどで終わり、すぐに次の年がやってきます。
約9ヶ月間、「言戯」をご愛顧頂き、誠にありがとうございました。
来年もノロケ、どうでもいいことへの思索、グッジョブ話、出来事の報告などを描き立てていきますので、どうかひとつよろしくお願い致します。

では、

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「言戯」管理人:そんちょ

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ノロケの真相・・?

相方(恋人)の友人もウチのブログをたまに読んでくれているらしい。

こないだ、相方がその友人と電話で話している時に「言戯」の話題になり、こう言われたそうだ。

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やだなあ。
そんな、逃がさないために描いてるわけじゃないですよお。
あははははは。

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モテ期到来・・?

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齢三十も近くなって、ようやく私の肉体にも異性を惹きつけるフェロモンが通い始めたのか、「モテ期」というものが到来した。

それも、年下の女性ばかりにモテてしまう。
「両手に花」どころの話ではない。

どういう状況にせよ、女性に好意を持たれるのは素晴らしい事である。
たとえそれが、4歳から6歳までの幼女(姪っ子二人含む)だとしてもだ。

・・こんな「モテ期」はいらねえ・・!

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男闘呼餅つき

去年くらいから、我が家では今ごろの時期にモチつきをしている。

今年もつい先日、木製のウスとキネを引っ張り出してきて、親戚や知り合い、その子供や孫を集めて「モチつきと、餅食べの会」を開いた。

今回の「モチつきの会」には相方(恋人)や、相方のお母さん、婆ちゃんも参加することになり、私は張り切っていた。

何故ならば、このモチつきこそが私のほとばしる「男闘呼っぷり」を激しくアッピールする好機だからだ。
 
 
思えば、相方の前で「男闘呼っぷり」を披露したことがあっただろうかいや無い。(即答)

常に私は「ちょっと頼りないから、私が付いててやらなきゃ」的な評価を頂いていたような気がする。
実に的を射ている評価ではあるが、私も男の(かなり)端くれ。
たまには、

「たくましく、頼れる男闘呼」

という一面を見せつけたいのである。
否が応にも気合いがこもるのを禁じえなかった。

蒸かされたモチ米がウスに投入された。
モチ米は、モウモウと湯気を立たせながら、照りつくようなモチ肌を震わせ、
「ぶって!私をぶって!」
と呼んでいるようにも見える。

なるほどモチ米というものは、こうやって古来より男の加虐心を煽り立ててきたのか。
「モチ」のイニシャルは「M」である。

それに応えるべく、ウスの傍らに置かれたバケツに浸けられたキネを手にする。
キネの重みが腕に伝わり、その刺激が脳に達して分泌される「男闘呼物質(オトコナーゼ)」。
むくむくと頭をもたげ始める私の「男闘呼魂」。
それを見せるべき相方は、きっとこちらを見つめているに違いない。

トントンと軽くモチ米をまとめた所で、「返し方」の母から

「はい!強く叩いて!」

という声がかかった。
 
 
 
押さえつけていた私の野生が一気に解放される。
平正眼から上段に構えられたキネは一気呵成にウスの中のモチ米に殺到した。

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盛り上がる上腕二頭筋。

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張り詰める三角筋。

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うねりを上げる大胸筋。

噴出す汗は、まさに男闘呼の象徴であった。

「はい、もういいよ~。お疲れさん!」

という声がかかり、私は相方の恋慕の熱いまなざしを確信して叫んだ。

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以後、二度と私の「男闘呼モード」が発動される事は無かった・・・。

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不具合・・?

どういうわけか、右のサイドバーコンテンツが全部表示されなくなってしまいました。
他のブログは異常ないようだし、何故、ウチだけ???

原因がサッパリ分かりません。

困った・・。

しばらくは左側に集めて様子を見ます。
ウイルスでも入ったかなあ・・?
対策ソフトは入れてあるのだけれども・・。

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申し訳ないほどクリスマス。

クリスマスの日に立ち寄ったレストランは普段からよく利用しているところで、値段はちょっと高めなのだけれど、よく吟味された食材を非常に丁寧に調理してあって、いちいち美味しい。

店員さんの接客も真面目でよく気が付き、そのプロ意識に感じ入ってしまうほどである。

この店でお気に入りなのが「グラタン」。
特に、「キノコのライスグラタン」は、ハッキリと味の分かるほど濃厚なマイタケ、シイタケ、エノキなどのキノコと、おそらく醤油で味付けされたゴハンをチーズで包み、こんがりと焼き目がつけられている。

相方(恋人)などは、ここで食事をするたびに必ず注文するほど大好きで、

「このグラタンを食べられるだけでも宮城に帰ってきた甲斐があった。」

とまで言わしめた逸品なのである。
 
 
 
クリスマスの演出だろう。
テーブルの上には青いガラス製のランプシェードが置いてあり、その中でロウソクの火がちろちろと踊っている。
次々に料理が運ばれてきて、談笑しながら食べてゆくうちに、店員さんの一人が歩み寄ってきた。

「お客様。」

とだけ言って、ニッコリと微笑みながら人差し指をテラスの方に向けた。
指示されるままその方向を見てみると、そこには・・

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なんと、夜空に花火が咲いていた。
赤、白、緑のクリスマスカラー。
次々と打ち上げられ、周囲の建物を同色に染め上げている。

そのレストランの隣にある、高級なホテルの演出らしい。
そのお城のようなホテルのシルエットが、よりいっそう幻想的な雰囲気をかもし出していた。

「綺麗だねえ~・・」

ナイフとフォークを空中で静止させたまま、しばし二人で見入ってしまう。
他の席にいるお客さん(カップルがほとんど)も気付き、一気に上昇する店内の

「ロマンチック指数」。

シヤワセの雰囲気が充満している。

我々も恐らく微細ながらもそれを放出していたはずではあるが、どうしても耐え切れずに思わず出た一言。

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そう。
我々は、どうもこういう「ロマンチックな状況」が非常にニガテな性質なのである
どうにも照れてしまう。
二人してちょっと赤面してうつむき、

「ちょっと出来すぎだよねえ。」
「こういうクリスマスもあるんだねえ。」

などと、自分たちを冷やかしながら黙々と食べていた。

クリスマスも、悪くないと思ったことは言うまでもない。

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すまんかった・・。

25日のクリスマス。

私と相方(恋人)は、レストランで食事をする約束をしていた。
レストランの予約の時間まで少し早かったため、書店をウロついていたのである。

書店で並んで本を見ていると、私は相方の横顔に違和感を覚えた。
まぶたの辺りが赤くなってるのである。
気になって、何気なく聞いた。

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相方は、はじめ「???」という顔をしていたが、すぐに「はっ」と気付き、にやりと微笑む。
私もほぼ同時に、今の軽はずみな発言を激しく悔いた。

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そう。
相方は化粧をしていたのである。
普段、相方は化粧などあまりするほうではないので、私はスッカリそれが普通となっていて、その変化に気付いたまでは良かったが、肝心のところで取り違えてしまったのである。

「あ・・・、化粧・・だよねえ。ゴメン。」

蒼ざめて謝る私。
相方はニッコリと笑ってこう言った。

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正直、すまんかった・・。

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ヨイコ・オブ・ザ・イヤー

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昨日から今日にかけて、私は非常に緊張している。

なぜならば、クリスマス期間の真っ只中だからだ。

ご存知のとおり、クリスマスには「その年における『よいこ度』の発表(ヨイコ・オブ・ザ・イヤー)」が行われる。

あまりに有名な話なので割愛しようかとも考えたのだが、念のためにもう一度おさらいしておこう。

「ヨイコ・オブ・ザ・イヤー」は、毎年12月25日の深夜に発表される。
参加資格は、就寝時、枕もとに靴下を吊り下げておくことと、遅くとも夜10時までの就寝。

靴下の提示を失念、または怠ると、「ソックス・アウト」という反則になり、退場。
夜更かしも「わるい子判定」を取られ、「ノン・スリーパー」で、これも失格となる。

なお、靴下の大きさとプレゼントの大きさは比例するというウワサが一時期実しやかに囁かれたが、靴下は提示することが目的であり、それ自体は競技に影響無い。
ただし、洗濯済みのものを提示というのが、参戦時の最低限のマナーである。
使用済みソックスを提示することは反則として規定はされていないが、審議委員長であるサンタクロース氏の心証を著しく害するので、洗濯済みのものを用いる方がよい。

「よいこ度査定」は、毎年11月の末日に開かれる「よいこ審議委員会(よい審)」で決定される。
「よい審」の構成メンバーは10人。
委員長を務めるサンタクロース氏と、九頭のトナカイである。
九頭のトナカイは、一応拒否権は与えられているものの、拒否権を発動させるためにはハッキリと「NO!」と発言しなければならず、トナカイは生物学上それが発音できないため、実質的にはサンタクロース氏の独断で決められているのが実情である。

2002年、「『よい審』の実態はサンタクロース氏の政治力(発音力?)を背景とした独裁である。しかるべき有識者を招聘し、公平に審議すべきではないか。」

という声が上がったが、クリスマスというイベント自体がサンタクロースの存在なくしては成り立たないものであり、なおかつ、「よい審」の運営が、スポンサー企業や国の補助に一切寄らないサンタクロース氏個人の事業であることから、「新世紀よいこ審議委員会(新よい審)」の発足案は立ち消えとなったことは記憶に新しい。

「ヨイコ・オブ・ザ・イヤー」の「よいこ度」は、プレゼントの内容で表される。
「わるい子」だった場合は、当然プレゼントは無し。
普通の「凡よいこ」には、キーホルダーや500円分のサンタクロースQUOカードなどが進呈される。
これは、いわゆる「参加賞」的なものであり、「今年は、普通によいこでしたね。」という意味の賞品である。

そして、毎年20名、その年における「よいこ中のよいこ」がノミネートされ、その中から「ヨイコ・オブ・ザ・イヤー大賞」が決定されるのである。

見事「ヨイコ・オブ・ザ・イヤー大賞」に選ばれた「よいこ」には、液晶プラズマテレビや、ハワイペア旅行などの豪華賞品が贈られ、ノミネートされた選りすぐりの「よいこ」は、12月26日発行の「このヨイコがすごい!(宝船社)」に掲載される。

非常に夢のあるクリスマスではあるが、物事には表と裏の両面がある。
当然、クリスマスという華やかなイベントにも、黒いウワサは付きまとう。

たとえば、定職を持たないはずのサンタクロース氏が、毎年「ヨイコ・オブ・ザ・イヤー」を開催するための資金をどこから出しているのかは今だもって謎のままであり、それは「S資金」として米・中・ロの注目を集め、KGB、CIA、中華情報局などの諜報員がサンタクロースの身辺を探り、「S資金」の謎を解明すべく暗躍したが、その件にたずさわった者は次々に姿を消し、当時の米・中・ロの代表者は、サンタクロースから「永年わるい子」の烙印を押され、生涯「ヨイコ・オブ・ザ・イヤー」への参加資格を剥奪されたのである。

これは、「表の歴史」には決して記される事のないクリスマスの裏の一面なのだ。
 
 
そういったわけで、今日、明日のうちに、2004年度における私の「よいこ度」が発表されるのである。
少なくともノミネートされるのは確実だと思われるので、焦点は「大賞が獲れるか否か」、今からそれが楽しみで仕方がない。

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油断禁物

街で、相方(恋人)と待ち合わせをする時には、よほど注意しなければならない。

何故ならば、待ち合わせ場所に不用意に踏み込もうものなら背後から忍び寄られ、

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と、背中を肩で強打されるからである。
どちらかと言うと小柄な相方が飛びながらぶつかってくるため、下からえぐり込まれるようにヒットする。
これが結構痛いのである。

