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だから階段を登る。

多層階の建物で、上り下りに使われるものといえばエレベーターとエスカレーターがある。

私は、どっちもニガテなのだ。

同伴者などがいる時は別にして、一人で行動している時は、たとえ目的地が7階だろうが10階だろうが階段を駆け上がり、駆け下りる。

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もちろん、息は切れますし、たまにすれ違う従業員と思しき人たちに、明らかに奇異なものを見るような視線を向けられますが、そんなこと気にしない。

しかも、たまに足が上がりきってなくてつまづいて転んだりもするけど、それまた気にしない。

・・恥かしいけど。


エスカレーターも、別に乗れないことはない。
乗り込む時に躊躇したり、タイミングが計れないなんて事も無い。
ただ、あの階段に乗って、すい~っと登っていく時のゆっくりさにイライラする。
「ああ~!もう!」となって、結局動く階段の上を歩いてゆく事になるんだけど、その様を客観的に考えると

「急いでもいないのに、時間を無意味にケチっている」ように見えて、なんだか自分に釈然としないものを感じて止まなくなり、どっちにしても精神衛生上よろしくないので、それならばと階段をヨチヨチ登るわけだ。

決してせっかちなわけではないのだけど。
せめてもう少し、エスカレーターの進行速度が速ければ・・。
ガン●ムのカタパルトくらいに


エレベーターも別に乗れないことはない。
毎回ドアに挟まれたり、あの一瞬来る無重力感に酔ったりする事もない。

あ、でも、実は二十歳くらいまでエレベーターにほとんど乗ったことが無くて、イマイチあの上下スイッチの使い方が分からなかった事がある。

たとえば、自分が3階にいて、これから1階に行こうと言う時に、エレベーターが2階にあったとする。
そこで、普通なら当然スイッチは「下」を押すんだけど、どう言うワケかその頃、

「カゴを上に持ってくるんだから、当然『上』を押すんだろう。」

と思いこんでいて、何の迷いも無く「上」を押して乗り込み、目的地とは反対方向に連れて行かれたこともあった。(実話)

それが心的外傷となってエレベーターに嫌悪感を感じてしまったのだ・・ということでも勿論ない。

強いて挙げるなら、「エレベータに乗ると笑ってしまう」という奇癖が原因かもしれない。

エレベーターの中で、何人か人がいると、みんながみんな視線を中空に放っていたり、所在なくなんとなく階数表示を見ていたり、ひたすら気配を消して押し黙っている。

エレベーターの小さい箱の中に、

「・・・・。」

が充満しているのだ。


そういう雰囲気の中にいると、自分も同じ事をしている事に、つい可笑しくなってしまって、

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と、このように不気味にほくそ笑んでしまい、ますます周囲の変な、あるいは冷たい視線を集めてしまうのである。

そういうのは、多分、周りの人間にとって精神衛生上よろしくないと思われるので、結局階段をヨチヨチ登るのだ。

決して、皆さんを笑っているわけではないのだ。
せめてもう少し、エレベーターの中が自然な雰囲気であったなら・・。
鼻歌を歌っても訝しがられないくらいに。

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コメント

確かに・・・あの狭い殺風景な空間が、そうさせるのでしょうね。これからの季節なら『茶ぶ台にそうめん』
冬なら『コタツとみかん』なんかを、真ん中においておけば、和やかな雰囲気になるかもしれませんね。
 狭いのがいけないのなら、いっそのこと建物ごとエレベーターにしてしまえば、開放的で、ちょっとしたテーマパークですよね。
「エレでベーしない?」とか、ナンパの口説き文句になるかもしれませんね。

投稿: え? | 2004/07/13 02:02

>え?さん
いや、いっそのこと、みんなでヒモを引っ張って、上に登ってゆくというのはどうでしょう。

目的の階まで着いた時には、心地よい疲労感と安堵感、連帯感、そして友情やらなにやらが生まれているとかいないとか。

「お前、なかなかやるじゃねえか。」
「お前こそ、いい引っ張りだったぜ。」

とか。

勿論、力尽きれば全員落下確定ですが・・。

投稿: そんちょ | 2004/07/14 00:09

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