居合斬り!
ウチと親しいお付き合いのある和尚様のお寺の「開基七周年記念祝賀会」に、会場をお貸しました。
その流派では、真剣による居合を用いて邪を祓う「居合奉納」というものがありまして、和尚様のご好意で、ウチの庭でもその儀式を奉納していただいたのです。
天気はよく晴れ、梅雨間近とも思わせない、カラリとした風が吹き抜ける石庭にて。
山々に、和尚様の説明が朗々とこだました。
4人の若い弟子の方々と共に、「九字の印」を結ぶ。

「臨!兵!闘!者!皆!陣!裂!在!前!」
※「九字の印」についての詳しい説明はこちらにあります。
何度も何度も、この印を繰り返し、いよいよ「穏形流秘剣」居合の奉納となる。
黒い胴着に、ピンピンの茶髪という印象的ないでたちのお兄さんが進み出る。
ドシッと腰を落し、鯉口を「くん」と切った刹那、
「いやああああーーーーー!!!!」
という裂帛の気迫、
鞘から白刃が抜き放たれ、
日の光にきらきらと照らされながら、
「ピュン!」
「ピュル!」
という、独特の風切り音と共に中空を舞う。

袈裟、逆袈裟、摺り上げなど、秘術の粋を凝らし、流麗な曲線を描く。
腰が低い位置で水平を保ちつつ、その磐石の土台の上に振るわれる剣。
儀式にはなってしまったものの、
人殺しのために練磨され、洗練されていった無駄の無い体術。
その独特の美しさに目を奪われた。
鞘に白刃を納め、一礼する。
80人を超える人々から惜しみない拍手が送られた。
居合というものは初めて見たけれども、素晴らしいものだった。
あれだけ厳かな空気というものは、そうそう経験できるものではないだろう。
イイモン見た~・・。
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