吹っ飛ぶ私に集中する好奇を含んだ周囲の視線。

「お?痴話ゲンカか?」
「彼氏~、なにやらかしたんだ~?」

と思われていることは火を見るより明らかである。

そこに、追い討ちをかけるように相方の

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という逆ギレ。

「東北地方の冬は寒い」
という事を、何故か私が責任を取らされ、体罰による肉体的ダメージを負い、世間からは「ロクでもない男」の目で見られる。

まさに踏んだり蹴ったりである。
こんな理不尽が許されていいのだろうか。

いいハズがない。
いいハズがないのだ。

これからは、背後にもっと気を配って生きてゆきたいと思う。
(消極的対処法)

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バックシャン保護シール

公共交通機関(バス・地下鉄など)を日常的に利用していると、3ヶ月に一回くらいの割合で、
「めっちゃスッゲエ美人」
に遭遇する。

たろーさんは、「美しい人」を発見して、相手に「貴女は美しい」と伝えたい衝動に駆られたそうだ。
しかし、公共交通機関の中で話し掛けるのは「ナンパ」としか取られないという現実にぶつかり、断念。

なにか画期的なシステムはないものか。
あの美しさを、広く世間に知らしめることは、できないのか。

と歯噛みして悔しがっている。

その気持ちは、痛いほどよく分かる。
私も、女性を見るのが大好きである。
「見る」というより、「鑑賞する」と言ったほうがしっくりくるかも知れない。
色恋でも、肉欲でもなく(それもちょっとあるかも知んないけど)、単純に「綺麗なもの」としての女性を観るのは、実に楽しく、有意義な時間なのだ。

そして私は、
「あの美しさを、広く世間に知らしめる画期的なシステム」
として、

「デジタルの魔法」

を使う。
有と無の織りなす電脳世界に、自分なりの文章と絵で美しさを紡ぎ出し、残すのだ。
それがすなわち

「グッジョブな話」

なのである。
(おお~、なんか、荘厳な始まりになったナ)
 


昨日の事。
街に散策に行くべく、私は地下鉄に乗り込んだ。

乗客はまばらで、ところどころ席も空いていたのだが、妙なこだわりが座る事をよしとしない。
出入り口と反対のドアにもたれて立つのがいつもの指定席であり、そこからチラチラと車内の様子を観察するのが常となっている。

二駅ほど過ぎたところで、ふと目の前に佇む後姿の女性が目に入った。
長めの真っ黒な髪、小柄な体躯を真っ白なコートで油断無く包み、黒のロングブーツ。
立ち居姿がとても綺麗な女性であった。

いわゆる
「バックシャン(後姿美人)」との邂逅である。

バックシャンに出会うと、人は必ず次の欲求が生まれる。
それはもちろん

「顔を見たい!」

ということ。
後姿に惹かれた心は、顔を確かめる事で美しさの完成、または崩壊を確かめずにいられなくなるのだ。

しかし、女性は出口方向を向いたまま、こちらを振り返る様子はまったく無い。
かといって地下鉄の車内で、わざわざ前に回りこみ確認をするわけにはいかない。
それでは単なる変態ちゃんである。
飽くまでも今いるこの場所から極力動かずに確かめるしかないのだ。
 
 
その時である。
発車ベルが鳴り響き、車両がゆっくりと駅を出始めたのだ。

「しめた!」

私は思わず笑みをこぼした。
このまま駅を出て地下の真っ暗な場所に入れば、向こうのガラスに反射して、この場所から丁度顔が見えるのである。

固唾を飲んでその時を待った。
電車は、先頭から次々に暗闇に飛び込む。
ほどなく私の乗る車両も暗がりに入った。

私は意を決して、ガラスに映った女性の顔に目を凝らした。

「!!!?」

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なんと、出入り口のドアに貼られたシールが、絶妙に女性の顔を隠してしまっているのである。
狙い済ましたかのようなポイントに貼付されたシール。
それはまるで、稀少なバックシャンを無粋な好奇心から守る、

「バックシャン保護シール」

のようにも思えた。
私はしばし愕然としていたが、不思議と納得もしてしまった。

つまり、私と彼女との関係は、どこまでいっても「他人とバックシャン」なのだ。
それ以上踏み込むのは美しくないという啓示を受けた気がした。

美しいものは、美しいと感じる心が美しく、過程を楽しむものなのではないか。
それに干渉したり、詮索したりして結果を出す事はないのだ。

次の駅で私は降りた。
その後姿の美しい女性をなるべく見ないようにした事は言うまでも無い。

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真冬のミニスカートは

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真冬におけるミニスカートは素晴らしい。 

 
真冬におけるミニスカートには「お得感」が溢れている。
上半身はガッチリとジャンパーやコートで防寒していると言うのに、下半身で思い切った隙を見せる。
当然、ズボンなどで隠されているであろうところに、突然あらわになった素肌。
世の男性は意表を突かれ狼狽し、無残にも目を奪われ、否が応にも離せなくなる。

真冬のミニスカートは、真夏のそれよりも3割、いや、5割増しで魅力が底上げされるのだ。
 
 
 
真冬にミニスカートを穿く女性は素晴らしい。
本来ならば、何らかの事情が無い限り(どんな事情だ?)真冬にミニスカートを穿くメリットは無いからであり、だとすれば、穿く理由はただ一つ。

「人に見せるため」

という点に尽きるからなんですね。

惜しいのは、その「見せる」対象が大抵定まってしまっているという事であるが、少なくとも他人を喜ばせるために自身に多少の不利益があっても厭わないというサービス精神は、是非とも見習いたいものがある。

つまり、真冬のミニスカートは「一生懸命」なのだ。
そこが素晴らしい。
 
 
 
本日、街頭にて定点観測による調査を敢行したところ、

●彼氏同伴の女性
●己の魅力を武器にする商売の女性

に、高いミニスカート率が認められた。

そこには時節柄、計算や打算などの芳ばしい香りが見え隠れするが、己の魅力を存分に発揮する事は決して悪い事ではない。

そういう強かな思惑もまた素晴らしい。

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記憶力が無い!

昔からそうなのだが、私は「記憶力」というものがスッポリと抜け落ちている。
まず、何でもかんでもすぐに忘れてしまう。
その中でも一番ニガテとするのが

「人の顔、名前を覚える事」

で、何度も会っている人でも、すぐに顔や名前が一致しない事がしょっちゅうである。
これはかなり相手に失礼なので、直さなければいけない悪癖だと自覚はしているのだが・・
 
 
 
少し前のこと。
相方(恋人)と、「ハウルの動く城」という映画を観に行った帰り道。
月の明りが雲の輪郭を浮かび上がらせる中、車を走らせていた。

話題は当然、ついさっきまで観ていた「ハウル」の話題となった。

「あのカルシファーの声やってた人って、我修院達也だったんだねえ。」
と、相方が切り出した。

「・・カルシファーって誰だっけ?」
眉間にシワを寄せ、記憶を手繰る私。

「あの、火だよ。火。」
「ああ、火ね!はいはい。・・んで、我修院達也って誰?」
「あのマユゲの繋がった、こないだまでコカコーラのCMに出てた人。」
「ああ、あの人ね!はいはい。」

「カブの声も、密かに大泉洋だったしね。」
「・・・カブって人、いたっけ?」
「・・カカシ!」
「あ~、あ~、カカシね!あのカカシ、カブって名前だったんだ?」
「カブってしょっちゅう言ってたよ!ちょっとは聞いてなさいよ!(劇中の)人の話を!」
「そうだっけ?んで、大泉洋って誰?」
「・・もういい。」

キャラクターの名前と顔がまったく一致しない私のせいで、車内の雰囲気は一気に険悪なものへと変化してゆく。
車の窓に片肘をついて瞑目する相方。

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とりあえず、分かるところまで話を戻し、仕切りなおすしかない。
そう判断した私は、主人公の二人の話を繰り出した。

「・・あ~、あのさー、ヒロインの声って倍賞千恵子さんだったよねえ。」
「ああ、そうだねえ。」
その意を汲み取ってくれたのか、話に食いついてくれる相方。
よしよし。
ここからが正念場だ。

「あれは良かったねえ。あの、ヒロインの・・三つ編みの・・眉毛の太い・・」

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このように、記憶力の欠如問題は、いよいよ深刻の度合いを深めてきている。
かくなる上は、今度のクリスマスに「記憶力をください!」とサンタさんにお願いしようかと思っている。

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ネグセは野生である。

みんな誤解している。

ネグセのついている自分の状態が「異常」だと誤解している。
「異常」だと自分で決め付け、慌てて洗面所などでネグセを直す。
そして、鏡に映る一点のスキも無い綺麗にまとまった髪を見て、
「ああ、ようやく正常に戻った。」
と安堵するのである。

しかし、それがそもそも間違いなのだ。

考えてもみて欲しい。
「睡眠」とは、「本能」の成せる業である。
「本能」とはすなわち「野生」であり、その野生の行動により形成された髪型こそが本来の自分(深奥部における「自我」)の求める髪形なのである。

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つまり、ネグセのついた状態こそが「正常」であり、それを直し、取り繕った状態を「異常」と呼ぶべきなのだ。

ネグセには野生が満ち満ちている。
忘れかけていたオスの血を激しく刺激する。
ピンピンに跳ね上がった毛髪放置こそが「男闘呼(おとこ)の象徴(シンボル)」を想起させ、取り澄ました理性を取り払い、ワイルドたらしめるのだ。


今日は仕方がないとして、明日からは起床時にネグセがついていた場合、
「ああ、これこそが私の本来の姿なのだな。」
と納得し、それを直す事無く学校なり、職場なりに赴いて欲しい。
もしも、
「ネグセついてますよ。」
と指摘されても、
「いえ、これはネグセではなく、私の本来の髪型なのです。」
と、毅然とした対処を取って欲しい。

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どうしても、「ネグセ」と呼ばれるのが気になるようであれば、自分で勝手に髪型に名前を付けても良い。

ピンピンに跳ね上がっていれば、
「今日の髪型は、『炎(ほむら)』です。」とか、
ねじれにねじれていたら、
「一発決めようと思って、『竜巻』にしてみたよ。」とか、
片方だけ髪が寝ていれば、
「左側頭部は、『静寂(しじま)』でアクセントをつけてみた。」

などと言えば、周囲の人間は
「ああ、あれはあの人独特の髪型なのだ。」
と納得し、その個性に感嘆し、憧憬の念を抱き、没個性の己に恥じ入るはずである。

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  ネグセは本来の自分である。 世間にある程度迎合するのは大人の知恵であるし、必要な事だが、譲ってはならない一線がある。 きっとその中に

「ネグセに見る剥き身の自分」

は含まれているはずである。
没個性がはびこる昨今の風潮に、ネグセをもって一石を投じて欲しい。
 
 
 
※なお、この記事を真に受けてネグセを放置し、それにより何らかの不利益を被った場合、当ブログおよび管理人は一切責任を負いかねますのでご了承ください。

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コタツの危険性

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コタツというものは、実に危険極まりないものである。

今日は、「日常に潜む危険シリーズ第3弾」として(もしかしたら、そういったシリーズは無かったかも知んない)、意外に知られていないコタツの危険に迫ってみたいと思う。
 
 
 
コタツは危険である。
コタツは様々な欲望を駆り立てる。

例えば、食欲である。
コタツに入ると、人は何かを食べずにいられなくなる。
おそらく、密閉され、温められた足から噴出し、昇華した汗で不足した水分を補うため、ミカンを食べたり、お茶などを飲んでしまう。
その行動が呼び水となり、なんとなくスナックだとか、センベイまでもひたすら食べつづけてしまうのだ。

そして、ひとしきり食欲が満たされた後は、睡眠欲に襲われる。
コタツに入っている状況を四字熟語で言い表すならば、まさに
「頭寒足熱」である。
つまり人間にとって、もっとも快適な状態なのだ。

コタツに入りつづけている限り、人は食欲と睡眠欲の強固な連鎖から逃れ難くなってしまうのである。
こんな危険な事があるだろうか?
 
