もっそい楽しそう。
「辞めればいいべや。」
と、言ってやりたくなるほどつまらなそうに、不貞腐れて働く人はゴマンと見かけるけれど、昨日立ち寄ったレストランの店員さんは、「何がそんなに楽しいのですか?」とお尋ねしたくなるほど楽しげに、生き生きと働く人揃いの店だった。
いいお店なので名前を出しちゃうが、仙台は泉区、紫山というところにある「キャスロン」というお店だ。
ここは、紅茶がとても美味いのでお気に入りのお店のひとつなのです。
客層は、大学が近いと言うこともあり、女性が中心。
男一人でブラっと入るのはちょっとツライかも知れませんな。
して、ここの出す物はどれも丁寧な作りなのだけど、中でもスゴイのは「ジンジャーエール」だ。
店員さんが、訊きもしないのに
「ウチのはショウガを絞って、ハチミツと炭酸水で割っていますので、ショウガがニガテな人にはちょっとツライと思いますけど、好きな人にはたまらない味なんですよ~!」
と教えてくれた。
その喋り方が実に楽しそうで、わざとらしくなくていい。
非常にいい。
本当にあの店で働くの楽しくて仕方ないんだろうなあ~。
得がたい雰囲気だよなあ~。
感心を通り越して、ちょっと感動した。
相方が頼んだもので、一口飲ましてもらったんだけど。
ぎゃふん。
と言うほどスゴイ味だった。
ショウガの絞り汁に、炭酸水とハチミツを入れたような味だ。
当たり前か。
まずショウガがガツンと来て、追い討ちに炭酸がシュワー!と来て、最後に甘味がモワっとくる。
よく見ると、グラスの底にスライスしたショウガが沈んでいる。
対面に座っていても、ショウガの香りが届いてくるくらいだから、どれだけスゴイショウガかという事はお分かり頂けると思う。
かなり、相当クセがある味だけど、最終的に「美味い」の方に転がると言うのが面白い。
店を出るとき、レジにて
「ジンジャーエール、どうでした?」と殊更に訊いてくるところをみると、あれはかなり賛否両論あるのだろう。
私も、水でノドを冷やしながら飲むジュースと言う物を初めて見た。
店員さんの話によると、冬にはホットも出すらしい。
なるほど、あれを飲んだら、風邪には良いだろう。
ノドの病原菌を滅殺出来る事ウケアイだ。
キャスロン、恐るべし。
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