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もっとも「死」に近い時

もっとも「死」に近づいたのは、おそらく中学生の時分に起こした交通事故だと思う。

「おれ、しぬかも・・」

と、冗談や誇張ヌキに思ったのは、後にも先にもあの時くらいなものだろうなあ。

なんで突然そんな事を言い出したかというと、ココログの「トラックバック野郎」のお題が「人生最大のピンチ」だったからなのね。

人生にピンチはつきもの。
「死」というものに、身を掠めた事のあるひとはたくさんいるだろう。
私なんかは、生来臆病者で、無意識に危機を未然に回避する能力を少しだけ備えているので、この時のように余程油断していない限りは滅多にそういう事が無い。


さて、その「今のところ」人生最大のピンチはこうして到来した。

中学3年の私は、受験中だというのに、毎朝新聞配達に精を出していた。
いつものように新聞配達を終えた朝6時半。
自宅の近所の長くて急な坂道を、両手放しで、颯爽と降っていた。

e-0015.JPG

クルマどおりのほとんど無い道で、朝も早い。、
しかも左右の道路には「止まれ」の標識もある。
「クルマなど来るわけが無いし、向こうが止まってあたりまえだ。」
と多寡をくくり、真性アホな私はシワの足りない脳みそで考えながら、気分良く走っていた。

坂道が終わりかけ、どれ、そろそろこぎ出そうかと思った瞬間、

e-0015-2.JPG

進行方向から、真横キッチリ90度に「こち亀」の両さんのように弾き飛ばされた私。

図らずも、クルマ相手に捨て身の奇襲を食らわしてしまった。
いや、ものの道理から行くと、一時停止をしなかったということは、クルマが自転車の私に意外な一撃をお見舞いしたという事か。

まあ、とにかくぶつかったのである。

私の方の被害は、まず7~8メートル吹き飛ばされ、自転車は前輪部分が中破。
背中を強打し、息が出来ずに少し血を吐いたため、この時初めて
「ああ、死ぬかも。」
と思ったわけだ。
んで、結局肩甲骨に少しヒビが入ったのと、背中に大きなもの、肘に打撲が出来たくらいなものだった。
肘の打撲は、おそらく無意識に「後ろ受身」を取ったときのものじゃないかと思う。
小学校の時、柔道をやっていたのが役に立った。

車の方は、フロントガラス小破、ドアミラー大破、ボンネット小破。
ドライバーは無事。

まあ、クルマVS自転車としてはまずまずの戦果と言えるが、やはり当たり負けの感は拭えない。


警察が来て、事故の検分が行われたんだけど、もし、両手放ししていなかったら、頭を打って、相当大怪我になっただろうと言われた。
まあ、勿論同時に両手放しするなどもってのほかと叱られたが。

しかし、今考えると、たとえ手を放していなくても、ぶつかったのは間違いなくぶつかったんだし、悪癖とは言えそれで命が助かったのは、実に運がいいと言えると思う。

勿論、あれ以来両手放しはする事はなかったけどね。

皆さんも、自転車で坂道を駆け下りる時は、注意しましょう。

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