 
 
危険性はこれだけにとどまらない。
コタツは、「やりかけ」を次々に誘発する。
コタツの文化は、「やりかけの文化」だと言っても過言ではない。
ぬくぬくとコタツでまどろむひと時の事を思い返して欲しい。
あまりに突然訪れた睡魔により、コタツテーブルの上はどうなっているだろうか。

読みかけの本、食べかけのスナック、飲みかけのお茶、剥きかけのミカンなどが散らばっている。
まさに廃退の宴が繰り広げられているでしょう。

中途半端を許容してしまうところにも、コタツの危険性は表れているのである。
 
 
 
そして、「依存性の高さ」も大問題である。
コタツに入った時。
誰しも、最初はおずおずと「足先だけの付き合い」のはずだったのに、それがいつの間にかお腹までズブリと入り、やがて肩や首の辺りまでズブリズブリとめり込んでしまうでしょう。

めり込みすぎて
「なんか、足がスースーするナ。」
と気付いた時には、自分と反対側のコタツ掛けがめくれ上がり、隙間が出来てしまっているのだ。
そのような事態になって初めて自らが激しくコタツを求め、コタツ無しでは生きていけない「コタツ依存症」になってしまったことに気づくのである。

「コタツ依存症」には、次のような症状が認められている。

● 「食っちゃ寝」を繰り返し、体重が激増する。
● 行動範囲がコタツから半径2メートル以内に限定される。
● トイレを我慢して膀胱炎になる。
● 「中毒性出不精症候群」を併発する。
● 蒸れた足のにおいに参る。

これは「コタツ依存症」の症例の一部であるが、これだけの深刻な症状が確認されているのだ。

「コタツ依存症」の禁断症状は悲惨である。
必要以上に温められた脚部は寒さに過敏になり、室外の気温にも順応不能になり、巷に吹き荒れる不景気風にも対応が出来なくなってしまうのである。

一生コタツから出られなくなる、「コタツ引き篭もり(略称コッキー)」という事例も報告されていることからも、その恐ろしさがお分かり頂けると思う。
 
 
コタツは危険極まりないものである。
コタツの本当の恐ろしさは、その危険性を「生活家電jという一般分類のなかに埋伏させ、カモフラージュしているところにある。

コタツではなく、狡猾なのだ。
あ・・無理があった。
ゴメン、今の無し。

・・とにかく、皆さんも、コタツで見を持ち崩すことのないよう、用法用量を守り、正しく使って欲しいと願わずにいられない。

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ミソに嫉妬するか!

というワケで、昨日は相方(恋人)とお茶を飲むべく、車で相方宅まで向かった。

昼間の強風が雲を引き込んだのか空には薄い幕がかかり、月が黄色くぼやけて、やや汚く見える。
メガネを外して疲れ目を労わりながら、いつもの場所に車を止め、相方を待っていた。

ラジオからは何とか言う歌手のとりとめない話と、歌が交互に流れ出ている。

しばらく待っていたのだが、一向に相方が現れない。
先ほど電話したから、そろそろ来てもいいはずなのだが・・。
なにかあったのだろうか?
しかし、ここは相方の自宅からすぐ近くの場所であり、異変があればすぐに分かる。
それはないだろうと、瞑目する。

すると突然、助手席のドアが開き、相方が飛び込んできた。
少し息せき切っている。

「どした?なんかあった?」
私は家でなにかあったのかと尋ねた。
相方はシートベルトを締めながら、興奮冷めやらぬ面持ちで、

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と言った。
「ミソが??なんで?大丈夫だったの?」
どういう経緯かは知らないが、とりあえず「爆発」という物騒な言葉に驚く私。
「うん。ミソとかキムチを常温で置いておくと、発酵が進んで爆発するんだねえ。」
「んで?大丈夫なの?ウチは。」
どの程度の爆発かは分からないが、とりあえずミソだらけになった相方のウチの台所を想像し、家族の安否を気にかける。

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「つい、見入っちゃってねえ。遅れちゃった。ごめんね。」
「・・・あ、そう。」

さっさとドライブシフトに入れ、発進する私。
少し運転が荒いのは、きっとミソのせいだろう。
相方は、私が気を悪くした事に気付いたらしく、腕にそっと手を添えてこう言った。

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生まれる場所を間違った。

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よく見ると、手首に赤い斑点が出来ている。

「吹き出物」である。
いや、精神的に青春真っ只中である以上、ニキビというべきか。
(それはあまりに図々しいので、以下「吹き出物」とする)

吹き出物というと、大抵顔や背中などに出来るものであるが、たまにこうして「本来あるべきでない場所」に出現することがある。

日常の、あまりに小さなイレギュラー。
「はぐれ吹き出物」は、「間違えて出来ちゃった」感に溢れている。

「いけね、間違っちった。」
というイタズラッ子のようなペロリ感がある。
(ピロリ菌ではない)

しかし、そのおどけた雰囲気の影に、確信犯的な不動不変の意思、
「なんとなく流されて背中や顔に生まれる事をよしとせず、自分の意思でそこを選んだのだ。」
という主張や反骨精神も感じられる。

つまり、「はぐれ吹き出物」は、敢えて群れることを拒み、自らの力のみを頼みに生きる孤高の生き様を体現して見せているのだ。

これは、同じ男として(吹き出物に性別があるかは現在調査中)、尊敬の念を禁じ得ない偉業である。
己の肉体に、そういった骨太な漢(おとこ)の部分を持ったことを誇りに思う。 
 

もしも今、「あなたのチャームポイントはどこですか?」という質問をもらったとしたら、私は迷わず左の手首を差し出しこう答えるだろう。

お茶目。
それでいて、頑固、機知と反骨精神に富むこの「はぐれ吹き出物」。
男子たる者、かくあるべし、と。

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もしもシッポがあったなら

最近、自動車のバーツに、「犬のシッポ」があることを知った。

それは「サンクステイル」と呼ばれるもので、運転時、他の車の前に割り込みしたり道を譲ってもらったりした際にリモコンをタシッと押すことで、車体の後部に搭載された「犬のシッポマッスィーン」がピコピコと可動。

「ありがとう!嬉しい!」

という意思を表現するモノらしいのだ。
昨今の非常に殺伐とした交通社会には、このようなふと和む、遊び心あふれる商品が必要であると思う。


もし、こういう機械が私のオシリにも付いていたなら、先ほど相方に電話した時に、

「トシさん、明日の夜空いてたら、お茶飲みにいかない?」

と誘われた私のシッポは、高々と、そして激しく反応していた事だろう。

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心にパッと花が咲くような嬉しさを伝えたくて、犬のシッポが欲しいと思う事がある。

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女泣かせ

今日は、私が2人の女性と関係し、一人を泣かせてしまった出来事を書きたいと思います。
 
 
 
それは、私と相方(恋人)がよく立ち寄るお店でのこと。
レストランと喫茶店を兼ねたそのお店は、入り口付近で自家製造したパンも売っており、そのパンがどれも大変美味しく、特にラスク(パンをカリカリにして甘く味付けしたもの)は絶品なのだ。

我々は、いつものようにお茶を楽しんだ後、フラフラとそのパン売り場へ吸い込まれていった。
もちろん、ラスクを購入するためである。

二人でラスクの入ったビンを探す。
しかし、今日はどこにもそれが見当たらなかった。

「トシさん、今日は無いみたいだよ。」
「んだねえ。一応、聞いてみようか。」

ということで、傍らのレジに佇んでいた、顔なじみの店員さんに尋ねる。

「すみません、今日はラスク無いんスか?」

店員さんは、レジ台から転げ出るように飛び出してきた。
この店員さんはひときわ小柄な女性で、丸顔にニコニコと微笑を絶やすことなく、頭にはいつもグレーに幾何学模様を白抜きしたバンダナを巻き、厨房着の袖を小粋にまくって、長めの前掛けを大股でパタパタと鳴らしながら働いている。

丸顔の可愛い店員さんはこれ以上ないほど困った顔で言った。

「あ~・・!ごめんなさい!今日、ラスク切れちゃったんですよお~!」

ああ、そうか、無くなってしまったのか。
まあ、あれだけ美味しいと、無くなるのもうなづける。

「あ!そうなんですか。分かりました、じゃあまた来てみます。」
と相方が言うと、丸顔の店員さんはなんと、涙ぐみはじめてしまったではないか。

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思わず顔を見合わせ、焦る私と相方。

「ごめんなさ~い・・!」
謝りつづける店員さん。

「いやいやいや、別にいいんです。また近いうちに来ますから!」
「そうそう、ねえ?また数日後に・・。」

「ありがとうございます・・今日、パン粉ならあるんですけど・・

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再び、顔を見合わせる私と相方。
(パン粉って・・揚げ物するわけでないのにそんなんもらっても・・)

しかし、丸顔の店員さんは、相変わらず涙ぐんでいる。
困惑する我々。
事態はいよいよ混迷の度合いを深め始めた。
私は、なんとかせねばならんと思い、

「あ、ホラ、サチ。キミ、たしかパン粉好きだろ?買って食べたら?『マフマフ・・バフー!!』って。」
と相方に言った。
「パン粉はさすがに食べないよ・・っていうか、バカにしてんの!?アンタ!」
怒る相方。

涙ぐむ女性の前で怒る女性と焦る男。
知らない人が見れば、痴話ゲンカと見えなくもない。
(見えないか)

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しかし、我々のやりとりを見ていた店員さんがようやく笑った。
そこに突破口を見出し、互いに「今だ!」と目配せして

「あはははは。じゃあ、また来ますね。」
と、言い残して我々はそそくさと店を出る我々。

初冬の夜空。
白い雲の間にまたたく星ぼしを見上げながら、白い息と一緒に呟いた。

「なにも、泣く事はないよなあ・・。」
「うん。まさか、ラスクであんな事になるとは思わなかったよ・・。」

この事があってからというもの、我々はこの店において「ラスクの常連さん」として認知されたらしく、立ち寄って食事したりお茶を飲んだりするたびに「今日のラスク状況」についての報告を逐一受けている。

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「このブログがすごい!」はすごかった。

宝島社発行の、「このブログがすごい!2005」の見本誌が到着した。

赤く「書籍小包」と判の押されたボール紙の梱包に、点描のイラストとともに「宝島社」という名前が大きく書かれている。

左上には黒い丸のハンコで、「料金別納郵便」。
本だけでなく、送料まで負担してくれるなんて、なんて気前のいい会社なのだろうか。

 

手にとって、ガムテープで施された封を少しずつ解く。
すこし、手の先が震えている。
ベスト20にノミネートされただけでものすごいラッキーだというのに、やはりその中の何位に入っているのか、そもそも、本当にランクインしているのかが気にかかる。

