号泣レストラン
いい話、素敵な言葉がたくさん書かれているblog、「なころぐ」さんにて、「お子様ランチにまつわるお話」を読んだ。
何を隠そう、私はこういう話がニガテである。
なぜならば、必ず泣いてしまうからだ。
今回のこのお話も、パソコンの前でつい涙腺が緩み、鼻汁腺まで弛緩してしまい、瞑目し、ティッシュを寄せて鼻をかみ、そのティッシュの鼻汁が付着していない部分で目を拭った事からも(今思うと、逆にすれば良かったかな・・)ちょっと鼻声で「・・エエ話やなあ・・。」とひとりごちたことからもどれだけニガテかがお判りいただけると思う。
このお話に出てくる店員さんは、確かに職務規定には違反しているが、本当の意味でのプロフェッショナルなのだろう。
従業員に、そのプロフェッショナル意識を自覚させるディズニーランドもまた、素晴らしいエンターテイメント施設なのだろうと思ってしまうことからも分かるとおり、そういった粋なはからいはとてつもない相乗効果を生み、多くの人間に優しいこころとか、思いやりとか、誇りとか、美しいものを思い出させるのではないかと思う。
余談ではあるが、「なころぐ」というネーミングと、表紙のイラストから、まやさんばりのネコ好きな人かと思いきや、実はネコアレルギーというオチに私はズッコケを禁じ得ませんでした。
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コメント
同じく、「涙」と「鼻水」。
静まり返った我が家にすする音が響きました。
同じ、「母」として。
親切という、一言では終わりませんね。
人間のココロ。そんなに廃れてはいませんよね。
どこかに、そんなココロを持っているはず。
それを感じることができれば、自分も幸せ。周りの人も幸せ。
投稿: buchiko | 2004/10/13 23:28
ま、前が見えねェ…
俺の曇った心の眼を洗い流してンだ。
また長生きできそうだ。
…そんちょ様、分かりますぜ。
投稿: はぁちゃん | 2004/10/14 01:39
影響されて陶芸体験をしてしまうくらい尊敬するそんちょさんに記事にして頂き、絵にも登場させて頂き、もう感謝感激です。
(T-T)だばー
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: nako | 2004/10/14 08:31
>buchikoさん
はい。
まだまだ世の中捨てたモンじゃないな・・。
と、月並みな感想すら染み入るようなお話ですね。
うお~~ん!
>はぁちゃんさん
ワタクシも、景色が歪んでしようがありませんでした。
色々緩んで、部屋の中は惨憺たる状況になりましたよ。
>nakoさん
いやいや、こないだの「座右の銘」といい、nakoさんの紹介するお言葉には感服させられっぱなしです。
いい話をありがとうございました。
投稿: そんちょ | 2004/10/14 08:52
初めまして。としておいてください。
(先ほど過去ログの『ポニーテーラー』にコメントいたしました)
今回の『号泣レストラン』を読んで、震えております。
本当にココロの篭ったサービスは、マニュアルには載せられません。
そして、マニュアルを守る事だけがサービスではありません。
私も少ない期間ではありますがサービス業を経験してます。
その店員さんには感服いたしました。
でも、こんなあたたかいサービスが出来る店員さんは
本当に貴重だと思いました。
話は変わって、以前ファミレス関連で涙を禁じえない話を目にいたしましたので紹介したいと思います。
もしかしたらご存知かもしれませんけれど・・・
ttp://meguru.moo.jp/past/fami.html
大分前の話なので、もしかしたら紹介されてるかも知れませんが・・・
長々と失礼しました。
投稿: ポニーテーラー | 2004/10/14 11:45
不思議なもので、兄ちゃんとか姉ちゃんというものは、誰に教わるでもなく兄ちゃんになり、姉ちゃんになるのですね。
私は5人兄弟の末っ子なのですが、甥っ子(7歳・3人兄弟の一番上)を見ていると、しっかり「兄ちゃん」しているのを見て感心してしまいます。
兄と姉しかいない私には、多分分からないものがそこにあるのだろうと考えてしまいますね。
素敵なお話、ありがとうございました。
投稿: そんちょ | 2004/10/14 23:34