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福の神に敗れた日。

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私は、どちらかというと混んでいる店というのがニガテな性質で、空いている店に好んで入る習性がある。

そのせいか、よく利用するお店は、程なくして廃業する事が多く、空いている店ばかり好み、混んでいる店には寄り付かないという行動パターンから、まさしく「貧乏神」の二つ名をほしいままにしていたのである。
 
 
しかし、そんな私の「貧乏神伝説」に、強大なライバルが現れた。
相方(彼女)である。

相方と、ご飯を食べにいくのは私の大きな楽しみの一つである。
お店を選択する時は、好き嫌いがあまり無く、なんでも「美味しい美味しい」と食べてくれる相方が(イイ女だろー?)、やや偏食のケがある私の意向に合わせてくれるため、自然と空いている店を選択する事が多い。

つい先日の事。
ランチタイムを少し過ぎた午後2時20分。
我々はとある食事処に入った。
店内は、男性一人、カップル二人のたった三人しかおらず、私的には非常に居心地のいい空きっぷりであった。
店員さんは、手持ち無沙汰がやや解消されたように、まばらな時間帯に訪れた我々の注文を丁寧に聞き取り、厨房へと伝えにゆく。

待つ間に、とりとめもない会話をしていると、ぼくはふとある違和感を感じたのだった。
その違和感は、相方とご飯を食べに行くたびに感じていたもので、原因が今までイマイチ分からなかったのだが、その日は特にハッキリとその異変が分かった。
その感覚の原因は、店内の活気にあった。
先ほどまでガラガラの、私好みのガラガラっぷりだったガラガラ店の入り口から次々にお客さんが入ってくる。
表を見ると、次々にクルマが駐車場に詰めかけ、モタモタ駐車する車の後ろで、さも舌打ちを禁じえないような様子で次のクルマが待っているような光景が広がっていた。
かくして、さっきまでガラガラだった店内は、いつの間にか満員に近い状態までなっていたのである。

明らかに、我々の入店直後に人の流れが変わっている。
考えてみれば、相方と食事などをする時。
必ずと言っていいほど始めはガラガラの店内だと言うのに、食べ終わって会計をする時にはかなり賑わった状態になっているのである。

ぼくは前述のとおり人気を避ける「貧乏神属性」の強い人間であるから、つまり、相方が人並み外れた「福の神属性」だという事になるのだ。
その「福の神度」は、ぼくごときの「貧乏神度」をはるかに上回るほどの威力であり、およそ人知を超えた能力なのかもしれないとさえ感じたのだった。

敗北を認めたぼくは、相方にその旨を伝えた。
「最近気付いたんだけど、サチが店に入ると、必ずどんどんお客さんが入ってくるよな。」
すると、相方は初めて見るような不敵な笑みを浮かべこう言った。

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分かっていたのか・・!
チクショー!

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コメント

あ、なんかいいですね、福の神さん。
つーかコスプレですか。

で、そんちょさんの店は…ごほっ、
失礼、なんでもないです。

投稿: ゆう | 2004/11/04 00:08

ゆうさん、それは言わない約束よ。

投稿: そんちょ | 2004/11/06 23:27

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