本を取り出すと、確かに「このブログがすごい!2005」と銘打たれた表紙が見えた。

見本誌には、紙が一枚添えられており、それには

「貴ブログサイトをご紹介させていただきました。ご協力頂きまして、誠にありがとうございます。」

という旨の文面が記されていた。

「いえ、とんでもない。こちらこそありがとうございました。」

と、紙に向かって一礼をして、さっそくそろりそろりと目次のページを開いた。

内容について明かすわけにはいかないので、ここからはその時の私の様子をライブカメラでご覧いただく事にします。
では、どうぞ。

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読んでみて驚いたのは、[このブログがすごい!]BLOGでも書かれていたとおり、今までのパソコン本としての「ブログ紹介」とはまったく違うという事。
サイトの一つ一つを非常に丁寧に論評し、何故、このサイトを選んだのか・・という理由まで載っています。

普通の読み物としても歯応えがあり、ブログを書いている人ならもちろん、そうで無い人にも楽しんで読め、思わずこのサイトを見てみたい!ブログをやってみようかな・・という気にさせられることでしょう。

正直なところ、予想をはるかに越える大きな扱いと、紹介内容の充実に驚いております。

これからも、なるべく皆様に楽しんでいただけるようなブログ作りをしてゆきたいと思います。

宝島社、「このブログがすごい!2005」編集者の皆様、誠にありがとうございました。
 
 
 
宝島社発行「このブログがすごい!2005」は、12月20日(月)発売です。
定価933円+税。

非常に面白く、充実した内容となっておりますので、是非是非お買い求め下さい。

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欲望と常識のはざま

近頃、ショッピングセンターなどを歩いていると、必ず目を奪われてしまうものがある。
ショッピングカートである。

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それも、子供を乗せることを前提に作られた、凝った仕様のカートである。
カゴ部分の前に、ちょうど子供が一人乗れる車のような飾りが搭載されており、そこに子供を乗せることによって子供は楽しく、大人はゆっくり買い物出来るという、非常に優れたアイデアのカートなのだ。

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あの形状のカートの素晴らしいところは、決して「子供だまし」のシロモノではないというところにあると思う。
非常に丁寧に作られている感がある。
大の大人、それも、そのカートに自分の子供を乗せていてもまったくおかしくない年頃の人間から見ても、思わず興味をそそられ、内装、操作性、居住性などをチェックし、あまつさえ乗り込みたくなる衝動に駆られてしまう。

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いつも密かにあのカートに思いを募らせているのだ。
サイズから見て、どう工夫しても無理っぽいところに、さらなる欲望を掻き立てられてしまう。
もし乗ったところで、世間からの視線は凍てつくほど冷たいであろうという必然も、あのマッスィーンの車窓から見える店内は、一体どういう風景なのだろうか・・という想像を余計に膨らませるのだ。

その事を相方(恋人)に告白したところ、彼女はニコリと微笑みながら、

「乗りなよ。私、押したげるから。」

と言ってくれた。

しかし、相方の行動パターンから言って、きっといざ乗り込んで周囲の冷たい視線を浴びる私が「お客様、困ります!」と駆け寄ってきた店員二人に脇を抱えられ、事務所へと連行されるさまを遠巻きに見ているに違いないのだ。

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そして、あとから
「だから私は止めろと言ったのに。」
というに決まっているのだ。

その手には乗らんぞ!
ああ、乗らんとも!

結局、色々な理由をつけて、チャレンジを断念する私。
・・やはり、人間28にもなると、なかなか常識とか、世間の目とか言うものが超えられない壁となってくるようだ・・。

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紹介の紹介。

ZAQ社の新たに始めたブログサービス「ブロガリ」公式ホームページにて、
当ブログ「言戯」が「話題のブログ」の一つとして紹介されました。

メールの文面では、

~~~~~~~~~~
● 話題のブログは

ブログ歴。ブログのテーマ。内容。おもしろさ。このテーマにした理由。

こちらも取材はメールでのやりとりでお願いいたします。取材にご協力いただけますでしょうか。

~~~~~~~~~~

と書かれていたので、すっかり私はインタビューみたいなものがあるのだと思い込み、

「とにかく、何かウケを取らなきゃ・・」
とか、
「ブログをやりたくなるような事を言わなきゃ・・」

と考え、「気の利いたことが言えるか分かりませんが、頑張ります。」
という返信を送ったのだが、フタを開けてみるとそういったものは全然無い内容だったという。

・・・

は、は、はずかちい・・!!
思いっきり肩透かしを喰らう私。

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ともあれ、紹介文も大変素晴らしいものでした。
ありがとうございました。

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「新撰組!」は青春だ~!

NHKの大河ドラマ、「新撰組!」が終わってしまいました。

やはり「新撰組!」というのは、男のやや萎えがちな心に、ボウボウとヒリつくような熱風を送り込んでくるものである。
問答無用で脳内に「男闘呼物質」が分泌され、それが腹のあたりにドスンと座って、煽られた心から発汗し、それが目の縁から流れ出るのを禁じ得ませんでした。

これを一般に「男闘呼泣き」という。

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ともあれ、「新撰組!」である。
断っておきますが、このネタはNHKの大河ドラマ「新撰組!」を観ていないと分かりません。
観ていなかったという人は飛ばしてくださいね。
 
 

私が「新撰組!」の最終回でもっとも注目したのが、やはり最後の最後。
どこで「締める」のかという事でした。
話の流れと残り放映回数から見て、局長が打ち首になるところで終わるんだろうな・・。
という予想はついておりましたが、やはり白刃が局長の首元にきらめいたところで終幕とあいなり、最初は正直不満でした。
私の中では、新撰組というと土方歳三が抗戦に抗戦を重ね、激闘の末、五稜郭で戦死するところまでが「新撰組」だと思っていたからです。

しかし、逆に、何故あそこで終わらせたのだろうか?
ということも考えていました。
見方によっては、ハンパなところで終わったなあ~という感想を持たれてしまうようなところで何故?

いろいろ思索した結果、それは、今回の「新撰組」は「新撰組。」ではなく、「新撰組!」だったからなのではないかと思いました。
(なに言ってんだ?)

青春群像としての「新撰組!」なのであり、近藤勇が率いる新撰組という集団の青春は、局長の「死」をキッカケとして終わりを告げたという事だったのではないか。

若さの猛りにまかせて突っ走った果てに、時代の流れに逆らえず、岸壁に砕かれた波涛のように散り散りになったところで、生き残った人間たちは

飽くまで戦い抜く者、
形を変えて捲土重来を誓う者、
戦いから身を引いた者、
相手側に乗り換えた者、

それぞれに選択し、大人になっていったという事だったのではないかと思った。
だから、「新撰組!」なのである。

「!」
というエクスクラメーションマークで勢いと、「青春の終わり」を表現したかったんだと思いたいのである。
考えすぎか、方向が違うかも知んないが、まあ、いいじゃないか。

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そう考えると、今回の「締め」は大変良かった。
ラストシーンが、京に旅立つ期待と不安に満ちた面々、刀を天に掲げる近藤勇というのも良かった。

キレのいいラストシーンに、惜しみない拍手を送りたい。

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我が身の幸福を知る。

つい先日の記事で、ショッピングカートにぶつけられたくらいで我が身の不幸を嘆いていた私だが、RUMIさんの投げてきたトラックバックを読んで、かえって運が良かったのかも知れん・・と思った。

何故なら・・

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こんなんとか、

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こんなんにぶつかられたら、肉体的なダメージはもちろん、精神的な外傷で立ち直れなくなる事は間違いないからである。

ショッピングカートに乗りたくなる気持ちは良く分かるけれど、本当に乗った大人を見たのはボク、初めてだ。

ダメで素敵な大人に乾杯。

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無かった事にしてほしい

土曜日。
夜8時過ぎの店内は家族連れとカップルの含有率が高く、サンタクロースの人形や、赤、白、緑の色合いに塗り替えられた品物が、道行く人々にクリスマスが近いことを知らせている。

その時、私は相方(恋人)と話しをしながらショッピングモールを歩いていた。

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相方が、
「あ、ねえ。悪いんだけど、毛糸屋さん見ていっていい?」
と聞く。
「んあ。行こうか。ちょうどオレもキルトの材料が見たいと思っていたんだ。」
「・・キルトってなんか知ってる?」
「ごめんなさい。わたくし、嘘をついておりました。」

相方が、キルトについての説明をし始め、それに茶々を入れながら聞いているその時だった。

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私のオシリのあたりに、軽い衝撃を感じた。
間髪を入れず、
「あ!ごめんなさ~い!」
という女性の声。
私は、生涯初めて「ショッピングカートに撥ねられる」という経験をしたのである。

撥ねられてみて分かったのだが、ショッピングカートに撥ねられるというのは、被害者側に極度の心理的ダメージを与えるものである。
誰がどう見ても撥ねた方が悪いのだが、失笑や嘲笑の対象は撥ねられた方にゆく。
それは画的に「撥ねられたヤツの方がトロく見える」からだろう。
もし私が客観的に今の様子を見ていたなら、やはりぶつけられた方の人間のバツの悪そうな様子に目が行き、おかしみを感じるに違いない。

無辜の被害者だというのに何故か世論まで敵に回してしまうという、暴虐とも言える理不尽さを感じ取り、これを秘密裏に、極秘裏に処理するべく私の脳細胞はフル稼働を始め、一つの結論を出した。

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ぶつけた女性を一顧だにせず、私は何事も無かったかのように歩く。
不自然に会話が途切れたのは、相方も今しがた起こった事故に気付いていて、私の出方を見て今後の対応方針を決定する腹なのだろう。

それならそれでいい。
今の事故は無かったのだ。

私は自分にそう言い聞かせ、相方にもその旨を暗黙のうちに伝える。
相方は、その願いを黙って受け取った。

ひと呼吸おいて、私は先ほど何故か中断したキルトの話の続きを促した。

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やはり、この事は「無かった事」にするにはあまりに面白すぎた。
しかもそれを取り繕い、隠そうとする私の魂胆があまりに見え見えで無理があり、結果として余計滑稽な演出を重ねる事態を招いてしまったのである。

事故で肉体に傷を負い、世間の目になぶられ、ついには相方にまで笑われた私の心は、マリアナ海溝よりも深く傷付いた事は言うまでもない。

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鼻で味わうお国柄・・?

