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シッポが肝要。

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我が家に住み着いている数十匹のネコの中に、「むにょ一郎」という名のネコがいる。

「むにょ一郎」という名前は、このネコが大変大きな体躯の持ち主であり、なおかつお腹のお肉が「むにょむにょ」している事から、そう命名された。

「むにょ一郎」は、そのとぼけた名前にも関わらず、ケンカが滅法強い。
近隣の外ネコという外ネコを蹴散らし、外ネコ界のボス的存在として君臨していたのである。

しかし、栄枯盛衰、盛者必衰の理か、はたまた諸行無常の響きありか(?)、「むにょ一郎」はある日突然姿を消した。
突然のボス的存在の失踪に、外猫たちは狼狽し、色めきたった。
そこで、当時の№2であった「カゲヨシ」は、この機を逃さずいち早くボスの座に座り、「第一次カゲヨシ期」の栄光を勝ち取ったのである。
 
 
 

それから数週間が過ぎた頃、過去の王者は戻ってきた。
そう、「むにょ一郎」が帰ってきたのである。
まさに、「王の帰還」であった。

しかし、「むにょ一郎」は以前の「むにょ一郎」ではなかった。
何らかのトラブルに巻き込まれ、無残にもシッポの自由が利かない体になってしまってたのである。
シッポ以外はいたって健康なのだが、シッポだけが動かない。
ネコにとってシッポというものは存外に重要なモノであるらしく、シッポの機能を失った「むにょ一郎」はめっきりケンカにも弱くなり、以前のような覇気もスッカリ失せてしまっていた。

「王の転落」である。

以前は力の差をまざまざと見せ、追い掛け回していた「カゲヨシ」に、逆に追われる身となってしまったのだった。
「カゲヨシ」は、我が身の栄華をほしいままに振舞っていた。

来る日も来る日も「むにょ一郎」を追い掛け回した。 
 

しかし、かつて「むにょ一郎」がそうであったように、「カゲヨシ」もまた転落の憂き身を見ることになる。 
「むにょ一郎」のシッポが、時間とともに癒え、復活を果たしたのである。
シッポの屹立とともに、「むにょ一郎」自身もまた力を、覇気を取り戻したのだ。
もともと力の差は歴然としている両雄は、たちまち立場が逆転し、「カゲヨシ」は№2に転落することとなった。

王は再び帰還したのだ。

私は、その様を目の当たりにし、一つの真実を見せ付けられた気がした。
その真実とは、

「ネコも人間も、オスはシッポが肝要。」

ということである。

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コメント

結局最後はそう締めくくりますか。
なんか途中から嫌な予感はしてましたが。

ネコの尻尾はリズムだかバランスだかに重要な意味を
持つのでしょうが、人間は…というかオス限定ですか。
まぁわたくしには何のことやらさっぱりですが。

投稿: ゆう | 2004/10/07 00:42

あれはシッポだったのですかあああっ?
後ろと前のつけどころを間違って生まれてきたのでしょうかっ!?
私は欲しくないです、ジャマそうなんだもの。

投稿: じゅじゅ | 2004/10/07 00:46

猫の覇権争いってストーリー性が高いですね!

猫が遊びに来る友人宅で「犬と違って猫は嬉しいときと興奮したときに尻尾がピンとする」と聞きました。

・・・人間(オス)も変わりませんね。(遠い目で)

投稿: 和威 | 2004/10/07 03:52

>ゆうさん
あら!ゆうさん。
もしかして、私を「下ネタ大臣」だと思っていませんか?
まあ、最近シモオチが多いとは感じているのですが・・。
これからは、以前のように格式高い(高くないって。)「言戯」に戻します!

>じゅじゅさん
いや、アレはアレで可愛いもんですよ。
元気がないと本気で心配になりますし。
風に吹かれなくてもブラブラしますし。

> 和威さん
そうですね。
ついでにケンカの最中も、膨らんでピンと立ちます。
ある意味、それも同じかも知れません。

投稿: そんちょ | 2004/10/07 08:29

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