光の雫が落ちる夜は
昨夜は、星空を見ていた。
ペルセウス座流星群を観るためである。
私の住んでいるところは、街の光の届かない山の中で、半径300m圏内に民家も無いため、星空だけは良く見えるのである。
日中は30℃を越える猛暑ではあるが、夜になると途端に冷え込む山の中。
毛布に包まって、窓を開け放ち、部屋の電気を全て消して、にじり寄る眠気を必死に振り払いながら、流星が来るのを待っていた。
宇宙が透けて見える夜空には、少しだけ白い雲が出ていて、たまにそれが空を覆ってしまい、観られるだろうかと少しだけ不安に思ったが、とにかく待つことにする。
・・・(10分経過)
来ない。
・・・(20分経過)
・・来ない・・・っていうか眠い。
うつらうつらとし始めた、その時だった。
ギラリ!
夜空から、光の雫が落っこちた。
「おおー!?おおー!?」
眠気が一気に醒めた。
以前、しし座流星群は観たことはあったのだけど、あれは細い線がチロリと流れるものだったのに対し、今回のペルセウス座流星群は、かなりデカい光の玉が、ボトリと落ちる感じで、一瞬ではあるが、眩しささえ感じるほどであった。
あまりに大きすぎて、その後に地響きがあって、津波が押し寄せてくるのではないかと要らぬ心配をしたほどである。
その後も、いくつかの流星が、ボトリと落ちたり、頭上を横切ったり、とにかく光り、走ってゆく。
ここからどれだけの距離にあるのかは分からないが、とんでもなく離れたところにあるのは間違いなく、それでもあれだけ早く流れるというのは、とんでもない速度なのだろうと、ひたすらに感心させられてしまった。
あまりに早くて、生憎願い事は出来なかったが、あんなにも美しい光景が見られたという事に満足し、感謝したいと思った。
ペルセウス座流星群は、まだ何日か見られるらしい。
天気の具合にもよるだろうが、あれは一見の価値があると思う。
皆さんも、お時間があれば、是非観てみてくださいませ。
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コメント
わーい!記事の中にアップしていただけるなんて!うれしいかぎり(^O^)ありがとー☆ゞ
今夜も夜空を眺めますわ!そんちょさんとこみたいに数多くはながれないけれど、感動しますものね(^_^)v
投稿: 姫 | 2004/08/12 13:36
>姫さん
トラックバックさせていただきました~。
流れ星、見られましたか?
投稿: そんちょ | 2004/08/14 19:36
すっごく大きな流れ星をみました!流れた後の残像が宵闇に浮かび上がって、かんどー☆
ロマンチックですね。夏の夜空って!(ちょっと寝不足ぅ)
ところで、・・・TB届いてない・・・ケド。WHY?
投稿: 姫 | 2004/08/14 21:23