以前読んだ何かの本に書いてあったのだが、名古屋の人(特にオバチャンに多いらしいのだが)は、食事をする時に、まず「においを嗅ぐ」という特徴があるらしい。
 
 
ある日の事。
私と相方(恋人)は、とあるドーナツ屋さんでお茶を飲みながら、午後のひとときを楽しんでいた。
小さなテーブルを囲みながら談笑していると、相方はバスケットの中からドーナツをひとつ取り出し、おもむろに鼻のあたりへ運び、においを嗅いだのである。

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じっと見る私に気付いて、相方が

「なんだ?どした?」
と聞いた。

私は、いい機会なので質問をぶつけてみる事にした。
「名古屋の人って、食べる前ににおいを嗅ぐ人が多いって聞いたんだけど、ホント?」
相方はドーナツを持ったまま、少し記憶をなぞっているようだった。

「ああ~・・結構多いかもねえ。」
「サチは名古屋遺伝子を多く持つ人だけど、あんまししないよねえ?」
「あはは。今、ついしちゃったねえ。人前ではさすがにあんましやらんけど、一人の時とかは結構しちゃうねえ。」
「あ、やっぱしそうなの?」
「うんー。名古屋の人はそうだねえ。する人多いかも知れない。」

やはりそうなのだろうか。
名古屋の人は、まず鼻で十分に味わうのだろうか。
そういえば、半年ほど前にこんな事があった。
 
 
 
私のウチに遊びにきた相方。
帰り際に母から桃を一個渡されたのである。
相方は、顔を紅潮させるほど喜んでいた。
あまりに大変な喜びようなので、私は尋ねてみた。

「サチ、桃好きなの?」
「うん。大好き。特にこの香りが・・」
と言いながら桃を鼻に押し付け、すんすんと香りを吸っている。
「食べるのとどっちが好き?」
鼻を桃にしながら答える。
「食べるのはもちろん。でも、食べちゃうとこの香りがなくなっちゃうんだよねえ・・。」
ウットリした目で、ひたすら香りを楽しむ相方。

「ああ~・・モモ・・イイ・・。」
あまりの恍惚とした様子に、呆然とする私。

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相方は、
「モモ~~~・・、モモ~~~・・」
という嬌声(?)を上げながら、モモの香りを嗅ぎつづける。

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私は、相方が遠くへ行かぬよう、肩を抱きすくめるしか無かった。
 
 
その当時は、なんだか変わった人だとは思ったが(今でも思っているが)、それが名古屋遺伝子の成せる業だとしたら、なるほど合点がいく。
名古屋の人は、モノを食べるという行為のうち、「香りを楽しむ」という楽しみの占める割合が高いのかもしれない。
つまり、鼻でよく味わう感性を持つ人が多いという事なのではないか。
と、思うに至ったのである。

それにしても、モモを楽しむ時の相方は、まるでネコにマタタビを与えた時のように面白いと思ったのはここだけの秘密である。

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音の暴力

知り合いのお店がライブを開催する事になり、チケット購入をお願いされたことからこの話は始まる。
 
 
「ボサノバ」と呼ばれるジャンルの音楽コンサートとのこと。
私は音楽には明るくないが、「ボサノバ」と聞いてオノ・リサさんを連想した。
ラジオで何度か聴いたことがある。
あの落ち着いた雰囲気で、静かなギターの音色に乗せて呟くように歌うイメージが、私は好ましく思っていた。
そういう音楽を目の前で、しかも生で聴けるのだ。
さぞキモチイイ時間が過ごせるに違いない。
私は快諾し、チケットを二枚購入した。
もちろん、もう一枚は相方(恋人)の分である。

 
当日。
我々が到着した時には、すでにマイクにアンプにスピーカーなどの音響設備が用意済みで、いつもは品物が並んでいるスペースは綺麗に片付けられ、数十脚のパイプイスが整然と並んで、その半分ほどを聴衆が埋めていた。
シンガーのオッチャンはざわめくお客さんたちに背を向けて、チューニングやら機械をいじるやらしている。

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私は相方に、
「本格的な設備だねえ・・。楽しみだ。」
と話し掛ける。
相方は
「そうだね。私、ボサノバを生で聴くのは初めてだよ。」
と、かなり嬉しそうであった。
 
 
やがて開演時間が少し過ぎた頃。
会場の9割ほどが埋まった。

それを見計らって、店主のオバチャンが照明を調整し、即席のステージを作ってどうやらライブが始まった。


シンガーのオッチャンは、まず挨拶から入る。

「今日は●●●●●のライブにおこしいただき誠にありがとうございました今日はですね東北地方のライブということで覚悟はしていたのですが予想以上に寒いのでおどろいています私は全国を回って歌うシンガーソングライターでして・・」

句読点を付け忘れているわけでなく、何しろ早口で、しかもボソボソと喋るので何を言っているのかがイマイチ分からない。
これは、いわゆるMCというヤツだと思うのだけれど、伏し目でマイクに向かって語りかけるその姿は、「独り言をつぶやいているのを、こちらが勝手に聞いている」といった感じの雰囲気であった。

相方が私にささやきかける。
「ねえ、トシさん。ボサノバのコンサートだったよねえ・・?」
「・・うん。でも、シンガーソングライター宣言されてしまったね。」
二人の間に一抹の不安がよぎる。

 
ともあれ、
「では、とりあえず聞いてあげてください。」
という微妙な切り返しで、演奏は開始されたのである。

私は、今まであまり「ライブ」と言うものを見た事が無かったため、目の前でギターを演奏されるという事自体がとても新鮮で、しかもこのオッチャン、ギター上手だった。

敢えてオリジナルの曲にはあまり言及しない方向で話を進めるが、

「常日頃つけている個人的な日記に、音をつけただけ」
という感じの歌で、「何かを伝えたい」、「何かを感じて欲しい」というテーマがまったく見られない歌であった。

偉そうな事を言っているが、本当に誰が聞いてもそうとしか言えない音楽だったのだ。
早くも帰りたくなる私。
しかし、知り合いの主催だけに、それは許されない。

会場のテンションも、目に見えて下がり続けている。
 

何曲か自慰行為とも呼べるオリジナル曲を聴かせたシンガーソングライターのオッチャンは、有名な曲のカバーも歌ってくれた。
というより、曲目の半分以上がカバー曲だった。

それも、有名な名曲ばかりである。
オリジナルはアレだったので、まあ、カバーが聴ければいいかと思いつつ、同時に

「ボサノバだったんじゃないの??」

という疑問も捨てきれなかったのだが、ワケのわからないオリジナルを聴かされるよりかは知っている曲を聴いた方がずっと良い。
このオッチャンはギター上手いのだ。
歌もそこそこ上手い。

会場に集った他のお客さんも、オッチャンが
「井上陽水の『少年時代』を歌います。」
と言ったとき、一様に安堵の吐息を漏らしたほどであった。

何しろ、名曲である。
名曲というのは、普通に歌えば名曲だけに「キモチイイ部分」が必ずあるのだ。
逆に、大半の人間が「キモチイイ」と感じるから、それは名曲と言える。

・・はずなのだがしかし。

このオッチャンは、その名曲の歌いまわしに独自のアレンジというか、「個性的なグルーブ(ゆらぎ)」というのだろうか・・そういったモノを混入したのである。

普通に歌えば聴けるものを、わざわざややこしく、旋律を無視して歌うオッチャン。

例えるなら、名料理人が作ったご馳走をみんなで食べようという時に、それを運んできたウェイターが「コレかけると美味いよ。」と、勝手に妙な味の調味料をまんべんなくかけ、それを目の前にドスンと置かれたような感じであった。

会場で聴き入っている者は歌っている本人だけという、異様な雰囲気に包まれたのである。

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その後も、「花」とか、「お嫁においで」とか、「ハッピークリスマス」とか、「上を向いて歩こう」、「見上げてごらん夜の星を」などの名曲を次々にキモチワルイアレンジで聴かせてゆくオッチャン。
確かに、他人の曲をそのまま歌うのは芸が無いと言えるだろうが、何もそこまで崩さずとも・・と言わざるを得ないような代物であった。

そしてその合間に自らのオリジナルをねじ込んでいったのである。
小学生(低学年)の作文を歌にしたようなオリジナル曲と、変わり果てた名曲たちがズルズルと吐き出され、ただ座ってそれらに打ちのめされる聴衆。
まさに「音の暴力」「歌の拷問」と言っても決して過言ではない空気が、さらに痛かった。


胃のあたりがムカムカとしてきているのは、先ほど休憩時間に出されたコーヒーのせいばかりではないだろう。
本当に体調不良を訴えて帰りたくなる私。
しかし、知り合いの主催。
途中退場はやはり許されない。

私は泣きたくなると同時に責任を感じていた。

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まさかこういう事になると予想だにしなかったとは言え、誘ったのは私なのである。
相方は学生時代から楽器をたしなみ、今でもバンドに入って演奏しているほど、音楽にうるさいお人なのだ。
こんなものを聴かせてしまったら、さぞかし不快指数が上がっていることだろう。

私は、それとなく隣に座る相方を見た。

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普通に聴いている。
もしかすると、音楽的に非常に高度で、私のような素人だけが分かっていないのだろうか・・と思った。
がしかし、視線を下げるとそこには

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この災難に人知れず、無表情に耐え忍んでいる相方の姿があったのである。
私は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

かくして、ノンストップで冷めつづける会場の空気をよそに、一人盛り上がるオッチャンのステージは終わった。
結局、十数曲あった歌のうち、ボサノバと思しき歌は2曲しかなく、しかもそのボサノバもしっかりと独自のアレンジが施されており、聞くに堪えないものであった。

このステージに、アンコールの声が無かったことは言うまでもない。

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芸は身を助く・・?

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私がまだ紅顔(睾丸ではない)の美少年と謳われていた中学生時代。
中間考査や期末考査と呼ばれる、いわゆるテストというものがあった。

勉強というものにまったく興味の無かった私は、当然テスト期間に入っても勉強などするはずも無く、成績は常に中の下であった。
ある意味、まったく勉強せずに中の下を維持していたのはスゴイとも言える。(自慢?)
 
 
 
テストといえば、思い出深い出来事が二つほどあった。

一つは、ラクガキである。
テストと言えば、答案用紙と問題用紙が2枚ないし3枚渡される。
試験が開始されると、私はつらつらと分かる部分だけを書き、分からないと思しき部分はアッサリと捨てて、見直しもロクにせず、さっさと試験を終了してしまうのである。

なので、試験というと大体半分くらいの時間で終わってしまうのだ。
残りの半分の時間は、ひたすらラクガキタイムであった。
答案用紙は提出するから、問題用紙の裏に描いてゆくのである。
B5版くらいの大きさの、何も書いていないわら半紙というのは、なぜにああも心が躍るのだろう。
明らかにテストよりも熱心にシャーペンを走らせる私。
問題を解くよりもよほど集中している。

いつものように、問題用紙の裏にラクガキをしていると突然、紙を横から引き抜かれた。
驚いて見上げると、見回りの先生が取り上げたのである。

(あ、ヤベ。)

と叱責を覚悟する私。
しかしその先生は意外な事を言った。

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「この集中力を勉強に向けたら、さぞかし良い成績が取れるだろうに・・。」

なぜか、テスト中に勉強以外で誉められる私。
教室の中は、クスクスという笑いがしばらく止まなかった。
 
 

もう一つは、理科のテストの時。
フラスコや、ガラス棒を使った実験の問題で、

「○○○の実験方法を、絵で描きなさい。」
と言う問題が出た事があった。

答えは、問題用紙の裏に描けという。
当然、私の心は高ぶった。
答案用紙の裏に、公然と絵を描く事を許されたのだ。
他の問題をテキトーに解いて、さっそくその問題にとりかかった。

スラスラとフラスコやらガラス棒やらアルコールランプやらを描いてゆき、それにとどまらず周りを取り囲み見守る生徒も描き、背景の理科室まで描いていった。
果ては隣の台の生徒、見て回る先生まで描いた。

そうこうしているうちに、テスト終了の鐘が鳴る。
図らずも、生涯初の「テスト問題を解いているうちに終了」を体験したのである。
(ちょっと違うかも知んない)
 
 
 
数日後、私の描いたその絵は、学年の廊下に貼り出されていた。
コピーされた絵の上に、マジックでこう書かれている。

「大変上手なイラストです。しかし、実験の方法が間違っています。どこが違うでしょう?」

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そう。
肝心の実験方法がウロ覚えだったのである。

おそらく、学校において不正解の答えを廊下に貼り出されたのは私くらいなものだろう。
当時の周りの友人も、正解不正解より、
「オメーは絵上手いなあ~・・」
という方に感心して、誉めてくれた。

本来なら、「不正解」でペケをもらうはずのそれは、「展示代(?)」として「△」になり、ほとんど「○」に近いほどの点数をもらったのであった。

まさに、芸は身を助ける。
それが良いのか悪いのかはまた別の問題。

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公然たるイチャイチャ行為

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「手を繋いで歩くカップル」
「腕を組んで歩くカップル」

を街で見かけると、いつも「羨ましいナ。」と感じてしまう。
非常に、ヒジョ~~に羨ましい。

「カップルが」ではなく、
「手を繋いで」または「腕を組んで」
の部分が羨ましいのである。

相方(恋人)と街を歩く時。
我々は手も繋がないし、腕も組まない。
お互いになんとも気恥ずかしいし、「そういうキャラじゃない。」と思っているので、どうも人目に触れるところでの「イチャイチャ的行動」がはばかられるというか、良識とか、常識とかいうものを楯にして「大人だもん。そういうことはもうしちゃイカンよね。だよね?」と、双方間合いを計っているフシがある。

特に私の方に多分にある。
 
 
しかし、そういった一連の「イチャイチャ的行動」に対する憧憬の念というか、そういったものはやはり抑え切れぬほどあるもので、誰かに見せたいというワケでは決して無いのだが、そばにいると触れたくなるという肉欲とはまた違う密着願望が芽生えてしまうのは愛情の成せる業と言える気がしてならない。
 
 

ある日の事。
私は意を決して相方にこう発案した。 
「試しに腕を組んで歩いてみよう。」
普通ならば、自然の流れでそうなるものだと思うのだが、この二人の場合、こういった「よし、やるぞ」的な通過儀礼を必要とする。
その時点で終わっている感が否めないのだが、何しろそういう「公然たるイチャイチャ行為」に不慣れな我々である。
当然のように

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と言うような事態に陥ってしまった。
 
やはり、双方ともが自分を客観視してしまうクセの持ち主であるがゆえに、「二人の世界」というものが形成出来ないのである。

我々はすっかり途方に暮れ、結局、「やはり、無理は止めておこう。」
という一応の結論に達し、それ以来「公然たるイチャイチャ行為」の実行を持ちかける事も無くなったのである。

やはり、ニガテなものはニガテなのだ。
「どちらかが」というならまだしも、二人ともがニガテなのだ。
これはもう、その時点で「公然たるイチャイチャ行為」には縁が無かったのだ。
そう諦めざるを得なかったのである。

そういうワケで、二人で連れ立って歩く際は、何となく並んで歩いているのであるが、最近たまに相方がさりげなくポケットに突っ込んだ私の腕にそっと手を回してくれる。

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私は何も言わずにいるのだが、内心「ああ・・!これが『自然の流れ』というヤツか!」と感動すると共に、なんともこそばゆくてこっ恥かしさこの上なしなのだが、こうやって自分のために色々な壁を越えてくれる相方が好きで仕方が無い。

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諦める機械

私の車はシートベルトをせずにドライブシフトに入れると、

「ピーーーー!!ピーーーー!!」

と、警告音が鳴り響く。
その音はベルトを着けるまで続くのだ。

普段は必ずシートベルトを着用するのだけれど、庭先で少し車を移動する時などにはしない事がある。
そういう時、警告音を無視して運転していると、車は説得を諦めたかのように音を止める。

まるで、

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と言わんばかりのタイミングに、思わず笑ってしまう。

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生涯最長睡眠時間達成

昨日は仕事も早くに終わり、翌日は定休日という事もあって、私はベッドの上でくつろいでいた。

すると突然、体に異変を感じたのである。
意識がモウロウとし、マブタに重石が乗せられたかのように垂れ下がり、口は脱力し、だらしなく弛緩し始めたのだ。

つまり、「睡魔が襲ってきた」のである。

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先ほど食べたカレーライスに睡眠薬が盛られていたのか、それとも単に普段の睡眠不足が祟ったのかは定かではないが、最期の力を振り絞ってメガネを外し、枕もとに置いたところで私の意識はプツリと途切れた。



それから数時間後。
少しだけ意識が回復した。
ストーブが点けっぱなしで布団をかぶっていたため、暑いことに気付いたのだ。
それに、部屋の電気も点けっぱなしだったため、眩しいということもあった。

眠っている時の私の動きは異様な程に機敏である。
ウチのネコをして、
「眠っている時のヤツには気をつけろ。(なんで?)」
と言わしめたほど身体能力が上がる。

目は完全に眠ったまま、脳は半分眠ったままで布団を跳ね上げ、足の親指で正確にストーブの消化スイッチを射抜き、揃えた中指と人差し指で電気のスイッチを叩く。
そしてまた布団の中に滑り込み、寝息を立て始めたのだった。

その間10秒も無い早業であった。
 

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そのしばらく後。
もう一度意識が回復した。
寒いのである。
昨日、ある事情からいつも使っていた毛布が殉職し、違う毛布を使用していたのだが、この毛布が薄くて蓄熱性にも乏しいため冷えてくるのである。
私は再び跳ね起きると、近くにあった布という布をエモンかけにかけてあった服から座布団にいたるまで全部ベッドに放り投げ、布の山と化したベッドに滑り込み寝息を立て始めたのである。

その間、約15秒の早業であった。

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そして、今朝。
作務衣姿のまま目覚めた私は、間に約25秒の中断があったものの、ほぼぶっ通しで14時間眠り、生涯において最長の睡眠時間を樹立した事を知ったのだった。

普段の睡眠時間が平均して6~7時間であるから、2倍眠った事になる。
眠ってしまったものは仕方が無いが、少しもったいない事をしたと思った。

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非スカート派宣言

fanshenさんは、仕事先の制服がスカートだったことをキッカケに、約10年間の「非スカート主義」を打ち破り、「スカートもアリ主義」になったらしい。

スカートと言えば、私の付き合っている彼女(以下相方と呼ぶ)も、滅多な事ではスカートを穿かない「非スカート主義」の持ち主である。

数年付き合っているが、スカートを穿いた相方を見たのは、ほんの三回くらいしか無かった。
 

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以前、「何故、スカートを着用しないのですか?」
という質問をぶつけてみたのだが、間髪いれず

「寒いから。」

という明瞭な答えをアッサリといただき、それ以上の追求を絶たれたことがあったのである。
せめて、
「私、足に自信が無いから・・。」とか、
「スカート似合わないでしょ?」などという可愛い答えだったなら、

「君の足はカモシカのようなカタチではないにしろ、体毛(スネ毛ね。)の薄さでは勝っているよ。」とか、
「いや、スカートで有名なあの人よりもずっと似合ってる。え?有名なあの人って誰?あの、ほら。アテネオリンピックでマラソントップの選手に抱きついた・・」

などという冗談の一つも言えたのだが、「寒い」と言われては何も言えない。
何故、何も言えないかは以前述べたとおりである。
「ストッキングって、ナンボか違うの?」
と聞いても、
「本当にナンボかね。やっぱ、寒いのは寒いよ。」
とのことだった。
 
 
 
相方は、割とスカートの似合う女性なので、穿かないのは非常にもったいないとは思うのだが、そういう理由なら仕方が無い。
仕方が無いので、私が穿こうかと考えている。

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拒絶空間

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ナントカと煙は高いところが好きだと言う。
私は煙ではないので、もう一つのナントカという事になる。
そのナントカは敢えて触れない事にしておいて、つまり、高いところが好きなのだ。

ある日の事。
私は地上31階、高さ145.5mの高みにいた。
仙台で一番ノッポのそのビルは、仙台駅の西口にある。

最上階から見える光景はまさに絶景で、東側の展望台からは太平洋が見え、南側の窓からは私の住む七つの山がハッキリと眺望できた。

私は思わず時間も忘れ、その風景に見入っていた・・。
 
 
 

ということは無く。

襲い来る吐き気と、眉間の激痛に耐えていた。
エレベーターに乗った時から少し後悔していたのだ。

早すぎるスピードのエレベーターの影響で脳の血液を大量にクルブシのあたりに持っていかれ、普段あまり感じない上からの重力が胃液を押し下げ、箱が止まると同時に慣性の法則に従ってこみ上げてくるのである。

つまり、肉体全域に
「マーライオン注意報」

が発令されるという事態に陥っていたのである。

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最上階は異様なほどに静かで、展望台からの眺めはなるほど素晴らしいの一言なのだけれど、何しろ上空(と呼べる)は風が強く、「びゅうびゅう」と低く聞こえるその音は、

「ここはオメーの来っどこでね!早ぐ帰れ(けーれ)わ!」

と言われているような錯覚さえ感じた。
その上、これだけ高いと当然といえば当然なのだけれど、足元がかすかに揺れている。
これが不安感を増幅させ、この空間が自分を拒絶しているということが良く分かったのだった。

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私はもう、いてもたってもいられなくなり、すぐさまエレベータのボタンを押した。
145mも下にある箱は、さすがになかなか最上階まで来ない。
眉間と胃を抑えながら、
「早くしてくれ~・・」
と祈るばかりであった。

降りのエレベーターで乗り合わせた、同年代くらいのお兄さんは、ここに勤めている人なのか、まったく涼しい顔で乗り込み、携帯電話をいじくっていた。
一緒に乗った人間も平気だった事からも分かるとおり、おそらく私が異常に敏感なのだろう。
 

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ようやく一階にたどり着き、まだクラクラする脳と、チカチカする目と、グログロ言っている胃を抱えながら地面を踏みしめ、安堵の心地を味わった。

つくづく自分は地べたを歩いて生きる人間だと言うことと、ハンパに高いところは好きだけれど、メチャメチャ高いところはニガテだという事を思い知り、もう二度とこのビルの最上階には行くまいと固く心に誓った事は言うまでも無い。

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かかか火事だあ~!!

穏やかな日曜の昼下がり。
私は部屋でパソコンの雑用を片付けていた。
一息入れようかと、紅茶を準備し始めたその時だった。

「誰か~!!お母さん!!トシさん!!早く来て~!!」

という、姉の悲鳴にも似た声が庭から聞こえてきたのである。
ただ事ではない事は明らかな切迫した声に、私は部屋を飛び出した。
見ると、厨房の換気扇からドス黒い煙がモクモクと流れ出ている。

「火か!」
「そう!燃えてるの!!鍋が!!」

厨房の入り口近くに立つ姉のメガネに、オレンジ色の光がチラチラと映っていた。
中に踏み込むと、てんぷら鍋から火柱が立ち上り、天井を焦がしている。

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後からやってきた誰かが

「早く!水!水かけて!!」

と叫んだ。
姉と私は声をそろえて

「ダメ!油の火には水かけるな!!」

「じゃ、どうするの!」
私は、過去にテレビで見た情報から、二つの選択肢を取り出した。

「マヨネーズ!!マヨネーズをかけるといい!!」
と、言ってみたのだが、そばにいた母は、

「何言ってんだ?コイツ。」
という、キョトンとした視線を投げかけてきた。

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たしか、油の火にはマヨネーズがいいと聞いた事があったのだが、実際そういう場面に出くわすと、マヨネーズをかけるという選択肢は実行しにくい事がよく分かった。
こういった非常時に、マヨネーズはあまりに頼りない。

とにかく、火はどんどん天井を焦がしつづけている。
私は厨房を飛び出し、二つ目の方法をとるために自分の部屋に飛び込んだ。
その時、背後の厨房から悲鳴が上がる。

「きゃーーー!!!だから、ダメだって!」

その声の後に、いっそう大きくなった炎は、換気扇からベロリと舌を出し始めたのである。

「バカ!!なにやってんだ!!?」

思わず怒鳴る私。
後から聞いた話なのだが、誰かがフキンを数枚濡らして鍋に投入したらしい。
もちろん、火はますます勢いを増した。

自分のベッドの上にあった布団から毛布を引っこ抜き、近くの水道で少し濡らす。
たしか、濡らさなくてもよかったような気がするが、念のため少し濡らした。

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それを抱えて、燃え上がるてんぷら鍋に向かって被せたのだった。
いつかニュースで見たてんぷら鍋火災の対処法。

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鍋の火はまたたく間に消えた。
しかし、鍋から伸びた火が今度は換気扇を燃やしている。

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ファンがぐるぐると火に風を送り、天井と屋根を次の餌食に狙っている。
私は再び厨房を飛び出し、汲んであったバケツをひったくると、換気扇に向かってぶっかけたのである。
水は火に直撃し大半が消え、上にかけた水が跳ね返り油と煤を伴って私の方にも返ってきて頭から被ってしまった。
追い討ちをかけるように、ホースから放たれた水もマトモに喰らう私。
まるで、一人寒中水遊び状態であった。

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その上厨房内に充満した煙をマトモに吸い込んでしまい、セキと吐き気に襲われ、這う這うの体で脱出したのである。

火はだんだんと勢力を弱め、ついには消し止められた。
結果的に建物の一部を焦がしただけのボヤで済んだのである。。
全身ずぶ濡れの真っ黒けになった私は、その頃になって恐怖が込み上げ、ヒザが笑い、ノドのあたりの違和感も相まってその場にへたり込んだのであった。

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目の前には、出火もとのてんぷら鍋、それを消し止めるべく活躍し、焼けただれた私の毛布。
原因となったてんぷら鍋は、誰かが昼食にてんぷらを作って、その火を消し忘れたらしかった。
 
確か、少し前にも窯小屋でボヤがあって、消し止めた事があった。
陶芸や、石窯を扱っているからか、どうも火とは不思議な縁があるらしい。

とにかく、大事に至らなくて本当に良かった。
マヨネーズが油の火災に効果があるのか試せなかったのが少し残念ではあるが・・。
 
 
 
皆様も、どうか火の元には注意してください。
いざ、火災が起きてからだと、人は予想以上に動転し、動けなくなるものだから。

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ブロガーに100の質問!

ふろむにぅじぃさん
●「ウェブログユーザー(ブロガー)に100の質問」●

なんだか面白そうなので、オラもやるー!とばかりに参加させていただきます。

果たして問答を見せて面白いかどうかは分からないのですが・・。

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1:100の質問があります。覚悟はできていますか?

早くも後悔しています。

2:あなたのハンドル(ハンドルネーム)教えてください

「そんちょ」と申します。

3:差し支えなければ、年齢と性別も教えてください

28歳。女々しい男。

4:差し支えなければ、ご職業を教えてください

やる気の無い陶芸家、石窯ピザ屋。

5:1日でネットに費やす時間はどのぐらいですか?

仕事、食事、トイレ、睡眠、デート、お出かけの合間。

6:大きな声では言えないけれど、実は仕事中に気になるブログを見ていますか?

パソコンを使う仕事じゃないので、出来ません。

7:Weblog(以下、ブログ)をどのように知りましたか?

姉から勧められました。

8:それまでに日記とか書いていましたか?

書いてました。
1,000字までしか書けなかったのが不満で仕方がなかったです。

9:日記とブログの違いって何だと思いますか?

コメントやトラックバックがもらえるところ。
書いたものが、公的なところで紹介してもらえるところ。

10:ブログを始めてどのぐらいですか?

約1年です。
今の「言戯」は、8ヶ月くらい。

11:ブログ以外にホームページ(ウェブサイト・ウェブページ)はお持ちですか?

あります。
ウチの店のオフィシャルホームページ。
最近はblogにかまけて、全然いじってません。

12:ブログを始めてよかったことは何ですか?

面白い人達と知り合いになれたこと。
日常の些細なことに注意深くなったこと。

13:ブログを始めて嫌なことはありましたか?

以前、書いていたblogでは、愚痴や恨み言ばかり書いていました。
そんな自分の弱さが醜く、見ていてとても嫌でした。

14:ブログをきっかけに知り合いになった方はいますか?どのぐらいいますか?

た~くさん!
どれくらいなんだろう・・。
分からないくらいです。

15:ブログを通じた知人と実際に会ったことはありますか?また、今後あってみたいと思う方はいますか?

ブログで知り合って会った人はいません。
会ってみたい人は、代表として、「たろぐ」のたろーさん、「Un Jour」のじゅじゅさん。
よくコメントを寄せてくださる常連さんとも是非お会いしてみたいです。

16:よく見に行くサイトはどのぐらいありますか?その中でブログの割合はどのぐらいですか?

ほとんどがブログです。
「ファンですピーポー」のブログは毎日チェックします。

17:複数のブログを運営されていますか?

「言戯」ひとつで精一杯です。

18:複数の人数で運営されているブログに参加されたことはありますか?

ありません。

19:ブログの更新頻度はどのぐらいですか?

一日一回はします。
時間があれば二回。
もっと時間があれば三回でも四回でも。

20:ネタに困ったことはありますか?

まったくありません。

21:ネタがないということをネタにしたことはありますか?

ありません。

22:レンタルブログサービスを利用されていますか?

niftyのココログです。

23:これまでどのぐらいのレンタルブログサービスを試したことがありますか?

ココログだけです。

24:もしレンタルブログサービスをメインで利用されていた場合、決め手になったのはなんですか?利用していない場合、その理由は何ですか?

字数に制限が無かったから。

25:正直、レンタルブログサービスの数は多すぎると思っていますか?

増えてるな~・・とは思いますが、別に気になりません。

26:有料のレンタルブログサービスを利用したことはありますか?もし現在利用されているサービスが無料で将来有料化されても利用し続けますか?

今、有料版使ってますから・・。(ココログプラス)

27:レンタルブログサービスを解約したことはありますか?その理由は何ですか?

あります。(笑)
その節はたろーさんはじめ、当時の常連の方々に多大なるご迷惑をおかけしました。
理由は、自分の矮小さにウンザリしたからです。

28:レンタルブログサービスの利点は何だと思いますか?

有名人も無名人も、ほぼ対等だということ。

29:レンタルブログサービスの短所は何だと思いますか?

う~ん・・これといって見当たりませんねえ・・。

30:update ping(更新PING)は利用されていますか?

してます。

31:もし利用されているなら、どのPINGサーバに送信していますか?

なんか、ココログ標準のヤツ。

32:更新PINGを利用する/しない理由はなんですか?

確か、更新情報を送れるから。(実はよく知らない)

33:PINGサーバにアクセスして、他のサイトの更新状況を確認しますか?その頻度はどのぐらいですか?

サイトに貼り付けてあるもので確認できるので、自分のサイトを見るたびにチェックしてます。

34:BlogPeople, MyblogListなどの登録型リンクリストサービスは利用されていますか?また、その理由は何ですか?

利用しています。
相互リンク状況、更新情報などを見るのに便利だから。

35:あなたのブログではコメントを受け付けるようにしていますか?その理由は何ですか?

もちろん受け付けています。
感想や、意見がいただけるし、記事に乗っかって面白いことを言う人が多いからです。
コメントからネタを書くこともあります。

36:これまでに嫌なコメントをもらったことがありますか?

いんにゃ。
滅多にありませんねえ。

37:コメントスパムを受け取ったことはありますか?

あります。
すぐに削除しましたが。

38:コメントをもらって嬉しかったことはありますか?

コメントは、全部嬉しいです。

39:受け取ったコメントを削除したことはありますか?その理由は何ですか?

二重コメントや、スパム以外は削除した事がありません。

40:コメント受付に関して何らかのルールを設けていますか?それを実際にブログ上に明記していますか?

特にありません。
コメントには返事を出すようにしていますが、忙しいとなかなか返せなかったりします。
そうすると、あっという間にたまってしまい、焦ります。
ありがたいことです。

41:これまでに他所のブログにコメントしたことはありますか?

ありますよ。

42:コメントする際に何か気をつけていることはありますか?

言葉の使い方。
なるべくウケを狙う。

43:あなたのブログではトラックバックを受け付けるようにしていますか?その理由は何ですか?

もちろん、受け付けています。
トラックバックがキッカケで、素晴らしいサイトと出会えるからです。
イラストのコラボレーションも出来たりします。

44:これまでトラックバックを送信、または受信したことがありますか?

しょっちゅう送信しています。
しょっちゅう頂いております。

45:これまでに嫌なトラックバックをもらったことがありますか?

あります。
記事にまったく関係無いものなんかは、すこしイヤな気持ちになります。
こちらへのリンクが貼っていないものも、ちょっと。

46:トラックバック返しをしますか?

その記事に対して、ネタが浮かべば全力で返します。

47:受信したトラックバックを削除したことはありますか?その理由は何ですか?

今のところ無いはずです。

48:トラックバックを送る際に何らか気をつけていることはありますか?

相手方へのリンクは必ず貼る。
相手方の記事が盛り上がるように注意する。
なるべく過去記事の使いまわしはしない。
(これは数回やってしまった事があります・・。)

49:トラックバック受付に関して何らかのルールを設けていますか?それを実際にブログ上で説明していますか?

少し前までは、こちらへのリンクが貼られていないトラックバックにはお礼のコメントをしないとか決めていましたが、最近は全然気にしていません。
トラックバック歓迎です。
ど~ぞ
ど~ぞ・・です。

50:コメントとトラックバック、もらって嬉しいのはどっちですか?

もちろん、両方嬉しいです。

51:トラックバックの仕組みは難しいと思いますか?

慣れれば簡単。
面白い。

52:これまでにトラックバックセンターを利用したことはありますか?

ココログの「トラックバック野郎」とかのことでしょうか?
以前はよくトラックバックしていました。
最近はしなくなりました。
ネタはあるのですが、なんだか・・。

53:記事をカテゴリー分けされていますか?

してます。

54:いくつぐらいのカテゴリーがありますか?

数えてみたら、17個でした。

55:他所のブログで気になるカテゴリーなどありますか?

さあ・・。

56:パーマリンクを意識されていますか?

パーマリンクの意味がわかりません。

57:正直、トラックバックなどの特有な言葉は分かりづらいと思いますか?

パソコン用語は全体的に分かりづらいです。
最近では「パーマリンク」とか。

58:ブログにあるカレンダーを利用されていますか?

利用しています。
「毎日更新してますよ。」の印に。

59:アフィリエイトもしくは広告サービスは利用されていますか?

利用しています。

60:どのアフィリエイトサービスを利用されていますか?

アマゾン。

61:アフィリエイトサービスを利用する/しない理由は何ですか?

小銭稼ぎ。

62:アフィリエイトは儲かると思いますか?

やり方によっては。

63:ぶっちゃっけ、これまでにアフィリエイトでどのぐらいの収入がありましたか?

1円もありません。(笑)

64:アクセス解析を利用されていますか?

利用しています。

65:アクセス解析が役に立ったと思うときはありますか?どのような時にそう思いましたか?

あります。
ブックマーク、固定リンクが多い事が分かり、ちょっとだけ自信がつきました。

66:検索サイトからの訪問者はどの程度か分かりますか?

分かります。
少ないです。

67:これまでにあった面白い検索ワードがあれば、教えてください。

「愛撫」・・・好きだねえ。
「そんちょ」・・・どういうワケで?

68:あなたのブログがどのような語句で検索エンジンに反映されるか気になりますか?

いえ、別に。

69:SEO(検索エンジン最適化)を意識されていますか?

してません。

70:こうさぎやJUGEPiなどのいわゆるサイドバーツールは利用されていますか?どのサービスを利用されていますか?

してません。

71:モブログ(携帯からのブログ更新)は行いますか?その頻度はどのぐらいですか?

しません。
何故なら、絵が描けないから。

72:携帯電話からサイト閲覧しますか?

しません。
何故なら、携帯電話を持っていないから。

73:RSSリーダーは利用されていますか?

しません。
何故なら、読んでいる時間が無いから。

74:ectoなどのXML-RPC APIツールは利用されていますか?

しません。
何故なら、それらが何かすら分からないから。

75:顔文字・絵文字はよく利用されますか?

利用しないようにしていたのですが、こないだつい使ってしまいました。
「面白いな~」とは思うのですが、あまり好まない人もいると思うので。

76:CSS(スタイルシート)は難しいと思いますか?

いや、そんなには。

77:あなたのブログはスタイルシートでレイアウトされていますか?

使っていません。

78:スタイルシートに関して参考にした本もしくはサイトがあれば、教えてください。

ありません。

79:ブログのデザインはどれも似ていると思いますか?

大体似ている気がします。

80:2カラム・3カラムのデザイン、どちらが好きですか?

なんですか?それ。

81:あなたのブログのデザインに関して参考にした本もしくはサイトがあれば、教えてください。

ありません。

82:ブログを始めてからスタイルシートを意識するようになりましたか?

いや、全然。

83:複数のウェブブラウザを利用されていますか?その理由は何ですか?

一個だけです。

84:HTMLは難しいと思いますか?

いや、そんなには。

85:HTMLの要素(タグ)を意識することはありますか?

「中央寄せ」くらいしか使いません。

86:XHTMLとHTMLの違いは分かりますか?

分かります。
「X」が付いているかいないか。
(たろーさんのパクリです。)

87:これまでブログツールもしくはブログサービスを変更したことがありますか?記事も移行しましたか?

ココログ一本です。

88:閲覧者を意識していますか?

メチャメチャ意識しています。
どうしたらウケるか、そればかり考えています。

89:非ブログなウェブページを見て、ここがブログだったらと思うときはありますか?

あります。

90:知人にブログをお勧めしたことはありますか?

相方(彼女)に勧めた事もありましたが、却下されました。

91:アダルトなブログ(いわゆるエログ)に関して、何かご意見はありますか?

分かり易いエロで目を引くのは、有効ではあると思います。
ほとんどの人が興味のあることですから。
ただ、面白いか面白くないかで言えば、そんなに面白くはないと思います。

92:これまでに掲示板を利用したことはありますか?

ブログでは、利用していません。

93:あなたのブログではコメントと掲示板を使い分けるようにしていますか?

コメント欄を、掲示板として使っています。

94:著作権に関して意識することはありますか?

あります。
取られるほどのものは書いていないかも知れませんが。

95:ブログを書く際に何か意識していることはありますか?

如何に事実を曲げぬよう、なおかつ面白く描くか。
読み終わった後に、「ああ、面白かった。」と思ってもらえるように意識しています。

96:インターネットの接続方法はなんですか?(ADSL, ダイアルアップなど)

ISDN!
ADSLがいまだもって来ないので。

97:あなたは文系ですか?理系ですか?文系と理系で何か違いを意識することはありますか?

さあ?

98:PC関連もしくはインターネット関連の雑誌は読まれますか?

全然読みません。

99:あなたのオススメするブログがあれば、教えてください。

「たろぐ」:なんと言っても、最初に交際を申し込んだブログですから。
テキストだけで笑わせる、たろーさんのセンスにはひたすら脱帽です。

「Un jour」:味のあるイラストに乗せて、じゅじゅさんの魅力が爆発しています。
イラストコラボなどもさせて頂いております。
密かに私はダーリンさんのファンです。

「人生ハイ&ロー」:素晴らしい表現力。
スピード感溢れる文章。
「うわあ~・・」と思いつつ、読まされてしまう不思議な魅力。

100:お疲れ様でした。これまで見てくれた閲覧者と答えたあなたにねぎらいの言葉をどうぞ。

ここまで読んでくださった人います?
ありがとうございました。

はああ~・・!
疲れた・・。
いつもの3倍は時間がかかってるよ・・。

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ホントに来た!

朝。

いつものように紅茶をすすりつつメールチェックをしていると、やたらに重たいメールが入ってきていた。
山奥に、やっと繋いだISDN回線からエッチラオッチラ運ばれてくるデータを受け取り、

「コンニャロ、誰や?こんな重いメール送ってきやがって~。」

と、ぼやきながら開いてみると・・

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たろーさんだ!

こないだ、「たろーさんからの招待状」の挿絵で、想像のたろーさんを描いた折、コメントで「今度、僕の写真をお送りしましょうか?」と言われていたのだ。

本当に送って来るとは思わなかった!
パソコンの前で感激するやら可笑しいやらで、のた打ち回る私。

送られてきた写真は二枚。
そのうち一枚は、上のイラストに描いたような(似てないかも知れません。)もので、奥様(この写真は結婚する前のようですが)と二人で写っているもの。

っていうか、たろーさんの奥様って、メチャメチャ美人。
見た瞬間、
「わあ・・綺麗な人・・。」
と、ため息が漏れるほどでした。
羨ましいぞ!たろーさん!
そんでローサさんがどうのとか言うな!
バチが当たんぞ!

それと、たろーさんも認めたくはないが(なんで?)、男前。
爽やか。
モテそう。
なんかハラ立つ。
だから、鼻息描いてやった。
ザマーミロ。
へへーん。
(ごめんなさい)

もう一枚の方は、男性と一緒に写っているもの。
わざわざ
(僕と一緒に写っている男性は、僕の嫁さんではありません)
という注意書きが添えてあった。
よかった。
危うく勘違いするところだった。

このヒトは、よくお話に出てくるI内さんでしょうか?
(以前聞いた歌の中で、実名が連呼されていたような気がしますが。)
いやしかし、こうやって顔がハッキリと分かると、blogの内容を見る目も違ってきて面白いですね。

たろーさん、写真ありがとうございました。

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会ってみたいブロガー!

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じゅじゅさんのblogにて、「ブロガーに100の質問」に答える記事がありまして、その中で「会ってみたいブロガーは?」の質問に、じゅじゅさんが「言戯のそんちょさま!」と答えてくださっておりました。
それがとてもとっても嬉しかったのです。

私も、是非じゅじゅさんとお会いしてみたいものだと思っております。
ただ、私はかなり人見知りが激しいので、実際会うとガッカリされる可能性が大なのですが・・。

それでも会ってみたいですね。

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あたし、遊ばれてる!?

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相方(彼女)と、街中にある楽器店に立ち寄った時の事。
二人の女性店員さんが、電子ピアノとウクレレでセッションを楽しんでいた。
楽器が弾けるということも憧れなのだが、お店の制服と思しきエプロン姿で奏でるという姿にミスマッチの妙を見出してしまい、思わず足を止めて、しばしその様子を眺めていた。

「やっぱし楽器っていいよなあ~・・。ああやって合わせられるって、カッコイイし楽しそう。」
と、ひたすら感心する私。
すると相方が

「んでホラ、アナタも参加してくれば。」
と言った。

「え~?オレ?楽器弾けないもんよ。ど~やって参加すんのさ?」
そう。
私はピアノやギターを練習し、挫折した過去があるのだ。

ボイスパーカッションで。得意やろー?」

「ああ~!その手があったか!」
さっそく私は、やや遠くからその二人の演奏に、ボイスパーカッションによるリズムを滑り込ませてみた。

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最近、どうも相方に遊ばれているような気がして仕方がない。

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太ったぞ!

相方(彼女)にも・・

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医者の先生にも・・

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このところ、私の体重が増加の一途を辿っているのである。
だからといって、「ああ・・大変!ダイエットしなくちゃ!」
と、食事制限したり、急にスポーツしてヒザをやっつけたり・・と言う事はなく、
これは非常に喜ばしいことなのだ。

というのも、数年前に胃を壊してからこっち、消化器官の能力に対してすっかり自信を失った私は、ずっと細い食に悩まされ続けてきたのである。
本当に、頑張って、多少でも無理して食べないと、どんどん体重が下がる・・体力もどんどん落ちる・・という恐怖と隣り合わせだったのだ。

一時期なんて、体力が落ちすぎて肉体の一部に支障をきたし、
「この歳でインポテンツですか!!!???」
と、本気で焦った事もあるくらいなのである。
(なんかごめんなさいね、生々しい話で。でも実話。)

しかし、このところようやく消化器官の働きが回復してきて、モリモリ食べられるようになった。
約半年で5kgの増量に成功。
体に厚みが戻ってきたのだ。

この調子で食べ続け、ゆくゆくは

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こうなりたいものだ・・とはもちろん思わない。

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たろーさんからの招待状

昨日の事。
「たろぐ」の管理人、たろーさんから「キヌガサへの招待状」を頂いた。

「キヌガサ」というのは何ぞや?と思いつつも、
まあ、たろーさんの招待だし、いきなりアクセスしてみたら皆殺しコンピュータウイルス祭りに強制参加してしまい、「言戯」の横に「~ラブラブ伝説~」などという恥かしい副題が付く様を目の当たりにしながら、「あららら・・。」とパソコンの前で呆然と為す術なく、対策を考えるが私のパソコン知識では対処しようも無いのでいきなりコンセントを抜き、あとはアメリカの映画に倣ってハードディスクを引っこ抜いて(激しく火花が散りぬるを)、あとはモソモソと布団にインして「パソコン、明日には治ってますように・・。」とサンタさんにお願いをして高いびきということも無かろうと、さっそくアクセスしてみたのである。

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なんでも、「キヌガサ」という組織には、メンバーからの招待状がないと入れないらしいのだ。
(ロリポップとか、JUGEMとか、mypopとかからは入れるのだが、私の所属する@niftyココログからは招待状が無いと入れないらしい)

「キヌガサ」は、「ソーシャルネットワーキング」というものであり、その仕組みは・・・良く分からないんですけど・・・。
多分、自分のちょっと踏み込んだ情報を書いて、「リアル友達」により近い人の繋がりを作ろうとかそういう集まりなのかな・・?

要するにつまり、アレだ。
「秘密結社からの招聘(偉そう)」を頂いた格好なのである。
(違うか)

とにかく、「キヌガサ」の一員になったので、これから少しずつ「ソーシャルネットワーキング」について勉強していきたいと思います。

たろーさん、誘って頂いてありがとうございました。

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処女喪失

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こないだ、馴染みの床屋さんに、散髪をしに行った時のこと。

私は急に思い立ち、髪を染める事にしたのである。
約1年前までは染めていたのだが、最近では何となくその気が起きず、短く切るだけにとどめていたのだ。

 
 
久しぶりに染めた髪は、思いのほかキレイに染まり、少し明るいくらいのオレンジ色になった。
染めてくれた理容師のオッチャンが、

「キレイに染まったねえ。丸1年染めてなかったから、バージンヘア(処女髪)になってたんだね。」
と説明してくれた。

それを聞いた私は、知らぬうちに自分の髪が「少女から女」になった事を知らされ、少し誇らしいような気持ちと、あの頃にはもう戻れないのね・・という哀しい気持ちが入り混じり、胸に熱いものが込み上げてくるのを感じていたのだった。

ということは、この目の前にいる白髪まじりのオッチャンが、私の髪の「初めての男」という事になるのであり、それはそれでまた複雑な気持ち禁じえなかったのである。

しかしまあ、
とりあえず、痛くなかったし、血も出なかったから良しとしよう。

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